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夜ノ雨P  作者: 夜ノ雨
7/56

話題7

※諸事情により書いていた時期が一年前(2018年)のものとなっています。

なので会話内容が一年ほど前のものとなっております

夜「ビルドも終盤で、ってことで新ライダーの情報がちらほやと出てきたわけだけど」

雨「ジオウだろう。あの、顔に『ライダー』って名前がついた」

夜「今出ている情報として設定が主人公は魔王になりたい、とか、どっかのゲーム会社の神様なみにヤバいこと言っているらしいし、なんでも仮面ライダーそのものの能力も歴代のライダー能力を使えるとか……僕それ知ってる。タイトルは言えないけど『おのれ、ディケイド!!』っていうセリフで有名な」

雨「言っちゃってるな、それ。ディケイド」

夜「しかもそれは『ジオウ』って名前だけに、なんか時間がモチーフみたいで過去に遡ってライダーに会いに行くとか………僕、それ知ってる。電王ってヤツだ」

雨「そっちは簡単に言っちゃうのな。さっきのも簡単に言ったけど」

夜「ちなみにディケイドはあれはパラレルワールドの設定だから。パラレルワールドの世界のライダー達を倒していく、みたいな設定の話だから。世界の破壊者ディケイドは」

雨「へえ~、まあ、元々の俳優さんとか呼ぶの難しいだろうからな」

夜「そんなメタい発言するなよ。劇場版には出てくれる人いっぱいいるからね。あ、そうそう主に過去ライダーとか映画でいっぱい出演するようになったのは、このディケイドと電王の二つのおかげだから。何故ならパラレルワールドとタイムトラベルが主な設定だから、過去ライダーが使える理由としてはコイツラの設定が便利なんだよ。あと、電王はクソ人気が高いし、俳優が来れなくても声優さんが来れるからイマジンってやつが入れば、良太郎が何故か子役になっても特に気にせずに変身できるからね」

雨「お前の発言の方がメタいじゃあねえか」

夜「リュウタロスの人とかオファー貰えれば絶対行くよ。鈴村さんは。最近僕、仮面ラジレンジャーってヤツを聞き始めて。ニコニコにあるやつを一回からずっと聞いているんだよ。鈴村さんと神谷さんが二人で特撮について話す番組なんだけど、この二人が特撮大好きな二人で聞いてて面白いの。えーと、シュベリダイ!」

雨「え? 何シュベリダイって。その、ラジオの挨拶か何か」

夜「アバレンジャーのOPの歌詞に明らかに違う言葉なのに、歌自体は何度聞いたって『シュベリダイ』にしか聞こえないって、そんな小ネタがあるんだよ。一番最初の方にあったヤツで一番僕が笑ったネタ」

雨「はあ………。よく分かんねえけど、とりあえずお前の好きなものが……うん、見つかって、増えたってことは分かった」

夜「あとさ、最近面白い、仮面ライダーの映画について面白い解釈の仕方していたスレを見つけて。あ、これFGOについての話にもなるんだけど」

雨「コラボした時のクラスの話か? どうせ、全員ライダークラスだろ」

夜「違う違う。それはみんな知っているから。ブレイドとウィザードだけが、……いやあと鎧武だ。それくらいしか通常状態でライダー以外の別のクラスだから。セイバーとキャスターだから。あ、でもクウガは個人的にルーラークラスだから。……というか、そもそもルーラー枠を増やせ! はよ、ガンジーこいよ!」

雨「いや、ガンジーは色んな意味で実装難しいだろ。ルーラーって」

夜「で、スレ話なんだけど、仮面ライダーの映画においては、今はちょっと違うけど、平成一期のライダー映画ってやつはFGOでいう所の特異点みたいなもんだよ。本編中の外伝みたいな、あるいは正史からズレた別の物語。だけど、唯一特異点じゃないのは仮面ライダーファイズ。あれだけは今二章やっているロストベルトなんだよ」

雨「え? 何で?」

夜「ファイズはね、あの映画は人類の大半がオルフェノクに殺されて、オルフェノクの世界になっているんだよ。で、ロストベルトがそもそも根本から人類が別の方向性で進んでしまった、運命線ってやつだから。人類がそもそも食物連鎖とか地上においての頂点じゃあない、みたいな設定だから。ある意味、オルフェノクの世界になってしまったファイズの世界もまたロストベルトなんだ、って説」

