話題8.5
※諸事情により書いていた時期が一年前(2018年)のものとなっています。
なので会話内容が一年ほど前のものとなっております
夜「アニメとかゲームって何をみてる。漫画とか」
梶「あ? え? あえ???? ……あー、あんまり見たりとかしないですね」
夜「あー、じゃあもう僕、話せることがないから、今回これでお開きです。どうもお疲れさまでした」
梶「おふぇえぇ!? あ、ちゃっと待ってください。夜名津さん!! 本気で待ってください! マジで帰ろうとしないでください」
夜「……あ、はい。ここまでが相談なしに僕が勝手にやったよくある振りです」
梶「酷い。……あの、マジでやめてください。この、時たまにあるバラエティーとかの振りをするのやめてください。一言も相談なし振られたんで、どうすればいいのか本当に分からなかったんですから」
夜「はい。今回は雨崎君がお休みで、真理愛梶田さんです。よろしくお願いします」
梶「え、あ、はい、梶田真理愛です!よろしくお願いします。こんなさらっとした流れで良いんですか?」
夜「いいよいいよ。いつもこんな感じでやっているし、特に挨拶とかないから。駄弁るだけだからここ」
梶「あ~~~、え~~~、でも雨崎さんの時は………」
夜「で、どうする? 何喋る? アニメ、漫画とかオタ話ができないならぶっちゃっけ喋れることは殆どないけど……」
梶「え~~~」
夜「パワポケの話をひたすら聞くかい?」
梶「あ~、いえ、それは……その、いいです」
夜「いいです? OK? よし!」
梶「ノーで! ノーで!!………うわ~、なんか……なんか、その……アレですね」
夜「どれ?」
梶「なんか、聞いた話と違うというか、ある意味合っているというか。……そのですね、今回夜名津さんと話すことになったから、前もって夜名津さんについて、人柄的なこととか色々な人から訊いてきたんですよ」
夜「変な奴だろ」
梶「あ、……え~………あ~、比較的にその答えは……多かったですね」
夜「だろうね。よく言われる」
梶「普段は、物静かなんだけど、いざという時に爆発力が凄いっていう感じのことを皆さん言っていて」
夜「あ~」
梶「あんまり話してくれないとか、雨崎さんとしか話さないとか」
夜「うん、まあ、そうだね」
梶「なのに、時々、物凄く早口で話したり、あれこれやと色々と言ってくる、って」
夜「うん。オタクだからね、好きな事しか話せないんだよ」
梶「さっきもその、これ始まる前に、雨崎さんの時は事前に打ち合わせみたく、流れを説明してくれたんですよね。『俺が最初説明で話すから、そのあと続けて自己紹介してくれ』って」
夜「うん」
梶「で、夜名津さんも『僕が振るから返事してね』って言われたから『あ、雨崎さん時みたくやってくれるんだろうな』って安心して初めてみたらいきなり『好きなアニメは』とか言われたから、本気で焦りましたよ! 酷いですよ! ビックリしました!」
夜「あ~、ごめんなさい。いつも雨崎君とアニメとかゲームの話からどうでもいい話をやって入るから。そのノリだったんだよ。さっきも言ったけど挨拶もしないんだよここは」
梶「いつも何ですか?」
夜「言っとくけど、ここってキモオタがオタ話して、『ぼくのかんがえたさいきょーのものがたり』を赤裸々に語る、地獄のような場所だから。底辺が集まる場所だから。そもそもゲストが来ることは想定しないから。こっちに来ること自体がおかしいから。逆になんで来たの?」
梶「え~~~!? だ、だって仕事で。『夜ノ雨P』に二回目のゲストで来てねって言われたんですよ!」
夜「あ~………。こう言っちゃあなんだけど、僕呼んでもないし、頼んでもないよ」
梶「え~~~!!?? なら、なんで私は呼ばれたんですか!?」
夜「ぶっちゃけると『夜ノ雨P』って前回で一旦終わったんだよね。執筆時期ってことで。書き終わるまでしばらくは休みってことで」
梶「あ、そうだったんですか」
夜「で、全話が9回だったんよね。君のゲスト回含めて」
梶「え、そんなに続いていたんですか!?」
夜「あ、今馬鹿にしたね」
梶「あ、すいません!! そういう意味じゃあ……」
