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夜ノ雨P  作者: 夜ノ雨
17/56

話題15

雨「明けましておめでとうございます」

夜「あけましておめでとうございます」

雨「2020年で、もう今年はオリンピックの年だな」

夜「そだね。特に興味ないけど」

雨「持とうぜ! 今年は流石に持とうぜ! 日本で開催されるんだからさ。流石に持とうぜ」

夜「まあ、そうだけど……。まあ、僕の中ではとりあえずテレビで家族が見ている時に流し見するくらいか、ニュースで結果のみを知るってこと、たぶんあるよ」

雨「まあそれでもいいからさ。……なんで興味ないものには、そんなにドライなの?」

夜「まあ、ドライとかストイックとかよく言われるね。……僕は逆に、中途半端な気持ちでやってはいけないとか考えている所があるんだと思うよ。自分の中で」

雨「あ~」

夜「その人たちも真剣にやっているわけだし、僕は、ほら、前にも言ったけど『自分がされて嫌なことは他人にするな』って教え。子供の頃に刷り込まれた教育のところが芯にあるからさ。だから、自分が真剣にやってきたことを馬鹿にされて、その後それで結果を残したら、馬鹿にしてきた連中から熱い掌返しされるのが嫌なんだよ。で、自分がそれをするのも嫌なんだよ」

雨「あ~……。例えば、お前………その、『シロノス』を作って馬鹿にされていたんだけど、もし、その『シロノス』がもし売れて、馬鹿にしていた奴が『いや、俺は全然売れると思っていたよ』と掌返しされるのが嫌なのか」

夜「まあ、例えとしてはそれだね。一所懸命やっているのに『無駄』だとか『意味がない』とか散々言っていたのが、こう、俺は信じていたとか言われたら普通にムカつくね。だから、応援するならそっちもある程度マジになって欲しいの」

雨「あ~ね。最初から信じてくれて欲しいのな、お前は」

夜「そうだね。……いや、どっちかというと自分の言葉に責任持ってもらいたいかな?」

雨「???」

夜「『最初から売れない』とか言っていたのを評価が変わった途端に便乗してなかったことにして欲しくないんだよね。もっと自分の中で持ってほしい。で、謝罪………とまで言わないけど、『俺は正直売れるとは思ってなかったけど、こんな風になるとは思わなかった』的な一言が欲しい、とは思う」

雨「? ……まあ、流されやすいのが嫌いなのな」

夜「まあ、そうだね」

雨「正直言っていい?」

夜「うん」

雨「面倒くさい」

夜「………うん、正直自分でもなんとなく思ってたよ」

雨「お前は基本的に我が強い、とかマイペースなところがあるから、そういう自分ルールに厳しい分、その流されるタイプが嫌いだってよく分かるけど、皆がみんなお前みたいなヤツじゃあないから。そこまで発言責任持ってねえよ」

夜「そうだね。ちょっと鬼滅が人気上りに対してちょっと思う事があってね」

雨「古参あるあるの面倒くさいヤツの典型じゃあねえか」

夜「そうだね。むしろ「うるさい」って叩かれるタイプだね」

雨「オリンピックの話してたのになんでこの話になるんだ?」

夜「あ、だから。普段頑張っている人をその場だけ応援するのは違うかなって。サッカーファンがサッカーをすっと応援して普通の大会とかワールドカップとかオリンピックでも分け隔てなく応援するのはかっこいいってことを言いたかった。盛り上がっているから便乗するんじゃなくてさ」

雨「最初からそれだけを言っとけばよかったんじゃあねえの?」

夜「……そうだね。あの、ラグビーだっけ? アレは。盛り上がってんの?」

雨「そうだな」

夜「僕がニュースで見た時がその、大きな大会の?」

雨「ワールドカップな。大丈夫お前? 流石にそれはヤバいぞ。大きな大会って」

夜「いや、オリンピックとごっちゃになって言葉が出てこなかった。まあ、それね。その、今年じゃなくて前回大会の話で、そのニュースが」

雨「うん」

夜「オリンピックではめっちゃ盛り上がって、観客が満席だし、チョー盛り上がったって」

雨「うん、だろうな。オリンピックだから」

夜「で、オリンピックが終わって年を跨いで次のシーズンになります。オリンピックの盛り上がりもあって選手たちの気分も上がった状態で初試合を迎えました。が、だけど、その試合はボロ負けしました」