雨「あ~~~、ハイハイ、なんとなくわかった」

夜「この考え方はなかなか面白いな、好きだなって思って。一応紹介しとこうって思って」

雨「ぶっちゃけ仮面ライダーの映画観ないから、ファイズがどんな話になっているのか分かんないけど。そもそも本編も覚えていないし」

夜「ファイズは本編も映画も両方見た方がいいよ。アレ面白いから両方とも。……でも君のことだから気が向いたらなって言いそうだから、そんな君にピッタシなまとめ動画を教えてあげよう」

雨「あの、『忙しい人ための分かりやすいどうのこうの』ってアレか。明らかに知らない人よりも知っている人の方が楽しめるアレか」

夜「そんなちゃちでお粗末なものじゃない。紹介されれば男の子だと絶対見るよ。そう、この『艦これMAD仮面ライダーファイズ』ってやつは。スカートでライダーキックをかますからパンチラが見放題だ」

雨「なんてものをお前は紹介しやがる!?」

夜「パンチラ目的で見ていたら、あら不思議。クオリティの高さに驚いて、思わずTSUTAYAまで行ってレンタルしてその場面について確認したくなる。確認しているうちにファイズそのもの面白さにハマっていく自分がいる。『やっぱりファイズはたっくんじゃないと!』と言っては、映画まで借りてしまう。財布の二千円が消えてしまったら『それこれも全部乾巧ってやつの仕業なんだ』」

雨「レンタルしたからだろ、二千円は」



夜「はい、では今回始めて行くよ。前回は起承転結の『起』について話したから、今回は『承』の話を細かくやっていくけど、その前にこれを。ハイドン」


・シロノス(なごみの変身体)

白い拘束衣のような衣装。メインカラーは白。サブカラー(ラインや縁のような部分)黄色、水色。目玉は水色。拘束衣の下は天使のような外見をしている。

首輪は

『753』で変身

『333』で左手からブレード

『564』で必殺技


劣等者(コンプレッサー)

純慈の能力《克服》にて生まれた怪物の外見をした異能者。その異能者自身の劣等な部分を深く根付いて生まれた超能力。劣等者として能力を使いこなしていくと異能は一段と強力な《特異》として進化する。

劣等者になった時、鍵が生まれる。その鍵は人間体から劣等者に変化する際、心に鍵を挿すと変化できるため道具。ある意味制御機としての意味性が強い。《特異》にまで至った者だけ不要の代物。



夜「追加設定というか、不足設定だった部分の穴埋めみたいなもの」

雨「なごみちゃんの……なんだろう、これ? 仮面ライダー~~~(ほにゃにゃら)、的な………。シロノスっていうが、名前?」

夜「うん、ヒーローネームヒーローネーム。とりあえず、白をメインしたかったからそのまま。クロノスっていう名前があるから『じゃあこれはシロノスで』って感じで決めた」

雨「ああ~、クロノスって確か時間関連の何かの神様的な意味合いじゃあなかったっけ?」

夜「うん、時間の神様。あと、ゲーム会社の社長が気に入らないゲームを見ると『そのゲームは絶版だ!』ってヤバい親子の親の方」

雨「ライダー史上最も別の意味でヤバい奴らについてはどうでもいいけど。別に、そのクロノスの時間関連とかは、なごみちゃんには……」

夜「特には関係はないね。ただ僕がシロノスって『黒』を『白』にしたってだけだから……。あ、でもその設定入れていいかもね。折角設定が天使なんだから。その使徒みたいな」

雨「クロノスは使徒とかいるの?」

夜「クロノス自体が最高神クラスの何かじゃないっけ? 最初らへんの産まれた神とか。ゼウスの兄弟か、父親みたいな関係だったような気がする」

雨「ゼウスの兄弟ではないな。それはポセイドンとハーデスだろ。確か、たぶん父親の親戚筋かなにかだったような気がする」

夜「あるいはクロノスを模して作られたホムンクルスがなごみちゃん、みたいな設定が今思いついた」

雨「あーね。今思い付いたんか。……ってことは時間関連の能力にするのな」

夜「なるほど。……またいい感じの設定が思い付いてきたな。ちょっと自分の中で考えてまとめてくるから。それに関してはまた今度ね。なごみちゃんの正体とかについて詳しく話をするときに。主に第二部の魔法編で」

雨「それまでこの話が続けばいいけどな」

夜「とりあえず、今思い付いたことで話しておいた方がいいことが、ようはこれはバトルものでもあるから、敵を倒す以上はやられる程度をどんな状態で留めておくかを悩んでいたんだよ。殺すわけにもいかないし」

