話題1
※諸事情により書いていた時間が1年前(2018年)ものとなっています。
なので会話内容が一年前ほどのものです。
雨「どうも、雨崎千寿です」
夜「夜名津我一です」
雨「俺達二人は『救世主VS勇者ども』というタイトルで主人公やっている二人なんだけど、なんか今回からちょっとした企画として『夜ノ雨P』というタイトルの下、二人が好きなことを色々と話を喋っていきつつ、その上で作品を作っていく、プロット会議型の作品とやっていくことになります!」
夜「ちなみにこの『P』については『プロデュース』『プロジェクト』『プロット』でも呼び方は何でもいいです。個人的に、響きは『プロジェクト』が良いけど、『プロット』の方が一番内容に合っていると思います」
雨「ということで早速始まっていくわけなんだけど…………なあ、なんだよこれ。プロット会議型って。色々と突っ込む所が多いぞ」
夜「ん? ああ、だから僕らがクソオタとして普段から考えている、色々な好きな設定をただひたすら話していって、広げて、弄って、まとめて、で、最終的に作品として作り上げて、なろうに投稿しようぜってことだよ。つまりまんまプロット会議という体の僕らの日常会話だよ。『ぼくのかんがえたさいちょーのひっさつわざ』とかいっぱい言っていいんだぜ」
雨「ただの後悔処刑じゃねーか。そういうの『バカ共の部屋』で十分だろう。これ以上何をもって俺達の中二病を世間様に送るっていうんだよ」
夜「まあ、それも僕もそう思ったんだけどさ。けど、同時にこうも思ったんだよ」
雨「なんだよ?」
夜「ほら、僕って友達が少ないからさ。しかもその友達もそんなにオタクって感じじゃあないタイプの奴らが多いからさ。だから、思いっきり話せる機会がなかなかないんだよ」
雨「あれは、あの、ケモナーとかいう彼は」
夜「むしろその人が筆頭だけど。延羅寺君、彼は…………彼は彼でちょっと違うんだよ。元がリア充側で、年上の彼女から振られたショックで人間不信になってねえ。それで何故か『モンスター娘のいる日常』を見て、ケモナーに目覚めて、『けものフレンズ』を崇高するアレな感じになっちゃった人なんだよ」
雨「お前が薦めたって言ってなかったっけ? モン娘」
夜「傷ついた彼には癒しが必要だ! とスピードワゴン並みのクールさで、癒し系とエロ系、日常系のアニメ貸してあげたんだけど、僕の予想では『ごちうさ』でたぶんこっち側に来るなって、ニヤリと思っていたんだけど、彼は人間に対して本気で嫌になっていたんだろうね。普通にモン娘で違う道に走り出しやがったんだ。彼は」
雨「なるほどな。ごちうさに嫌気がさすだなんて、オタクの風上に置けない奴だな。死ねばいいのにな」
夜「だから雨崎君。僕と一緒にいっぱいオタ話してくれよ。友達のいないオタクはオタ話をしたくてしたくてしかたないんだよ。しないなら、僕が一人で悲しく部屋の隅でぶつぶつと怨念のごとく一人の世界にインしている、家にいる僕の姿がそこに」
雨「お前は本当に悲しい奴だな。………まあ、分かったよ。え、なに、いつも通りの会話……俺らの普段の会話をしながら、物語を作っていくってこと? できるわけないだろう」
夜「ああ、だから、ここで僕らが主な設定、世界観とかキャラクターとか能力、道具、話の展開を、その他諸々を話しながら決めていく。で、その決まったやつを作品として三概井が書きあげて『なろう』に上げる、が主な目標だね」
雨「マジでただのプロットじゃんか。書くのは結局三概井だし。え、ちょっと待て、それは話の展開を決めていくって、それはオチとかも話して、それをまんま形として出すってこと?」
夜「ね、新しいスタイルだよね。オチを分かっている状態で作品に入るという……」
雨「全然面白くねえじゃん。ここで話した時点で色々終わっているからな。俺達だけの中で話すならともかく、ここで話すとみんなに知られるからな」
夜「え、でも君、ほら、ニコ動はネタバレコメ見ながらアニメを見るタイプじゃんか。そういう意味じゃあ別に新しくはないか」
雨「確かにネタ晴らし書き込みあるけどさ。それは……それで違うと思うぞ」