雨「? どこのチームの話?」

夜「それは知らないけど、まだ途中だから。待ってね。ボロ負けしました。……ボロ負けじゃないな。酷い試合だったらしい。それは何故か? ……観客席がガラガラだったらしい」

雨「え? なんで?」

夜「知らない。ただ、選手たちにとってはオリンピックで活躍したし、ファンのためにもオリンピックの時みたく盛り上がっていこうみたいな気分でいたから、ガラガラの席でショックを受けて、試合がボロボロだったらしい」

雨「あ~~~。メンタルが………。でもそうかもな。ガラガラの席ってやる気なくなるよな。こう、弱小校同士の試合とかじゃなくて、プロの試合でそれならな」

夜「だから、そういうのもあって、中途半端の、その場のノリだけはダメかなって。大きな大会の、オリンピックだとかワールドカップだけを応援するのは」

雨「あ~~~~はいはい。わかったわかった。そういうことな」

夜「……ふと思ったんだけど、今年が日本でやるんだよね?」

雨「そうだな。それは間違ってない」

夜「ってことは逆に普通に見れないんじゃあない?」

雨「はい? 何言ってんのお前」

夜「テレビで見るんでしょ。直接行くわけじゃあ」

雨「そうだな。チケット予約とかしていないし、見るだけならテレビで」

夜「昼間にやっているなら見れなくない? 普段の夜の中継って国の時差であっちが昼間で日本は夜だからそのゴールデンとか七時八時代のやつ見れても、今回は日本だから普通に昼間やっているんでしょ? 普通にその時間って仕事とか学校じゃん」

雨「あ、……そうだな。そう言われてみればそうだな。俺普通に帰ってから見るって考えだったわ」

夜「ねえー」


夜「そうだな……。あと、そういえば………あ、前回の今年のアニメが何が良かったかでさ」

雨「うん? どうした? 別のがヤツが良かったか?」

夜「いや、そういう訳じゃあないけど、その秋アニメでさ、「本好きの下剋上」という異世界インデックス」

雨「うん。あれ、面白かったな。タイトルだけはまあ知ってたけど読んだことなかったから。お前は読んでたの?」

夜「いや、漫画版をチラリとアプリで読んではいた。けど、原作は読んでない。そのうち漫画を全部買って、原作もちょくちょく買っていこうと思った」

雨「じゃあ、漫画返してくれ。原作はいいや。適当になろうで読む」

夜「そうだね。で、あれ見た感想なんだけど」

雨「おう」

夜「………ルッツ君がイケメン過ぎて辛い」

雨「お、おう。……なんだ、ショタに目覚めたのか」

夜「そういう意味じゃなくて……。ルッツ君が、あんなイケメンなのに、まだ五歳というね。それに比べて僕は性格が歪んだキモオタ童貞っていうね」

雨「あ~~、劣等感を感じちゃったか」

夜「だって、あんなイケメン君に勝てる要素僕は何一つとしてないよ! イケメンキッズにイケメン過ぎて自分に惨めに見えてきた。感じなかったな?」

雨「いや、そこまでは……。確かにイケメンだなって思ったけど。……そんな劣等感を感じる訳……アレ? 確かにアイツイケメン過ぎないか?」

夜「でしょ?」

雨「あの、マインに対して「俺が手伝う」って言ってあれやこれや手伝ったり、それで一緒に過ごしいく内に「あれ、コイツおかしくねえ?」って疑って、マインの正体見破る賢さに、その後のイケメン対応」

夜「『俺は許すよ』的な『お前については家族が決めることだ』『それにもう俺の中のマインはお前なんだ』のアレだろ」

雨「それな、あんときマジイケメンだったよな」

夜「逆にマインは、あの時はズルい大人にしか見えなかった。言葉の言い回しとか、雰囲気とか。謝罪しているようで、コイツ幼い子に対して大人がわざと難しい言葉を使って優位性取っている感じが僕はしたよ」

雨「お前が捻くれているからじゃないの? でもなんか若干分かるちゃあ、分かるけど」

夜「マインが倒れて、ディオ様に頼み込んで『マインを助けてやってくれ!』『俺にだってできることは殆どない』で『お前は弱さを見せるな、アイツを不安にさせるな!』めっちゃ熱いやり取りがカッコよかった」