雨「あーね。特撮の敵は悪者だから殺していいから。必殺キック喰らわせて爆発するみたいな」

夜「そう、それ。でもこれは悪者だけど、元は人間からの変異状態だから。必殺技を喰らわせて元の人間体に戻すわけだから、そこらへんをどうするかなって。真っ先に思い浮かんだのがなごみちゃん自身の能力がその劣等者を元に戻す能力みたいなものにするってこと」

雨「ああ、ならなごみちゃんが戦う理由もあるし、能力についても説明も一応はつくな」

夜「でも、それだと、なごみちゃんのそのもの存在が対じゅん君用の兵器にしかならなくなるわけよ。じゅん君の能力自体は自分の眠っていた力が目覚めたという設定だし、なごみちゃんそのもの製造もじゅん君が組織に入る前から創りは始まっている訳なんだよ。だとするならここで矛盾が生まれてくる訳」

雨「そういうことな。えーと、確か、……お前の話だと能力を目覚めさせる方法が二つあって、遺伝子操作からの超能力者開発と、薬とかのやつ能力を目覚めさせる。なごみちゃんは前者。じゅん君は後者。だとするなら時間的な意味合いで、対立する能力できあがるのはおかしいってことな。ただの偶然だもんな」

夜「そうそう。そこらへんを偶然で片づけると面白みが欠けるっていうか、話の広がり方も限られてくる」

雨「ああ、だから対じゅん君兵器な訳な」

夜「だから今さっき紹介した劣等者は『鍵』を使って変身できるって設定を入れたんだよ。鍵破壊をさせることで………ああ、駄目だ。よく考えたら結局対じゅん君兵器であることで変わりないな」

雨「どうした? 考えがあったんじゃないのか?」

夜「いや、ニコ動でフォーゼを見て敵が変身する時にスイッチを使っていたからさ。敵が変身する時に分かりやすいものがあってもよかったんじゃないのかなって思って。それで鍵の設定入れたけど。別にそこいれたところで特に変わんないんだよなって」

雨「敵の種類が一つだと別にそんな悩まなくてもいいけど、お前的には二部辺りで別の敵と戦わせたいからな」

夜「そう。だから今のクロノスとか時間とかの話で思い付いたのがなごみちゃんの能力が時間操作」

雨「最強クラスのやつな」

夜「ほら特撮は爆発起こるじゃん。その瞬間なごみちゃん能力が発動して相手は劣等者の能力が目覚める前の状態まで……特異体質の状態を普通の状態にまで戻す」

雨「………え? あ、どういうこと?」

夜「ん、だから、爆発すればダメージを受けるわけじゃん」

雨「まあな。爆発喰らえばダメージ受けるしな」

夜「……ごめん、間違えた。爆発関係ない。必殺受ければ爆発が起こるの意味のつもりが訳の分からないこと言ってしまった。必殺技だ。必殺キックだ」

雨「だよな。なんかおかしいと思った」

夜「だから、その、必殺技が受ければ、鍵が壊れるとか、鍵が存在そのものがなかった時間帯戻されるわけよまで。そうすればなんとか解決するわけ。それで人間体になった人は記憶が曖昧になってしまうくらいで」

雨「うん」

夜「もし、鍵の設定がなかったら。ただ時間を逆走させるだけになる怪人体から人間に戻るわけ。でもそれじゃあ問題が解決しない。ただ怪人を回復させただけになるから、戻すのは劣等者自体になる前の綺麗な身体。じゅん君に会う前の状態まで戻すんだよ」

雨「ああ、そういうことか。何となくわかった。」

夜「それで身体だけ元に戻すけど、あ、あとで『承』の方で話すことでもあるんだけど。この作品は劣等意識を間違った方向へと無理矢理《克服》するのがじゅん君の能力で、なごみちゃんたちはその悩みに対して別の方向性からの解決の切口を出す……。劣等感から立ち直らせるのがなごみちゃんたち、って考えているんだよ」