夜「まあ、別に作品が出したところで、この僕らの会話を読んだ人もいれば、全くのノータッチでたまたま見かけて読んだ人もたぶん出てくるだろうから、まあ、半々は大丈夫だと思うよ」
雨「たぶん半々は違うと思うぞ。大半、大丈夫じゃないからな」
夜「じゃあ、そんなわけで進めていこうか」
雨「……ああ、うん、………まあ、いいだろう」
夜「とりあえず、一番最初の提案としてなんだけど………異世界転生系はやめとこう。もう、いい加減なろう系という名の異世界ものはいい加減、皆お腹いっぱいだろ? やれ奴隷ハーレムだの、やれ現代知識無双だの、最弱、不遇スキル、負け組、だけど最強! みたいなのは」
雨「ああ、まあな。もうなろう系はな。俺らも某救世主なんたらってやつでやってるしな。アレはまあちょっと変則的なところあるけど、結局はあんまり変わらない展開になるだろうしな」
夜「アニメ化されたらオルガお母さんが希望の花を咲かせてくれることで救われる、というトンでもない方法生まれるとはね。ホント少年兵達が自分達の力でのし上がっていこう足掻いていた、最初わくわくしていた、あの頃の鉄血では考えられないよね」
雨「そうか。……悪いな、異世界オルガしか俺知らないんだ」
夜「そういえば君、ガンダム作品は見ていない人だったね。とりあえず今はビルドダイバーをやっているから見た方がいいよ。というか、ビルド系を一先ず全部見た方がいい。で、アレを見た後でスゲエハマるはずだから、その勢いでNEWガンダムブレイカーが発売されるからそれを買ってガンダムにドハマりしようぜ! 僕、頑張って、ぼくのかんがえたさいきょーのばるばとするぷすれくすを作る予定だから」
雨「お、おう。ま、まあ、ダイバー見てみるか。俺もいい加減ガンダムを見ないとな思ってたからな。鉄血も時間をみつけて全話見てみるか」
夜「まあ、鉄血は実はガンダム作品としては賛否分かれるものだけどね。特に後半が…。個人的にすごくハマったけど」
雨「え、そうなの?」
夜「うん、まあガンダムの戦闘シーンとかも基本的にビームライフルだったりビームサーベルをメイン武器で戦っているんだけど、鉄血の世界ではそういうのが失われた、ガンダムそのものが大昔に失われた世界観。主人公たちはたまたまガンダムを見つけ出して、修理して無理矢理動かせるようにしたんだよ。武器も黒い金槌で殴ったり、剣でぶっさしたり、ハサミギロチンでコックピットごと破壊したり、矢でぶち抜いたりしていただろ? 異世界オルガで」
雨「ああ、そういえば。確かに、ビーム兵器ってガンダムとスターウォーズがイメージあったけど、異世界オルガじゃあなかったな。そのシーンを入れてないだけだと思った。というかもうあれは団長が希望の花を咲かせることしか頭にないわ」
夜「言っとくけど、あらすじだけ言うと、少年兵たちが自分達のいた組織を汚い大人たちから乗っ取って、仕事を始めるんだけど色々問題が出てきて困っている所にヤクザのアニキに出会って、盃を交わしてヤクザの下っ端になりつつ、仕事をこなしていくんだよ。で、色々とあって名前がデカくなったところでバエルガチ勢の金髪のお兄さんの口車に乗って『火星の王』を目指すんだけど、『ガキどもが、いきがりやがって』でキレた警察集団からフルボッコにあって組織は壊滅されるって話なんだよ」
雨「マジでか?」
夜「うん、間違っちゃあいないよ。見ていた人もこれを聞くと『大体この内容は合ってるんだよなホント』って言っちゃうくらいホント」
雨「止まっちゃったじゃん。止まるんじゃねーよ、はどうした?」
夜「まあ、そこは自分の眼で確かめるってことで」
夜「よし、思ったよりもガンダムの話で盛り上がっちゃったな。話を戻そうか。とりあえず異世界じゃなくて現代でいいよね」
雨「うん、まあいいよ。何する? 妹系の学園ラブコメ?」
夜「流石ですお兄様! だけど、妹ももういいよ。いや、出すのはいいけど、それをメインヒロインにはしたくない」
雨「別にお前が主人公な訳でもなければ、お前の妹をヒロインにするわけじゃあないからな」