夜「別にいいけど……。それで、『どうせなら十回目もやろうぜ』って言われて、でも前の回にとりあえず無理矢理区切りをつけてプロット自体を完成させたんだよ。すると、今回話すこと自体が色々あってね。折角締めたのに、もう一回掘り下げるのもなんだし、次回以降の先の話するとなると、たった一回でやっても意味がないから。どうするみたいな話になって、『とりあえず、夜名津が一回休みあったし、その時に来た真理愛梶田ちゃん回があったから。今度は夜名津版でそれをやろう』みたいなことになったんだよ」
梶「要は……」
夜「話数調整。なんかごめんね。こんなことで呼んで」
夜「まあ、そんなわけで適当に話すけど、正直女の子と話す機会があんまりないから何を話していいのか分からない。どうする?コイバナする?」
梶「色んな意味でちょっと返答に困ること言うのやめてください」
夜「ぶっちゃっけ、リアルでは嫌われることが多いので、優しい人が好きです。だけど、そこに恋愛的な感情は全くないです。優しくしてくれるから好きなだけだから。ラブまで行かないです。相手に失礼だ」
梶「え、ちょ、まっ……。色々まってください! 本当にコイバナするんですか!? というかそれコイバナなんですか!?」
夜「まあ、会って間もない相手とコイバナとかしたくないよね。僕もあんまりしたくない」
梶「じゃあなんで振ったんですか!?」
夜「ごめん。基本適当に喋っているからあんまり気にしないで」
梶「え~~~……」
夜「あ~~~、あんまり僕も喋るのは得意じゃあないから。君の方でなんか話題があるなら振っていいけど」
梶「そう、いきなり振られても……。というか喋るの得意じゃあないってホントですか?」
夜「うん、本当本当。自分が得意なこととか好きなこととかそれくらいしか話せないし、で、周りとはその話題が合わないんだよ。だから、君にアニメとかゲームの話題振ってみたけど駄目だったでしょ?」
梶「あ~~~、はい」
夜「だから共通の話題にできるものがないと会話ができないからな……。コミュ力って結局、どれだけ互いの合うか合わないか、あるいは合わせられるかだから」
梶「はい、何となくわかります」
夜「合わせることができない、空気読めないヤツだから。もう、名前の通り我を貫いていくことにしているから。あ、僕の下の名前は我一だから『我、一番』って書いて我一って」
梶「ああ、名前は体を表すって」
夜「逆に凄いのが……僕から見て凄いのが、雨崎君なんだよ。彼は本当に優しいヤツだから僕みたいな奴でもちゃんと相手をしてくれる良い奴なんだよ」
梶「雨崎さんは優しいですもんね。一緒に話しみても『あ、この人優しい人だ』って何となくわかりましたもん」
夜「でしょ? 彼と仲良くなったきっかけが互いにオタクだってことを知って、『何が好き』みたいな会話でその、僕はパワポケってゲームが好きで、愛しているレベルで好きなんだよね」
梶「ああ~、らしいですね。『絶対その話は振らせるな』って、その色んな人から忠告を受けました」
夜「だろうね。めっちゃ面白いんだよ、これが。で、大抵の人にパワポケの魅力について話してみるんだけど大体ドン引かれる。そして、『せめてこの動画見てくれ! これを見れば魅力が分かるから!』っておすすめを動画を教えてるんだけど皆見てくれない。チクショー!」
梶「あははは……」
夜「だけど、雨崎君だけなんだよね。それ見て、次の日にちゃんと感想を言ってくれたのって」
梶「お! 雨崎さんが」
夜「それで気にいって、『あ、この人とは友達になっとこう』でそんな感じで彼と友達になって、もう一人、阿尾松君って人がいて、それで三人でつるんでいたんだよ」
梶「学校の友達ですか?」
夜「うん、雨崎君の幼馴染になるんだっけ? 小学校くらいからずっと一緒らしくてね。だから友達の友達みたいな関係だったんだけど、彼もオタクだったおかげで普通に仲良くできたんだよ」
梶「あ~~~、良かったですね」
夜「元々、ここに所属することになったのも、学校の掲示板か何かでここの紹介があって、『面白そうだから行ってみる?』みたいな話になって、三人で面接受けに行ったんだよ」
梶「あ、そうだったんですか。ここに所属する経緯って」
夜「うん。そうそう」
梶「私の場合はスカウトっていうか、こういうのあるからやってみない? って誘われて」