雨「克服と立ち直りね。………なんか複雑になってきたな」

夜「大体サブミッションって面倒くさいもんだから」

雨「サブミッションなのかこれ? 人の悩みを解決させるのに」

夜「基本はこれはアレだよ。きらら系の女の子たちのハートフルな話が主な部分だから」

雨「おかしいな。企画が始まって三、四か月ほどずっと話しているけど、全然バトルとか人の悩みとかの、ドロドロ感が強いぞ。ハートフルな要素がなさすぎるな」

夜「気のせいじゃあないかな? せいぜいじゅん君と元の彼女の間に子供ができて人生が狂い始めたとか、太郎君が母親から厳しい教育で性格が歪んだとか、巳虎兎ちゃんがクラスメートから苛められているとか、あと、野球部に所属している熱血君が部員との間に温度差ができているとか……なんだ、それくらいじゃあないか」

雨「結構あるよな。それ」

夜「ほらハートフルな部分で、巳虎兎ちゃんとなごみちゃんの二人は出会うことで人として成長するって話がメインとしてあるじゃあないか」

雨「たった一つじゃあねえか!? そこだけかよ!」


夜「はい、じゃあそろそろ『承』については話を進めていくよ」

雨「突っ込みは無視かよ」

夜「じゃあ、ここでおさらいのヤツを。はい、ドーン」



承|・先日の出来事に思い悩む巳虎兎。なごみもまた新しい友逹がなぜ驚いたの疑問に思う二人。価値観がすれ違うことに悩む二人の前また先日の怪人が現れる。二人は互いのこと思い、考え、理解しつつ協力して怪人を倒す。二人は改めて友達となる。



夜「はい、これがベースね」

雨「これな、どんな感じで広がるんだ? 話の大筋としては………これは三人が悩みから解決を見つけだすことがメインになってくるよな? さっきの話も踏まえると……えーと、この時点で解決しなちゃあいけないヤツが一つか二つのように見えて、実際は五、六個あるような気がするのは俺の気のせいか?」

夜「そうだね、そんくらいはあるね。巳虎兎ちゃんのなごみちゃんや劣等者の対する不信、なごみちゃんの巳虎兎ちゃんの行動に対する疑問。太郎君のなごみちゃんに対する対策。太郎君の悩みに対しての二人のそれぞれの見解で、五個くらいはあるね」

雨「お前、それだけの悩みを解決するためのアイディアは出て来ているのか?」

夜「ん~~。ま、うん。とりあえず、まあ大雑把に……大まかな流れを出しながら行くよ」

雨「おう、どうぞ」

夜「まず、なごみちゃんの悩みに関しては……なごみちゃんはホムンクルスだから人としての感性が少しずれているんだよね」

雨「常識が抜けているとか別にという意味でか」

夜「常識が抜けているのと、人としての感性がズレているってさ、違うものなのかな? 同じようにも思えるんだけど」

雨「違うだろう。感性ってようは感じ方だから心の反応で、常識は知識的な意味だろ」

夜「ああ~、そっか。なんで同じだと思ったんだろ? ……ま、いいや。で、なごみちゃんは感性がズレているから、巳虎兎ちゃんの反応……戸惑いに対して理解ができていないんだよ。ある日、怪物に襲われて、その上で友達になった子が同じように変身したら豆腐メンタルの巳虎兎ちゃんにはSan値ピンチな訳よ」

雨「何がなんだかわからないよ~ってことか」

夜「それでそれを教えてくれる人が必要なんだよ」

雨「ん。それが巳虎兎ちゃんだろ。あの、お世話係みたいなポジションなんだろ? ああ、だからなんでか分かんないから直接聞きに行くって展開になるわけか」

夜「そうだけど、その前にワンクッションを入れる」

雨「ワンクッション?」

夜「ここで、登場するのが逸夏さん。なごみちゃんを引き取った優しいラーメン屋さんね。親代わりの。なんでここで出てくるかというとなごみちゃんの最も信頼している人って、まだこの段階じゃあこの人が一番な訳。親代わりなわけだし」

雨「ああ、ワンクッションってそういう……。普通に今『クッションがなんの役に立つだ』ってちょっと考えてたわ。恥ずかし」

夜「うん、なかなかのボケだ。43点を上げよう」

雨「ありがとう。けどどうせ百点満点だろ、ソレ」

夜「オチを言うなよ」

雨「ああ、合ってたのか。お前のことだから五百点とか千点とかいうと思ったわ」

夜「あ~……逆になんかごめんね。期待に応えられなくて。次は頑張る」

雨「おう。別にどうでもいいけど」

夜「で、なごみちゃんは逸夏さんに話すんだけど、逸夏さんにはその意味が全然理解できないわけよ」

雨「理解できないんだ」

夜「なごみちゃんが説明の仕方が下手なのと、逸夏さん自身が一般人だから怪人どうこうの話されてもよく分からないんだよ。……例えをだすと、


『逸夏逸夏、あのね、巳虎兎友達になったんだけど、巳虎兎の様子が途中で変になっちゃったの』

『変って、あんたがそれを言うんかね』

『公園で皆で遊んでいたんだけど、途中怪物が出てきたの。皆を襲う悪い怪物だったから私が、えい! って追い払ったんだけど、巳虎兎はそのまま帰っちゃったの? せっかく怪物は追い払ったのに』