夜「いや分かってる、分かっているよ、分かっているさ。それはね。でも妹だろうと姉だろうとアレらはいる身としては基本的に面倒くさいものだと知っているからさ、少しばかり抵抗があるんだよ」
雨「じゃあもう無理じゃん。俺とお前の方向性の違いからして話進まなくなるじゃん」
夜「いや出すのは良いんだよ。それらいるのは。具体的に、面倒くさがりで最近口が少し生意気で、おかしやジュースをさりげなく全部食ってしまって「だからそれが違ってあぶ#%?‘~~!」とか訳の分からない寝言を言い出して、目覚めた時にそれを指摘すると「私が寝言が言うわけないじゃん」と謎の強がりをみせる妹でも、弟のお金を自分の勝手に金が貯まる貯金箱かなにかと勘違いしたり、バレンタインとかに彼氏と友達、妹にお菓子は用意するのに弟にはくれずに本人は「え、失敗したやつあげたんじゃん」とか言い出してはその失敗したやつも実際には貰ってない。渡されたのは汚れた調理場の掃除の権だけとかいうクソみたいな姉でも、ね」
雨「リアル家庭事情じゃん。やめろよ、キモオタの中二病の妄想からのプロットという話はどうした?」
夜「ごめんね。リアルの話しちゃって。とりあえず、それをメインにするのは少し待ってくれ。僕の心の準備がいるから。後輩キャラ! 後輩キャラならイケる」
雨「ああ、つまりお兄ちゃんが欲しかった娘が、主人公に一目ぼれして「私のお兄ちゃんになってください」とか」
夜「いや、そこは「見つけました! 私と家族になってください!」と言ってくれる家族の愛を探し求めていた緑頭で公園で段ボールハウスに住む、中学生のような見た目の高校生が家族の愛に飢えるあまりに心を閉ざしてしまう……うっ、頭が!」
雨「パワポケの鬱エンドはいいわ!」
夜「あ、妹ものも、実は幼い頃に生き別れてたんだけど、あることをきっかけに二人は出会ってしまって恋に落ちるんだけど、主人公は兄妹ということに気づいては大人になったら結婚しようねって約束したを破って「お前との約束なんて忘れた! こんな写真なんか~~!!」って、目の前で二人の映った写真を破り捨てて泣きそうなになるのを堪えながらも「私のことは嫌いにならないで、あなたに嫌われないなら私は何でもするから」と食い下がる彼女に向けて言い放つ一言、「じゃあ、俺のことを忘れてくれ」と言って自分達が兄妹だということ隠すような展開を」
雨「だからパワポケの鬱エンドはもういいって! もうお前がそれを好きなのは十分わかったから!」
夜「でさ、僕的にはさ、世界観を大事にしたい。色々とできる世界観にしたいんだよ」
雨「あん? 野球やりながら、恋愛して、裏社会を駆け巡りたい的なアレか?」
夜「それもあるけど……アレ、作品としては世界が繋がっていることにしたいんだよ。別の作品なんだけど、登場キャラは同姓同名で同じ人物。表の世界は恋愛やらスポコンやら青春みたいものをして、裏の世界で超能力バトルや裏を操っている大人たちの悪と悪の戦争、殺し屋や殺人鬼みたい奴らのバトルみたいな」
雨「ああ、……え? 一つの作品じゃなくて、二つ三つも作る予定なのお前?」
夜「うん、折角の機会だからね。今までやりたかったこと色々と出していこうって思って。とりあえずまずは一作を動かせるだけの基盤としてちゃんと設定を考えるよ」
雨「それってたぶん、設定だけ考えて満足して終わっちゃうアレだよな」
夜「だから一人だと考えて満足して終わっちゃうから、誰かと一緒なら自分もやらなきゃ、って責任感がでてくるからね」
雨「それもダイエットが長続きしないやつのアレだよな。自分一人は意思が弱くてできないけど誰かと一緒にやることでなんとかなる、とか思うやつ」
夜「うん、そうだね。意志が弱いやつでごめんね。……でも目標として一つはちゃんと作ろう」
雨「まあ、あれやこれやで話すだけ話して、一つも出来ませんでしたってことは一番しちゃあいけないからな」