雨「あそこな、直前でマインが体調崩したから泣きながら背負って、無力な自分を噛みしめるシーンの後にくる」

夜「そうそうそれそれ。そこで覚悟するルッツ君。……できる? あのカッコいいポーズできる? 僕は出来ないよ。無力な自分を噛みしめることしかできないよ。そこから覚醒することはできないよ」

雨「ん~~…………」

夜「五歳くらいのルッツ君に好きな子のために覚悟する、超イケメンシーン。あんな場面自分の立場だったらどうする!?」

雨「くうぅ~~~~~~!!! 確かにな。……ルッツ君強い!」

夜「でしょ? だから見ているとマインよりもルッツ君応援するし、同時に劣等感を抱くんだよ」

雨「そう言われば俺もなんか、負けている感が来るな」

夜「普通の作品なら同年代っていうか、所謂十代後半メインじゃん。あの辺が好きな子のために覚悟するシーン見ても『よくやったそれでこそ男や!』的な返しで終わるのに、ルッツ君相手だとそれができないんだよ……」

雨「分かる。ルッツ君恐ろしい子」

夜「……ルッツ君って実はマインとはくっつかないでしょ? コメントでそうあったけど」

雨「らしいな。あれでくっつかないって嘘くさいんだけど……。どっちなんだろうな? 嘘コメか、ガチなのか」

夜「ガチかもね。こういうのってなんか朝ドラっぽいよね。……朝ドラって、なんかこっちとくっつけばいいのに、なんでこっちを選んだろうなって?」

雨「俺そんなに見ていないけど。朝ドラってそうなの?」

夜「お母さんとか、他に適当な親戚のおばさんとかと話すると、やっぱその感覚があるらしい。学生時代に仲が良かったとか、幼馴染とかいるんだけど、結婚するのは会社に勤めた時に合った仕事での人とか。またその逆の場合も、仕事で会った人と付き合った方がいいのに、幼馴染を選んだ、みたいな」

雨「その、ラブコメで三玖推しと二乃推しは敗北して、作者は四葉選んだ的な?」

夜「それはまた別問題だと思うけど……。まあ違………わな………。流石にそれは違うかな? こう言っちゃなんだけど、アイツら五つ子だからちょっと違うだけで、ある意味一緒でしょ?」

雨「お前叩かれるぞ! ファンからガチギレられるぞ!!」

夜「正直、アレ響かなかったんだよね。とりあえず『一回読めばいいかな』って感じで、その僕が止まったのってたぶんその、一花がめっちゃ荒らし始めたという神回らしき章の一歩二歩前くらいの回というか巻で止まっているんだよね。八巻くらい止まってる」

雨「マジか、お前。間違ってないけど……」

夜「アニメ始まる前に、ある分をアマゾンのヤツでまとめて買って読んだだよ」

雨「それでアニメは見なかったって話は聞いた」

夜「うん。もう、別にいいかなって。伊藤美来さんが三玖役で『みっくが三玖する』ってフレーズ聞いて。あの、プリコネとバンドリの『コッコロがこころやっている』的なフレーズでやろうと思った理由でいけるかって思ったけど、内容知ったら「うん、別にいいっか」って」

雨「だからやめなさい! そういうのを言うの!」

夜「僕さ、その恋愛系で個人的にナンバーワンだと思っているのがジャンル別で、小説は『半分の月がのぼる空』、映画は『リトルDJ小さな恋物語』、ゲームは『パワポケ』、アニメ、漫画はまだないかな。そんな感じなんだよ」

雨「ないんか。アニメ漫画は」

夜「ないんだよね。アニメだと……その原作漫画とか小説に引っ張られるし、漫画は恋愛系をそこまで読まないな……ラブコメ自体もね。実はそこまで読まないし。トラブるも未だに読んでないしね」

雨「ドラマは?」

夜「ドラマは……なんかあったような気がするけど、覚えてないな」

雨「あ~」

夜「で、最近このゲームの所、『パワポケ』が『ぬきたし』に変わりそうなんだよ」

雨「お前そこまでなの!? ずっとその話じゃん」

夜「それもこれも奈々瀬がね。……クソ、奈々瀬、奈々瀬!!」

雨「なんで、そんな毎回毎回奈々瀬って叫ぶんだよ!」

夜「ナナセニウムが足りない! 奈々瀬本当にいい女だから……一度やってみてよ。ちょー楽しいからアレ。本当に僕のパワポケ魂がね半減されるレベル面白いから」

雨「お前からおすすめの、シーンの抜き取ったアレなシーン動画について俺も色々と見たよ。大丈夫かあのゲーム。本気でバカゲーだぞアレ。ここでは言えないけど……笑えると同時に本気で頭が痛くなったぞ」