『あぁん? 怪物だぁ? 野良犬とか? その子は犬が怖かったんじゃあない?』


夜「と、まあこんな感じの」

雨「会話のすれ違い、アンジャッシュ的な」

夜「それでここの最終的な話のまとまり方として、巳虎兎ちゃんと会いに行く、って結論になるんだよ。逸夏さんが『新しい友達なんだろ? あんたもその子もまだ互いに何も知らないし分かんないんだ。仲良くするならまだ互いに事を知ることが大事だよ』みたいな、いい感じの一言を言って」

雨「名言みたいなことな言うシーンになるのな」

夜「そんな感じ。それで、なごみちゃんの悩み『巳虎兎ちゃんに知りに会いに行く』ってことで悩みは解決しました。で、次が巳虎兎ちゃんの方。こっちは目の前の現実で信じられないってことに悩んでいるわけね」

雨「いきなり仲良くなった子が変身して怪物と戦えばな」

夜「これが普通のバトル漫画だったら、たぶん巳虎兎ちゃんは『目の前に起こったことが何なのかよく分からない、だからそれを知りたい』とか何とか熱いこと言って非日常に飛び込んでいく主人公だったかもしれないけど、残念ながらこれはきらら系を目指しているし、巳虎兎ちゃんはそんな危ない所に突っ込んでいく性格じゃあないんだ」

雨「どうなるんだ? そのまま無視するのか。無視したまま……あ、ここでなごみちゃんが出来てくるのか。こう、しつこく訊ねてくる感じ『ねえねえ何でなんで? どうしてあの時逃げたの? 私なにか悪いことしたかしら?』みたいな感じで、言い方悪いけど面倒くさい感じの」

夜「ああ。残念だけど全然違うな」

雨「違うのか」

夜「ここで巳虎兎ちゃんは悩むんだよ。ひたすら。悩んで、自分の中では昨日のことは全部アレは夢だったんだ、ってそう思い込んで処理しようとしているんだよ。それはなんでか、純粋な恐怖心から。彼女は普通の女の子だからいきなり化け物が現れたり、それと戦う存在みたいなもの……ましてやさっきまで遊んでいた少女がそんなことするなんて信じられないわけ」

雨「うん、さっき聞いた」

夜「だから、もう、巳虎兎ちゃんの中では終わったこととして、なかったこととして、記憶から消し去ろうとするんだけど、そこに現れるのが」

雨「なごみちゃん」

夜「太郎君。なごみちゃんは違うんだって」

雨「で」

夜「で、一旦なごみちゃんの悩みは保留にして、太郎君の方が先になごみちゃんに接近してくるわけよ。太郎君の目的はなごみちゃんのリベンジのため。それと同時にじゅん君からの依頼としてもなごみちゃんを始末してこいって言われてるんだよ」

雨「なんで?」

夜「簡単に言えば、じゅん君からではなくて、じゅん君の上司にあたる人間から……あの組織の人間から消してこいって命令される訳よ。ようはなごみちゃんの存在って元々ライバルだった所の研究成果なわけで、だけどそこの部署は潰れてしまったから自分達の研究が進められたんだけど、そのライバルの所のモルモットが生きているって判明したから、そいつらからしたら下手になごみちゃんの存在が公になると色々と困るんだよ。だから迅速的に消そうとして命令を下すんだよ」

雨「ああ、そういうことな。情報統制っていうか、証拠隠滅ってことか」

夜「で、太郎君はなごみちゃんの探そうしている最中に先に巳虎兎ちゃんを発見して、なごみちゃんを呼び出す人質にするんだよ」

雨「太郎は落ちるとこまで落ちるな」

夜「なごみちゃんを待っている間に二人は少しだけ会話をするんだよ、そしてここで太郎君が自分の悩みが出てくるんだよ。『自分はずっと、母親に縛られて生きてきた。勉強しろと、クラスの人間とは付き合うな、同じ塾の子は蹴落とせ、お前の将来はよくするためだ。もう、そういうのはうんざりなんだよ。僕の人生を縛るヤツは母さんだろうと、誰だろうと関係ない。僕を縛るやつは二度と自由はない』って」