夜「前にさ、お兄ちゃんとキモオタ話していて、おもしろい話の条件ってなんのなのかって、話をしたことがあって、それでできたのが世界観がしっかりしていて、キャラも主人公だけが動くんじゃあなくて、主人公以外の奴らも敵味方関係なくそれなりに独自に動けるだけの話はスゲエ面白いってこと。ほら、漫画とかによくある「お前は先にいけ、コイツは俺が何とかする」とかの敵キャラと味方キャラが一対一で戦うような感じじゃなくてサイドエピソード的な感じで一つの話として出来上がっているみたいな」
雨「ああ~、ね。何か分かるわ。本編よりもサイドエピソードの方が面白いヤツがあるしな」
夜「まあ、それはサイドエピソードは人気キャラで、大半の人気キャラは性格や考えを事細かく出来上がっているから動かせるし、本編は主人公という主格があってこそ動いているから話は成立するしね。……ある程度出来上がった世界観と動かせるだけのキャラ、とここまで話をしていったところで僕が至った結論としては「あ、だから歴史ものはスゲエ―面白いんだ」ってなったね」
雨「あ、なるほどな。確かにそれならお前の話の合点いくよな。歴史だから世界観は出来上がっているし、キャラもそれそれが独自として動かせるしな」
夜「ちなみにお兄ちゃんの最終的な結論としては主人公は別にいらないんじゃあないのか。という話を進めるための語り部を複数人用意してそれでそいつらの視点で話を語ったっていく」
雨「あ、やっぱりその人お前のアニキだな。そんなことを話していて考えた上でそんな結論至るって」
夜「まあ、あのお兄ちゃん見てオタクの道に進んで行った僕だからね。考え方はある程度似るよ」
雨「じゃあ、もう、俺じゃなくてその人と作れよ。そっちのほうが捗るだろう」
夜「無理無理、お兄ちゃん就職活動中だから。あの人、大学卒業して四、五年くらいになるけど就職したところ全部倒産しているから。毎年毎年仕事に困っている人なんだよ」
雨「どこの隠館厄介さんだ、その人は」
夜「いや、厄介さんは自分からやめているからね。お兄ちゃんは会社そのものが潰れているからね」
雨「企業の人材としては一番欲しくない人材だな」
夜「言うなよ、別にお兄ちゃんが潰しているわけじゃあないからね」
雨「そりゃあそうだけど」
夜「もう、最悪お父さんの仕事の手伝い……あ、うちのお父さん、船乗りやっているからさ。それの手伝いをしようかなってお兄ちゃん言っていたんだけど、お父さんは真顔で「いや、お前が着たら取引先がな」って断ったんだよね」
雨「身内から敬遠されているんじゃん! 酷いお父さんだな!」
夜「僕も同じこと言ったらお父さんが重々しい顔で『アイツが中学の頃にバイトとして連れて行ったんだが取引先が二つほど潰れたことがあってだな』」
雨「もうその頃から片鱗があったのかよ! 怖えーな! お前の兄ちゃん死神かなにかか?」
夜「もうあの人は引き籠っていた方が良いんじゃあないか、それが世のためじゃあないのかなって」
雨「お前の一族は何か、こう、不吉なものに呪われているか? お前も子供頃に誘拐にあったことで性格が歪んだりとかしているしな」
夜「それは某救世主なんたらってヤツの設定の中で話だ。僕自身にそんな事実は存在しない。ただ歪んでいるだけ」
雨「元から歪んでいるのかよ」
夜「パワポケもさ、あれもさ、主人公を主格にしているようで、実際には権力者達が世界を動かしているのが殆どで、主人公は自分の周りに起きた問題を彼女と一緒に解決させる。だけど、シリーズとして成り立っている裏で手引きしている奴らなんだよ。主人公自体は毎回毎回顔は一緒でも、1、3除いたら違う主人公だし。1、3は主人公は同一人物なんだよアレ」
雨「ふーん」
夜「で、そんな感じで僕の中で出来上がったのが、日常的な『表の世界』、異能者たちの『裏の世界』、怪異とか霊的な妖怪の『夜の世界』、少し違う普通とは隠れた魔法使いの世界『魔の世界』、一つの世界なんだけど四つくらい分かれた世界線上が出来上がっている、みたいな」
雨「ああ、マジで中二が大好きな設定じゃあないか……」
夜「だろ? でも嫌いじゃあないだろう?」
雨「ック、嫌いじゃない!(歓喜)」
夜「ということで世界観はこんな感じで広めたいんだけどいいかい?」
雨「まあいいだろう。許す。……というか、俺はそこまで世界観に入れ込みは特にはないからな」