夜「本編はそれ以上に頭痛くなるし、開幕からぶっ飛んでいるし、一部始終ぶっ飛んでいるし、なんだったらぶっ飛んでいない所がないからね。あ、美岬ルートだけは格別に頭がヤバくなるから気を付けて」

雨「あの、なんたら音頭の耐久よりかマシだろ」

夜「アレと同レベルか、超えるから安心してくれ」

雨「安心する要素がないんだけど」

夜「僕だったらドスケベ音頭耐久を選ぶ。イクが幸せな顔していると僕も幸せな気分になれるんだ。奈々瀬が悲しそうな顔していると僕も悲しい気持ちになるし、ついでに桐香様とは共依存の関係になりたい」

雨「もういいよ、いい加減」

夜「ぬきたしをなんでこんな評価しているのかっていうと、内容もそうなんだけど、これは実はパワポケネタを使っている部分があって、そこをめちゃくちゃ評価しているの」

雨「結局そこかよ!」



雨「あれ、戦恋はどうなの?」

夜「あれは漫画の絵がよかった。皆エッチだったよ」

雨「…………」

夜「………………」

雨「……お、おう。まさかここに来てそれだけの感想しかないのか……」

夜「あ、ごめん今の間ってなんか待ってたんだ。ごめんね。アレ、実はよく分かってないんだ。漫画って僕が読んでいた所って丁度アニメで終わったところだったから内容よく分かってないんだよ。あの、三女の姉ちゃんが一番好きだったよ」

雨「三女の姉ちゃんは糸使いの緑髪だっけ?」

夜「それ。その人は」

雨「俺は……言わなくても分かると思うけど、八雲ちゃんだよ。マフラーの毒舌の子」

夜「『ありがとうございます』でしょ」

雨「それだよ」

夜「漫画版はもっとエロいよ」

雨「買うか……。あ、買うかで思い出した。俺、僕勉を買おうと思っているんだけど、お前持っていたりする? 持っているなら借りるけど?」

夜「持ってないし、アニメも見てない」

雨「そうなの?」

夜「僕勉って確か……丁度、五等分と被ってなかったっけ? 時期と内容って……」

雨「そうだったような気がする。内容は……まあ」

夜「僕勉は読んでないけど、内容が馬鹿に勉強教えるってヤツでしょ? 五等分じゃん」

雨「ぶっちゃっけそうだけど……違う。文系と理系の天才のヒロインがいて、そいつらに主人公は勉強教えるんだよ」

夜「あ~~、なんか聞いた。そいつら逆なんでしょ? その、得意とする分野と、その大学で進みたい理系か文系」

雨「そうそう」

夜「五等分は五人が馬鹿だったって話だったからね」

雨「……お前はなんで、そんな五等分に対して当たりが強いの?」

夜「いや、別にそんなことないけど」

雨「そう? なんかさっきから当たりが強いようにみえるんだけど」

夜「いや、別に。僕、五等分嫌いじゃないよ」

雨「さっき嫌いって言ってなかった?」

夜「言ってない言ってない。僕はただ、面白いちゃあ面白いけど、僕の中では刺さるほどのものじゃあなかったって。パワポケとかぬきたしほどにこう推すものはなかったって話」