雨「因果応報、やり返す的な。……あれ? じゅん君に命令されて動いている時点で自由縛られてねえか」

夜「あ~、気づいてしまった。まあ、太郎君がじゅん君の命令で動くのは劣等者として力をくれた礼としてだし、なごみちゃんのリベンジしたいから利害が一致しているわけ。それ以降何か命令してくるなら容赦なくじゅん君を束縛しようとするよ」

雨「貸した借りを貸す、的な。あの、ツンデレ男子キャラか」

夜「ほんと、ツンデレ男子というか、ツンデレって言葉ができて以来『勘違いするな、別にお前ためじゃない』とかの元々敵だったやつらが仲間になる時の反応が「おお!!」じゃなくて「チョロw」になったからな。曲識さんも気にして言っていたよ」

雨「誰だ、曲識さんって」

夜「西尾維新の人間シリーズの零崎曲識さんだよ、音楽家の」

雨「……確か、戯言の番外かなんかだっけ? 読んでないから知らない。戯言だけは読んだ」

夜「漫画を貸した……ああ、人間試練だから違うか。人間ノック貸してないか」

雨「ハサミ使いの変態だろ。最後に死んだ」

夜「その人ともう二人合わせて三天王って言われてね」

雨「ああ、あった。そういうネタあったあった、読んだ読んだ『もう一人なんとかならなかったのか』って」

夜「その三天王って実質ロリコン三天王だから」

雨「え、三天王ってそういう意味だったの?」

夜「うん」


夜「太郎君の悩みを聞いた巳虎兎ちゃんはそれを自分と照らし合わせるんだよ。彼女も人付き合いに悩んでいて……クラスメートから苛められているから」

雨「重なるか? それ」

夜「重なるんだよ。……人に言われるがまま人形のように生きてきた太郎君と、人に苛められて自信がなくなって他人との接し方が分からなくなって気弱な性格になった巳虎兎ちゃん。それを巳虎兎ちゃんが気づいて『あ、この人なんとなくだけど、私と似ている』みたいな」

雨「ああ、似たもの同士のだから分かる、何かってことな」

夜「そう、で、今のうちに言っておくけど、巳虎兎ちゃんは太郎君とかの劣等者達の考えが近いものがあるんだよ。彼女もコンプレックス抱えているから」

雨「ああ、ってことは巳虎兎ちゃんが敵側に回るっていうことを今のうちに言っておくってことか?」

夜「それは考えた」

雨「考えたんだ」

夜「うん、僕が思うに、おもしろいの作品の条件の一つがヒロインがラスボスっていうのを勝手に思っているんだけど。それで、この作品の締めの敵が、あ、第一部のことね。全体の締めじゃないよ。それが劣等者になってしまった巳虎兎ちゃんってことを考えた」

雨「ああ、なるほどな。ある意味この作品の主人公対ヒロインというか、ヒロイン対ヒロインだから、面白そうだとは思うよ。仲が良かった奴らが敵の催眠みたいなので敵同士になって戦うみたいな。正気を取り戻そうとして戦う。さらにそれがラストの展開となると、盛り上がると思うぞ。俺も結構好き」

夜「だよね。ちょー面白くなりそうだと思うけど、今はまだそこは考え中の段階。……巳虎兎ちゃんは劣等者達の人たちの悩みとか弱さとかが理解できて、同じ目線で考えることができるから、そこからそいつらの悩みに対して一言を言えるみたいな感じにしたい」

雨「『コイツは、俺のこと分かってくれるんだな』って感じ」

夜「そうそう。反対になごみちゃんは人間の感性とか考えが無頓着で純粋だから、逆にその悩み自体が理解ができなくて『どうしてこの人は悩んでいるのかしら?』って思っているんだよ。だから素直に真正面のストレートを殴りつけような感じで、例えば」


『あなたは誰かから縛りつけるのが嫌だったんでしょ? ならなんで今あなたも同じことをしているの? 人が嫌がることをしてはいけない、って逸夏は言っていたわ。嫌ならハッキリと嫌だって言わなきゃあ相手には伝わらないわよ。同じことでやり返しても、結局はあなたが『嫌だ』ってことは消えないと思うわ』


