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1Day 〜とっても疲れました〜

少し表記を変更しました。

読みやすくなってればいいんですが…。


本日の業務は終了なり。


子供達の襲来後、俺、アリシアさん、女将さんの三人は今後の打ち合わせも兼ねて宿で夕食をとることになった。


もう日も暮れてわざわざ危険を冒す必要は無いでしょう。というアリシアさんの至極真っ当な意見で調査は明日からという事になった。


アリシアさん迂闊な人が目の前にいます。

そして女将さんその節は誠に申し訳ありませんでした!


同じ誤ちを繰り返してはいけない。

そうやって人は大人になって行くのだ。


ちなみに女将さんはこっちに用事があるので俺らの調査に参加することは無い。


女将さんという戦力を失うのは痛手だが、元々マロメに用があって来てるのでしょうがない。

さらに言うなら子供達の相手をする約束が出来てしまったので、用事が終わったら孤児院で泊まり込みで相手をするらしい。


なんとも面倒見の良い事で。

この辺りが慕われている理由なんだろうな。

明日以降は孤児院にいるから用事があれば尋ねてくれればいいそうだ。


とまぁこんな感じでお開きになった。


「それでは部屋に行きましょうか」

アリシアさんの言葉で俺も動きだそうとしたのだが、そこで誘惑が一つ。


「アタシはちょっと挨拶がてら一杯ひっかけてくるよ。なんならアンタらも行くかい?」

中々魅力的な提案である。

俺としてはご一緒してもいいのだが……。


「お誘いありがとうございます。ですが明日の事もありますのでご遠慮させて頂きます」

「…と言う事ですので、俺も遠慮しときます」


行きたいのは山々なんだけど、王女様を差し置いて俺が羽目を外すのはちょっとねぇ。


「お堅いねぇ」

そう言って女将さんは夜の村に消えていった。


街道村の村人達が飲んでたモノが気になるが、暫くお預けだな…。


部屋に入ってベッドの上で体を伸ばす。

何もして無いってのも疲れるよなぁ。

このまま寝れそう〜。


明日からはまた聞き込みやって周辺調査かな〜。

聞き込みの時にマップも埋めとかなきゃ。

あ、女将さんの名前も誰かに聞こう。

マップは……今で20%。

ん〜ちょっと広めか、聞き込みしながら午前中に終わるかな?


意外とやることあるな。

んじゃ今日はもう寝て明日に備えるか。


《では私も一緒に寝ますね》


……ミクさん。

《どうかしましたか?》


物凄く! ものすご〜く! 嬉しいんですけど、声がその、ね? アリシアさんと一緒じゃん? 寝る前にそれはダメっス、興奮して寝れないっス。


《…………………》


ミクは悪くないんだよ! むしろ嬉しいの!

この板挟みの気持ちを分かって!


《本当に今日のマスターは面倒くさいですね》


しょうがないじゃん男の子だもん!

そもそもミクって寝るの?


《………マスター明日に響きますので就寝しましょう》


ねぇ?今微妙に間がなかった?

《……気のせいです》


「わざとだな?」

《…………………》


「黙ってないで素直に話した方が楽になれるぜ?」

《…………あの………》


「やっと喋る気になったか、本当の所はどうなんだ?」

「あの、本当の所とは?」


ん? 違うとこから声が?

《マスター『わざとだな?』の所から声が漏れてます》


…………なにぃぃぃっ⁉︎

しまったあぁぁっ! 夢中になり過ぎたあぁぁっ!


誤魔化すしかない!

アリシアさん良い子だからきっと信じてくれる!


「え、あ、すみません! 聞き込み調査の夢を見てたみたいです」

「夢、ですか?」

「はい、そう、みたいです」

「それにしては随分と過激な様でしたが?」


やべぇーっ! 疑う事を覚えて来た!


「あ〜っと、元の世界のテレビの影響ですね」

主に時代劇とか刑事ドラマとか。


「………『てれび』とは何でしょう?」

「……ご存知で無い?」

「はい」


ここ異世界。

「てことはもちろん電波なんかも…」

「聞いた事がありません」


ですよね〜。

簡単に言うと……。

「ニュースとかドラマを見るモノ……ですかね?」

「……『にゅーす』?『どらま』?」


………説明しようとして謎が増えたぁぁーっ!

どうすんのコレ⁉︎ 収集つくの⁉︎


何て言えばいいんだ⁉︎ そのまま言ってみるか⁉︎


「…ニュースというのは、新しい事とか珍しい出来事の事ですね。

ドラマというのは演劇とか芝居の事なんですが……それで分かりますか?」

「それなら分かります」

良かった、俺の語彙力ではそれ以上説明出来ん。


「それでテレビというのはですね。それらを見聞き出来るモノになります」

「……報告や伝書、物語の書物などの総称という事ですね?」


ヤベぇ、この世界風にカスタマイズして来た。

合ってるような気もするが微妙に違うとも言える。

王女様に間違った知識を植え付ける訳には……やるだけやってみるしかない!


その後もかなりの時間を要して正確に伝えようと試みたが、俺のレベルでは到底太刀打ち出来る問題では無かった。


最終的に見かねたミクが助けてくれて事無きを得たのだが、終わった頃には完全燃焼していた。


燃え尽きたぜ、真っ白にな。

その日はそのまま眠りに落ちていった。


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