夜「え? 大丈夫? それ。ハッキリ言うけど、そういうのは気を付けた方がいいよ。ここ田舎だからって安心していいものじゃあないよ。都会だったら本気で喰われるヤツだから。マジで気を付けた方がいいよ」
梶「それお母さんからも言われました。一緒に買い物いた時に話されたんですけど、その話を聞いて、一回観に来てください。言われて、終わった後帰った時に『観に行きたい?』で興味あったから『行きたい』って言ったらそこから説教はされて……『アンタ気を付けないよ』って」
夜「たぶん、普通そうだよ。僕もその、一応兄貴でもあるから妹がそんなこといったら、絶対やめろ。って止めるもん」
梶「あ~、妹さんいたんですね。……で、もう話が流れたと思っていたら次の週に一緒に見学しに行ったんですよね」
夜「そのお母さんも相当ヤバいな。話を聞くだけ聞いて、特に何もしない。娘を説教して……その、社会勉強させる。みたいな流れじゃなくてその後行ったんだ」
梶「ですよね。この間の説教なんだったんだ、って思いましたもん」
夜「女の子はね、ガチでそういうのは気を付けた方がいいよ。ウチの会社だか事務所だったから……いやウチもウチで違う意味でヤバいけど」
梶「いえいえ、別にウチはそんな変なところじゃあないですよ!?」
夜「まあ、とりあえず今度から気を付けてね。お兄さんと約束してね」
梶「あ、はい。……なんか急に優しい」
夜「で、なんだっけ? ……あ、そうだ。ここに入る時三人で来たんだよ。僕と雨崎君と阿尾松君の三人で」
梶「あ、その阿尾松さんは……」
夜「いや、彼も受かったよ」
梶「え、そうなんですか?」
夜「彼は親が許してくれなかった」
梶「あ~~~、そういう……。はあ~~~」
夜「君は結局親は許してくれたんだよね」
梶「はい。お母さんと一緒に観に行ったら『ここなら別にいいわよ』って言われて」
夜「見る目無いな……」
梶「何でですか!? さっきからちょくちょく出てくるその不満は何なんですか?」
夜「それは別にいいとして。まあ、一応阿尾松君は家庭が農家の生まれで長男なんだよ。だから、後継ぎだからこの手のことはやめてくれって。バイトならともかく、こういう所だと無理だって」
梶「それで阿尾松さんは入れずに、雨崎さんと夜名津さんの二人だけ入ったってことなんですか」
夜「そうそう」
夜「ぶっちゃけ、僕らのそんな感じで入ったって経緯なんだけど。実はここから君の経緯はなんだい? って訊こうと思ったんだけど、先に言われちゃったね」
梶「なんか、すいません」
夜「別いいけど。じゃあ話戻して、どうする? コイバナでもする?」
梶「したいんですか? コイバナ?」
夜「いや、別に……。あ、じゃあ普段異性と何を話す?」
梶「え、普段異性とですか? あ~~、学校の友達とか」
夜「別に誰でもいいけど、え~、ほら、あの、君に一緒にやっているあの二人。誰だっけ? 確か、杉田智和さんと中村悠一さん」
梶「いえ、名前が違います! 杉田夕弌と仲村恭和です。混ざってます混ざってます」
夜「君知っている? その二人結構有名人なんだけど……」
梶「あ~~、なんか有名人らしいですね。私は詳しくは知らないんですけど、二人の名前が似ているとか混ざっているとか」
夜「ぶっちゃけると、君の名前もそうとうアレだから。えーと、真理愛梶田」
梶「梶田真理愛ですね。私の名前は」
夜「本名?」
梶「はい、真実の理解ある愛ですよ! で、真理愛ですよ!」
夜「これもねえ。言っちゃあなんだけど、マフィア梶田っていう人がいてね」
梶「え? なんかのキャラですか?」
夜「芸名っていうか、ペンネームというか、ライターの人でね。その人は」
梶「へえ~、そんな人がいるんですね」
夜「その、杉田智和さん」
梶「夕弌です」
夜「いや、そっちじゃあなくてねえ。声優さんのほうね。その、杉田智和さんとマフィア梶田でラジオやっていたり、中村さんともラジオやっていたりと、プライベートでも仲が良かったり……色々と繋がりが深い三人なんだよね」
梶「……そうなんですか」
夜「だから、君たち三人の起用って名前を狙っての起用だってことを僕は思っている」
梶「え、なんですかそれ。それってつまり、私たちは名前が似ているから理由で『黒歴史』に選ばれたってことですか?」
夜「僕はそう思っている」