夜「って感じに」

雨「ああ、なるほどな。ヒーローだわ。こんな感じのこと言うよな」

夜「うん、でも自分言っておいてなんだけど、僕の場合、子供の頃に『いやなことは嫌だってハッキリ言いなさい』って言われて育ったから、嫌なことに『嫌だ』ってハッキリ言う時あるんだけどって、大抵その時って『何言ってんだよ、コイツは』冷たい眼で睨まれるんだよねえ」

雨「たぶん、この場合とお前の場合を一緒にしちゃあいけないと思う。お前の場合はアレだろ、たぶん空気を読むべき場面とかの大切な所で『やれ』って言われて『いやだ』って断ったんだろ」

夜「……ん、まあ、うん。そんなところ」

雨「こういうのは、お前とかの、他にも、こう、陰キャラの捻くれ達が胸を張って「俺は悪くない。社会が悪い」みたいなことを大にして言っているようなのに対しての意味合いじゃないからな」

夜「だよねえ……あ~、社会って難しい。生きるのって難しい。つらい」

雨「がんばれ、としか言えねえよ」


夜「それでストレートに突っ込んだことで、図星を突かれた気持ちになった太郎君は逆上して能力が覚醒する」

雨「ああ、なんか言ってたな。敵をパワーアップさせるとか」

夜「うん、《劣等》からの《特異》ね。……実はさ、《特異》ってあの『得意』から来たんだけど、『得意』って字を『特意』ってずっと勘違いしてた」

雨「小中学生の漢字のテストで間違えるパターン」

夜「そうそう。コレ間違える理由は大体が『特技』って漢字のせいだから。昔国語の先生が言ってたよ。『得意』の漢字の間違いをよく見るから、色々と調べてみたら『特技』が意味としても、『得意』と似ているからごっちゃになる子が多いって」

雨「ああ、……俺も……俺だったかな? 確かに、そんな間違えのヤツは見たことがあるような気がする」

夜「『特意』って字は見ると、なんかおかしいなって思うけど、何がおかしいのか分からなくて、それでもんもんとするんだけど、まあ、結局分かんなくてそのまんまにするんだよね。お得の『得』が出てこない」


夜「で、太郎君の能力が『束縛』から『牢獄』みたいなものに。で、それまではメイン武器が『鎖』だったのを『檻』の能力になる」

雨「待て、メイン武器が鎖っていつからできてた? 俺が忘れているだけ? しかもその強化が檻ってどういうこと?」

夜「アレ、言ってなかった? 能力が《束縛》だから縄とかの縛る系の武器がいいなってことで鎖にしたんだよ。怪物状態の時も全身に鎖が巻き付いた怪人、って言ってなかった?」

雨「……いや言ってなかったような気がする。束縛ってだけ聞いた」

夜「そうか、ごめんね。とりあえず太郎君は鎖の怪人だから」

雨「そっちはいいとして、なんでパワーアップが『監獄』だか『牢獄』になるんだ?」

夜「アレ、鎖で縛られているから、なんか……こう、捕らえる的な意味合いを大きく解釈したら『檻』かなって」

雨「ん? ん~、わか…………らん」

夜「囚われた罪人みたいな? 身体は鎖で縛られて。居場所は牢獄、みたいな」

雨「え、罪人なの?太郎君」

夜「まあ、人を襲っているしね」

雨「悪役だからな! そういう意味じゃあ罪人だけど、そういう意味じゃなくて。あれ、なんて言えばいいんだ?」

夜「うん、分かるよ。君が言いたいことは何となくわかるよ。そして僕が伝えたいことが伝わっていないことが分かるし。互いに互いが、どう言って、どう聞いて、どう伝えればいいのか、どう受け入ればいいのか、よく分からないって状態なんだよね」

雨「うん、まさにそれだよ」

夜「とりあえず《束縛》が強化されて、より強固な相手を封じ込める能力になった、それが『監獄』の能力になる、的な解釈になるんだけど、それ分かる?」

雨「ああ~、そういうことなら何となく分かる。ようは太郎君の能力がなんか、相手を封じる能力な訳か。束縛って言うから、なんかこう、『あれをしては駄目、これをしてはいけない』的な、制限がかかるみたいな能力だと思っていた。制限じゃなくて動きを止める系か」