雨「あ~、お前の中ではその殿堂入り枠じゃなかったってことか」

夜「そうそう。……あ、あった!」

雨「何が? 五等分何かあった?」

夜「五等分じゃない。僕の中での恋愛系作品の漫画枠のやつ。かぐやさま」

雨「あ~~~、そっちか。あ、でもかぐやさまはよかった」

夜「今のところ暫定1位」

雨「暫定なのか」

夜「もしかしたら、別のヤツが出てくるかもしれないから今の所は暫定」

雨「他のやつは」

夜「あれらは確定。不動だね」

雨「パワポケ揺らいでいるのに不動なのか……」

夜「ぬきたしって恋愛要素よりもアクションとかの面が強いからな。パワポケは夜の野球ゲームだから。絶倫で弾道が上がりまくりだから」

雨「……ちょっと何言っているのかよくわかりませんね」


夜「でさ、今日、その、『ギゼンノガ』の話するって言ったけど、今結構イっているんだよね」

雨「会話と時間がな」

夜「で、説明とか実は結構出来ているから、話すと長くなるだよ。元々、さらっとOPトークしてさ、入りたかったんだけど、いつものようにだらだら話しちゃったから」

雨「まあ、自業自得だな」

夜「どうする? あと一ネタ二ネタ喋って終わって次回に回すか、今やって中途半端に終わって次回やるか」

雨「俺はどっちでもいいよ。別に」

夜「じゃあ、次回でいい? 中途半端だと説明が分からなくなるから。その代わり次回OPトークなしで」

雨「それでいいぞ」

夜「じゃあそれでいこうか」


雨「そういえばさ、……クラスもの転生でさ。あれって、クラスが全員協力する系の奴ってある?」

夜「クラスもの? あ~、学校のクラスメート全員のね。クラスっていうから。セイバーとアーチャー的なもの想像してた」

雨「そっちの意味じゃあねえな。悪いな言い方悪くて」」

夜「大丈夫だ、マイフレンド。……ホント、マンドリカルド君好き」

雨「なあ、五章でアイツ登場と同時に株の上りようヤバい。シャルのヒロインもヤバいし、総合的にイヤソンでよかった」

夜「ねえ、一体誰があの歌詞が実は五章の伏線だと予想できていただろうか」

雨「まさに『冗談じゃあねえよ』ってヤツだよ」

夜「早くアトランティス来て欲しいな。……で、クラス転生がなんだって?」

雨「クラス転生で、基本ハブにされる主人公が大半じゃん。逆にクラス全員が協力する系とかある?」

夜「知らない。それに近いものがあるとするならDr.STONE」

雨「あれか。確かにな。……でも、アレは少し違うな」

夜「あとは、エデンの…檻?ってやつがそれだったよ。昔っていうか最近くらいかな? 五、六年前くらいにマガジンで連載していた。クラスメートが修学旅行かなんかで飛行機事故が起きて、クラスメートとかその飛行機に乗り合わせた乗客とか協力して生き残るやつ」