梶「えええぇぇぇーーーー!?」
夜「まあ、つまるところ君たちは作品については名前だけで大ブッシング受けることになる可能性が強いから。ドンマイだ!」
梶「え~~、そんなこと言われても、ひどい……困るんですけど…」
夜「で、君たち三人って普段どんな話しているの?」
梶「な! ちょ、まっ! いきなり……唐突過ぎませんか、話題変えるの?」
夜「デリケートの話題だからこれ以上はいけないって思って、気を使ったんだよ」
梶「あ、そういう……すいません」
夜「まあ、本当に気を使える奴は最初から今の話題を出さないんだけどね」
梶「……………なんかな~」
夜「で、三人時ってなんの漫画で盛り上がっているの?」
梶「だからなんでそこで、その手の話題限定なんですか。頑なに漫画とかの話になるんですか」
夜「本音はよしとして、君たちって何を話しているの?」
梶「えーと、まず話題としては一番はやっぱ黒歴史について、互いに互いのキャラはどんな感じにするのかと」
夜「へえ~~~」
梶「ほら、私たちの作品って役とあると同時自分たちの部分を反映されているじゃないですか」
夜「ん? 知らない」
梶「え?」
夜「いや、君たちの作品がどういう感じになっているとか知らないよ。現場とか観に行ったこととかないから。ほらと言われても」
梶「あ~~~、すいません。間違え、……間違えてはいなかったけど間違えました。えーと、ほら作品の役と自分達ってなんか」
夜「あ~、同じ? アレか。夜名津ってキャラ名だけど自分らしく振舞っていいとかいうアレ」
梶「それです! 雨崎さんから聞いたんですが、私たちの『黒歴史』もお二人の『救世主VSバカ共』と同じで、役であるとともに自分らしく振舞っていいという感じの」
夜「君たちもそうだったんだ」
梶「夜名津さんは得意だって雨崎さんから聞きましたよ」
夜「得意じゃないな。僕の場合は『自由にやっていいよ』って言われたから文字通り自由にやって『ああ、たぶんコレ絶対怒られるだろううな』と、でも『自由にやれ』っていったのあっちだし、怒られる筋合いはないと思いながらもやっぱり怒られるのは怖いな、とビクビクしながらとりあえず早く帰って泣きたいなって思いながら流れを通したら、『OK』を出された」
梶「凄いじゃあないですかそれ! え、色々と突っ込みたい語りでしたけど、最終的にはOKを貰えたんですか!?」
夜「それがもらえたんだよ。ホント最初『え、これで大丈夫だったの?』『だいぶ本気でふざけたけど?』って『もしかしたら呆れ果てていて、今は忙しいから後で説教するためにわざと流したのかな』って、びくびくしていたけど。その日の帰りに『予想以上にキャラだった、この方向性で行こう』って言われて」
梶「わああ、凄っ! 私のときなんていつも『もう一味欲しい』みたいなこと言われましたよ。台詞だけじゃなくて君のキャラをみせてくれ、って」
夜「雨崎君も同じこと言われていたね。『キャラが弱いね』」
梶「それに隣の人がキャラが強いですからね」
夜「僕のことかい」
梶「あ、すいません!! ………今日一番怖い……」
夜「う~ん、彼はシャイだからね。今はそれなりに改善されたけど、やっぱり照れとかでているね」
梶「そうなんですか」
夜「うん、彼は良い奴だからね。僕みたいなヤツと友達になってくれるし、この夜ノ雨でも無茶ぶり…ってレベルじゃないけど宿題っていうかお題を出すんだけど、大半の人はたぶんやってこないだろうなってこともちゃんとやってくるんだよね。付き合いが良いんだよ。他にも他の出演者の一緒の時にもちゃんと気を回すしたりもするしね。声かけたり、その、率先してお茶を配ったりとか雑用もする」
梶「あ~。私の時も『緊張してる、お茶でも飲んどけ』とか言ってくれましたね」
夜「うん、僕だったら命にかかわらない限りはそういうことはしないな」
梶「それは極端すぎませんかね? 命って」
夜「え、命大事だよ」
梶「そうですけど……。あ、私黒歴史で病弱設定があってですね」
夜「ん、それは言っていいの? ネタ晴らしだけど、それともそれはもう出ている?公表されている情報なの?」
梶「あ!!」
夜「で、病弱が何?」
梶「あ、続けるんですか!? というか続けていいんですか!? ネタ晴らしになるんですけど」