夜「あ~、それはタブーだね。『タブ~』」

雨「今のは何? 何のネタ?」

夜「『W』にあるんだよ。タブーのメモリが。あれは結局何がタブーだったのか謎だったな。ニコ動で見返したけど、タブーをタブーとして使っているシーンがなかったな」

雨「ふぅ~ん。ようわからんけど」

夜「Wはホント面白いからね。平成二期のスタートにはよかったよ。劇場版の最初と最後はおっやさんのスカルで決めてくるし、エターナルの奴も『嫌いじゃないわ!』どころか好きだし、番外編も面白いし、もう、『これで決まりだ』って感じだったよ」

雨「おい。話、また逸れてきてっぞ」

夜「毎回毎回困るよね。仮面ライダー面白いから。もっと話したいんだけど、駄目?」

雨「話したらまた進まねえだろ。話進めろよ。で、覚醒してどうなんの!?」

夜「覚醒されて優勢だったのに、立場が逆転してなごみちゃんがピンチに陥る。身を隠してどうやって切りぬけるか、と考え、緊迫した状況。その時に巳虎兎ちゃんが声をかけてくる」

雨「ん? うん、どうして?」

夜「巳虎兎ちゃんは太郎君の話を聞いて自分の中に思うことがあったんだよ。そして同時に助けてもらったのに恐怖で逃げてしまった自分なのに、捕まって人質になったのに危険を省みないで助けにきてくれたなごみちゃんに対して感謝と反省とかの複雑な心境が渦巻く中で、どうにかしたい、思いがあったんだよ」

雨「こう、『この子はこんな私を助けに来てくれた。この子ために、私も何か力になりたい』みたいな?」

夜「そう、そんな感じ」

雨「……内心じゃあ『逃げきゃあ駄目だ逃げきゃあ駄目だ』とシンジ君状態」

夜「そう! そんな葛藤もあるといいよね。で、それから彼女はなごみちゃんに語りかけてくるんだよ『あの人はこんな悩みを抱えていて、今も苦しんでいる。だからお願い、なごみちゃん彼を助けてあげて!』それを聞いたなごみちゃんは『任せて』って言って、太郎君を倒す」

雨「助けて、頼まれておきながら倒すのか……」

夜「そこはね、突っ込まないでよ、ヒーローものなんだから! 怪人体から人間体に戻す的な意味でね,

倒すんだよ」

雨「まあ、そうなるか」

夜「で、人間体に戻った太郎君が酷く落ち込んで、まあ、『俺は一体何をやっていたんだ』とか『これから俺はどうすればいいんだ』って、で、それを見たなごみちゃんと巳虎兎ちゃんがなにか励ますようなことを言ってくれる」

雨「何かってなに?」

夜「流石にそこまでは考えてない。三人の間で細かい会話とかやり取りとかでそれぞれ思うことあるはだろうし、とりあえず諭すようなことを言ってもらいたい」

雨「ああ、名言とかそういうのな」

夜「うん、で、同時にここで巳虎兎ちゃんがなごみちゃんに『この前は逃げてごめん、私と友達になってください』とそれに対してなごみちゃんは『え、どうして? あたしたちもう友達じゃあない!』といった感じで〆を送りたい」

雨「言っていたヤツな。ここのあらすじの、『二人は改めて友達となる』ってところの」

夜「うん、でこれで一章目の部分は完了。次が君が考えた野球九朗君の話になっていく」

雨「やきゅうくろう?」

夜「野球九朗」

雨「……うん、名前は別にいいや。もう。……え、俺考えてこないといけないの?」

夜「う~ん、やっぱ僕が考えていい? 実は考えているうちにやりたいことができてきた」

雨「ああ、全然いいぞ。俺そこまでやりたくないし。何だったらこのままこの企画はお前一人でやっていけばいいな、とすら思っているし」

夜「それはやめてくれよ。そんなことしたらただの家で妄想する普段の僕の様子なだけだから」

雨「どっちにしろ、俺は、お前の話を聞いているだけだからな」

夜「僕として一応、所々で意見を言ってくるのは正直助かってるよ」

雨「普通に突っ込みなんだけどな。まあ、話を聞いている限りじゃあ面白そうだとは思うぞ」

夜「ありがとう」

雨「で、もう終わりでいいんだよな? 帰っても」

夜「うん、じゃあ、次回『転』の話を。野球太郎の話で。『これで決まりだ!』」

雨「さっきも思ったけど、なにそれ? 仮面ライダーネタってことは分かる」

夜「Wの次回予告の〆の台詞」




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