雨「ああ、そんなのあったんだ」

夜「彼方のアストラと、それのモデルだと思われる、惑星リヴァイサン? ってやつがある」

雨「ああ、そうだな。アストラのモデルってマジ? そのなんたらは?」

夜「分かんない。ただ、設定が似ていたから僕はそれだと思っている」

雨「あー、……俺さ、ちょっと夢を見てさ」

夜「どんなん?」

雨「俺とかお前とか……他にも色々な人がいてさ。それこそ孔時、っていうか阿尾松もいるんだよ」

夜「阿尾松君もね」

雨「だから、俺の知り合いを中心にだから、それこそクラス全員みたいな感じで。で、ゴブリンと戦っているんだよ」

夜「ゴブリンか。ゴブリンは皆殺しにしないと!かっこ使命感かっこ閉じ」

雨「言うと思った。夢の中でもお前言ってたよ」

夜「つまり、皆でゴブリンスレイヤーさんやっていたみたいなんだね?」

雨「というより、ゴブリンはゴブリンでも、ゼルダのあっちの方のゴブリンな」

夜「あのブタ鼻の? 緑だったり赤かったりの、こん棒持っているやつ」

雨「そうそう、アレと戦っているんだよ」

夜「ほう~、……で?」

雨「で、そこがなんか、山の中とか森の中に俺達はいるんだよ。で、ゴブリンが洞窟みたいなのを護っていて、そこが、出口なんだよ」

夜「? 森の中なのに出口が洞窟なの? 洞窟の中にいて、出口は森に繋がっているんじゃなくて」

雨「森の中なんだよ。出口が洞窟なんだよ。……あ、トンネル。その洞窟がトンネルみたいなの役割があって、そこを抜けなきゃあ先に進めねえんだよ」

夜「あ~、そういう意味ね。なるほどなるほど」

雨「で、ゴブリンたちはそこを守っている訳。人間達をその先に行かせないように通せんぼしている訳。で、俺達は戦って突破するわけよ」

夜「で、そこの洞窟トンネルを通るわけね。気を付けろ、トーテムポールがあったらシャーマンがいるから」

雨「シャーマンはいなかった。入口は出かかったけど、中を取っていくと一本道で段々狭くなっていくんだよ」

夜「狭い所では剣を持っていても長くて邪魔になるから、中途半端にしなくきゃあ」

雨「ゴブリンスレイヤーは一旦忘れてくれ! ゴブリンは倒した後なんだ」

夜「分かんないだろ、なんか、隠し部屋とかがあって、そこに子供がいて、復讐してくるかもしれないだろ? ゴブリンは間抜けだけど馬鹿ではないから」

雨「いいんだよ。俺の夢の中の話だからな! あの世界並みにヤバくないから。で、洞窟を抜けると真っ暗な部屋に出て」

夜「洞窟の中は暗くなかったの?」

雨「明かりの燈火があったから暗くはなかった。行き止まりっていうか、壁があって、『押せば動くんじゃあないのか』って感じで何人かで押して、で、扉が出てくるんだよ。そこを開けると真っ暗な部屋に繋がる訳」

夜「うんうん、それで?」

雨「ここからちょっとヤバいっていうか、面白い感じになるんだよ」

夜「ほうほう」

雨「真っ暗な部屋が洞窟の明かりの燈火を使ったりして周囲を探ってみると、そこが体育倉庫みたいな場所で、実際体育倉庫なんだよ。そこは」

夜「最初は森で、次に洞窟を通って、体育倉庫。ん、まあいいだろう。それでそれで?」

雨「体育倉庫出ると体育館に出るんだよ。すると、皆『アレ、ここって……』感じに口々に漏らし始めて、違和感と既視感を覚えて……体育館出るとそこは学校だった」

夜「え? あ、うん……そうだね」

雨「違う! そうじゃない! そういう意味じゃない! 違う! えーとだな……。皆、そこを異世界だと思っていたんだよ。そこで生き抜くためとか、どうやったら元の世界に戻れるか探していたんだけど、実は異世界じゃなくて元の世界のままだったっていうな」

夜「あ、はいはい。そういうことね。最初から言ってくれればよかったのに」

雨「悪いな。説明が下手で。で、さらにそこそこが元々の世界じゃなくて、何十年くらいかした腐敗した感じの世界。人間がもう住んでいない場所だったんだよ。色んなものが錆びついたり腐ったりして、人目で世紀末みたいな世界」

夜「あ~、そういうことね。見慣れた世界が変わり果てて、皆途方にくれているわけだ」

雨「『そうか、異世界だと思っていた違った。ここは俺達の世界……だけど、人間がいなくなった世界だったんだ』って感じで俺は目覚めた」

夜「あ~、チョー気になる終わり方で目覚めたね」

雨「だろう? この世界の謎はどうなっているんだろうなって、ちょっと気になってさ。この後の俺らは一体どうなるのかなって思ってさ」

夜「ねえ……。でもさ、一つ言っていい? やっぱ、Dr.STONEじゃあないそれ」

雨「あ、……うん。そうだな。俺も説明していてなんかそうだなと思ってた。なんか、ゴブリンとか出てきたから違うと思っていた」

夜「Dr.STONEは世界がある意味一周して原始時代に戻ったもんだからね。でも生態的には現代と変わらないからね。マンモスも恐竜もいない」

雨「ライオンとかクマが強い世界だからな」

夜「でも、面白いと思ったよ。なんか、何かが遭ったんだろうね。君たち以外の人類が滅んで、現実世界にゴブリンとかモンスターが現れたのって」

雨「何かがあったと思う? お前から見て」

夜「分かんない。世界が一辺したってことでもあるから……ちょっと考える時間が欲しい」

雨「俺もね、お前に感化されて作品作りをやってみたいとは思っているんだわ。前も言ったけどさ」

夜「うん、全然いいと思うよ。僕は君の考えた話って聞いてみたいし、読んでもみたいからさ。次回っていうか、次々回をこの話をもう少し考えてみる。やるかやらないかを別として」

雨「また、ラブコメ時みたいに」

夜「そうそう。君が良ければだけど」

雨「あ~~~。まあ、それはおいおい。次回でやるかやらないか決めるか」

夜「僕は全然ありだよ。面白いと思ったんもん」

雨「なあ。……じゃあ、今日は終わりで良いか?」

夜「そうだね。終わりで」



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