夜「よくよく考えるとここって、自分の作品の設定の話をするところだから、僕らの作品のネタ晴らしはもうここを読んでいる時点でしているから。別にいいじゃあないの?」
梶「あ、そうですか、なら」
夜「駄目だよ」
梶「え?」
夜「僕らの企画と作品だからそのネタ晴れするのは回避できないから良いだけで、君らの作品とは別だからね!ここ」
梶「ああ~、そういう……」
夜「びっくりした。ぶっちゃっけ突っ込んでくれると……『駄目ですよ!』って言ってくれると思ったら、普通に話そうとするんだもん」
夜「もうここで話した以上病弱設定については、誤魔化せないからとりあえずこのままでいくよ。いい?」
梶「あ、はい、すいません」
夜「ちなみに君自身は病弱だったりするの?」
梶「子供の時は小学校低学年までは身体が弱かったって感じはありますね。今は普通ですかね。……そういえば夜名津さんは前、私が代役で出る時風邪を引いたってことでしたけど、今は大丈夫なんですか?」
夜「もう三週間くらい前だからな。それで治ってないとなると僕はここにいないな」
梶「ですよね~」
夜「あ~、でも……夏風邪だったみたいで一週間くらいは長引いたんだよね。普段風邪引いてもすぐに治るんだけど、今回長引いたから驚いたんだよね」
梶「あ~、夏風邪は長引くって言いますもんね」
夜「本気で季節外れのインフルか何かだと思った」
梶「本当に季節外れですね」
夜「でも症状は軽いから違うって分かっていたんだけど、長引くもんだから本気で疑った」
梶「私ってインフルエンザってかかったことないんですよね」
夜「え、そうなの? 病弱設定どこいった?」
梶「いえ、病弱は役で……、私は身体が弱いだけで。……あ、いや、身体が弱いからこそ、その一番気を使って、備えてました」
夜「あ~、なるほど。インフルエンザって下手すると死ぬもんね。弱い人ほど気を使って、予防接種をちゃんと受けたりとかするのか」
梶「ですです」
夜「え、DeathDeath?」
梶「? ですです!」
夜「あ、分かんないならいいや。今、死ぬが英語で『Death』になるから、それを使ったボケだったんだけど、分かんなかったらいいや」
梶「え? わっかんないです!」
夜「僕は過去に三回か四回くらいかかったことがあるんだけど、経験から言ってインフルエンザって二日目三日目が冗談抜きキッツイ」
梶「そうなんですか?」
夜「本当に死ぬというか、死んだ方が楽になれるって思うね。高熱で魘されて、頭痛が止まらないで目を開けられない。というか、瞬きどころかささいな眼球運動で頭痛の激しさ増して割れそうになる。ムカムカと胸やけのような吐き気がして気持ち悪いから何も食べられないし、横になっているのに体が痛い。薬飲んで寝るのが一番なのに、苦しい過ぎて眠ることができない。こんな感じ」
梶「ええ~、辛そう……」
夜「辛いんだよ! ものすごく簡単に言うけど、本当に辛いから。死んだ方がマシってレベルだから!」
梶「あ~、ごめんなさい!」
夜「でもその辛さは二日目、三日目くらいで、それをこせば後は多少のだるさとあるけど、四日間はずっと休みだから」
梶「インフルって一週間は自宅謹慎ですもんえ」
夜「遊び放題よ。まあ外で遊ぶなんて馬鹿なことはしないけど、元々インドアだから本読んでゲームするんだよ」
梶「あ~、そこらへんはよく聞きますね、友達とかに。なんか最後の方は遊んでたって」
夜「辛いのは最初だけだからね」
夜「あと、一話題くらいで終わろうと思うけど、なんかある?」
梶「え~、そうですね。……あ、雨崎さん以外に他に仲のいい人っています?」
夜「いないな」
梶「即答……」
夜「一応聞くけど、ここでの話だよね? 学校とかじゃなくて。学校でも、まあ、さっき話した阿尾松君くらいだから。あと、中学までの友達くらい……。あ! いるっちゃあいる、最近仲良くなった子」
梶「誰ですか?」
夜「子供達」
梶「え?」
夜「救世主なんたらで共演した子供たちなんだけど。まあよくなついてくれてね。それでね」
梶「ああ~、子供とか動物ってなんか変な……じゃなくて、純粋? な人? ……ともかく夜名津さんみたいな人に懐きますよね」
夜「君、……所々で喧嘩売ってる?」
梶「ごめんなさい!!」
夜「まあ、いいけどさ。言われ馴れちゃあ、いないけどさ。馴れちゃあいないけどさ……。よく言われるけどさ。この間、その風邪が治ったくらいに皆でご飯行ったんだよ」
梶「そうなんですか?」
夜「正確にはホントはいつもは章が終わるごとに打ち上げやってて、その章に出てた人と岡之原君が幹事を務めてくれるヤツがあってね。僕はそれに行かなかったんだよ」
梶「あ~、あんまり好きそうではありませんもね」
夜「……まあ、そうだけど。(やっぱ、喧嘩売ってんなコイツ。まあ、事実だから言わないけど)いつも行きたくないんだけど、一応主役だから強制参加されるんだけど。今回は行かなかったんだよ。お盆前だったから、その実家の方で色々とあってその手伝いで」
梶「あ~~~」
夜「だからちゃんとした理由があったから、もう、申し訳なくてさ、もう胃が痛い思いで『今回いけないんだ!いやあ~、残念残念!!』って断ったんだよ」
梶「ものすごく、嬉しそうな声なんですけど、そんな行きたくなかったんですか……」
夜「正直、かなり面倒です。家で本読んで、アニメ見て、ゲームしたい」
梶「ものすごく駄目な人だ」
夜「断ったんだけどアンちゃんっていう子がいて、役名はドラックっていう結構酷い名前なんだけど、その子が『え、兄ちゃん来ないの?』残念そうな顔された」
梶「そんな懐かれていたんですか?」
夜「子供には懐かれやすくてね。共演の中じゃあ同い年の人達よりか、その三章で一緒にやった子供達の方が仲が良かったもんね。たぶん、精神年齢が同じだと見抜かれているんだろうな」
梶「自分で言いますか……」
夜「君はさっき馬鹿にしていたけどね」
梶「すいませんって! もう、怖いですよ、この人!」
夜「で、『今度ね』って大人が子供に対して今度ね、は絶対来ないヤツを吐いて帰ろうとしたら。『今度っていつ? ちゃんと言って!』って言われて……」
梶「なんか娘とお父さんみたいなやり取り」
夜「そう、しっかりしてんのね。『ウチのお父さんみたいなこと言わないで!』って感じのことを言われて、他の子供達もあーだこーだ言われて、仕方なく、お盆は忙しいからそれが終わった後くらい、って無理矢理約束つけられて。それで行ってきた」
梶「え、優しい」
夜「あとついでに、なぜか付いてきた林さんがいて。あ、三章から出てくる、一応、僕側のヒロインっていうことになっているエイズさんって言う人なんだけど。で、十人くらい、いや十人いないくらいか。でお好み焼き食いに行ってきた」
梶「あ、そうなんですか。へえ~よかったですね」
夜「あ、林さんとも仲良く……あ、別にないな」
梶「ないんですか!?」
夜「林さんはポケモンが好きでそれが気が合ったけど。……エンジョイ勢の僕とガチ勢の彼女じゃあ、ちょっと壁を感じたな」
梶「あ、私もポケモンならやってますよ、ちゃんとサンムーンのサンをやって、クリアしましたよ!」
夜「お、今更! それなら今までくだりがいらないくらいのレベルでその話題だけで行けたんだけど。今日」
梶「あ、ポケモンも有だったんですね。なんか、ゲーマーって難しそうなゲームばっかやってそうなイメージがありました。なんか、こうゲームセンターでバトルするヤツとかやっている感じの」
夜「逆に僕はその辺のは振れないんだけどね。あと、ゲーマーでもないな、どっちかと言うと」
梶「そうなんですか? オタクの人ってゲームばっかやっていると思ってました」
夜「間違ってないけど、たぶん君の認識とは違うと思うな。アニメも見るし、漫画も読むし、小説も映画も」
梶「? ですよね。なら合ってるんじゃあないですか?」
夜「………ああ、うん。そうだね」
梶「なんですか?一体!」
夜「まあいいとして。……一つ気になったことがあったんだけど、ポケモンでクリアしたって言ったけど、殿堂入り?」
梶「はい。あ、ちゃんとレッドも倒しましたよ!」
夜「あ、察し。……わかった。大体分かった」
梶「? 何がですか?」
夜「とりあえず、林さんに会ってもポケモンの話題は君は振るな」
梶「え、なんでですか!?」
夜「簡単に言えば。僕にパワポケ話題を振らせるなって皆に言われたろ? つまりそういうことだよ」
夜「はい、今回は終わりです」
梶「え? 唐突に。本当に挨拶とかそういうのないんだ。ちょい、待ってください!!」