夜「じゃあ、話をどうするか、か」
雨「あ、ちょっと待て、学園都市的なアレはあるのか? 能力者たちなのが集まって、学園バトルみたいな」
夜「それはないな。その隠れている魔法使い達「魔の世界」にはホグワーツ的なものはあるけど、表裏みたいな世界には大々的に取り扱っていない」
雨「あーね。なるほどなるほど。大体わかってきた。基本的に秘密結社的なノリか」
夜「そうそう。で、こっからどういう話にしていくかなんだけど………とりあえず、まずは表裏の世界だけいいか。普通の日常を送っている主人公がふとしたきっかけで裏の世界に足を踏み込んでしまったみたいな」
雨「王道だよな。それで、神秘的なヒロインに出会って戦いに巻き込まれて、不思議な力を手に入れる展開な」
夜「でも、やるならやるでもう少し捻りを入れたいよね」
雨「そだねー。………ん~、そうだな。なら、citrus風に主人公を女でヒロインも女の百合展開で! で、主人公たちの年齢を小学生にしようぜ」
夜「………ああ、有りちゃあ有りだけど、それやると方向性としては『魔法少女』寄りになっちゃうぜ」
雨「別にいいだろう。魔の世界の設定もあるんだから。だからその魔の世界が現実世界に強力なカードが発見したことでこのままじゃあ世界がヤバいことになるから弟子たちをそれの回収に行かせるんだけど、魔法のステッキが言う事を聞かないで、そこで出会った少女たちを無理矢理魔法少女に仕立て上げてからカードの回収させる」
夜「それは、なんたらイリヤっていう某有名な聖杯戦争するやつの派生から出来た作品のことを僕は知っているぞ」
雨「流石に不味いか。……でも、少し弄ればなんとか!」
夜「やめなさいやめなさい。今時の魔法少女は絶望とか鬱な展開に向かっていっちゃうから。僕は嫌いじゃあないけど君自身ははその手の話はあんまり好きじゃないだろう。……おのれ、虚淵!」
雨「そうか~……。じゃあ、女子小学生の超能力バトルってことでいいか」
夜「うん、まあそれくらいはいいんだけど、……あ、一つ思い出したことがある」
雨「何が?」
夜「これはちょっと前に見た夢の話なんだけどさ、
自分が小学生で、で、クラスメートの女の子が誕生日だったんだよ。それで仲の良い子達で、その子の家に遊びに行ったんだけどケーキとかご馳走が用意してあったんだけど、用意してくれたであろう親がどこにもいなくて、その女の子も顔が青くなって強張った調子で体調が悪いような何かに怖がっているような怯えていた顔していて。
それで大丈夫かな? どうしたのかな? と思いながら誕生日会が進行していくんだよ。まあ、プレゼント渡してご馳走食べていくんだけだけど、で、大体食べ終わった後にゴロゴロ、ピッカン! って大きな雷が鳴って、窓の外を見てみると周りが真っ暗でガラスも自分の姿を写すくらいになって、雨もどしゃ降りのように振り出したんだよそれを見た皆が、うわあ、酷い雨だね感じで話していると、そこで少女がこういうんだよ
「ねえ、皆でゲームしよう。新しいゲームがあるんだ」
って、少し震えた声で。それで少女がゲームを準備、あ、それがTVゲームだったんだよ。ハードにソフトが入れ込んでTVが電源を付けようとした瞬間、ドーン!! って大きな雷が落ちて家中の電気が落ちたんだよ。それで、ゲームもTVも動かなくなって、それで少女がパニックになって必死になってリモコンを連打して「なんでつかないの?なんでつかないの? なんでつかないのぉおお!!??」って何度も何度もリモコンを押すんだけど、停電しているからTVは電気がつかないわけよ。それで少女が崩れ落ちて「あああ、ああああ、あああああ!!!」って感じに泣き始めるんだよ。本気で絶望に叩きのめされたような声を上げて泣き出すもんだから、皆、心配してになって必死にその子をあやすんだよ。ああ、この子はこんなにもゲームしたかったんだなって皆思いながら、でも電気が通ってないから仕方ないから別の遊びをしよう。で、家の中でかくれんぼをしようって話になって、少女も少し落ち着いてきて「……うん、いいよ」と頷いた後に
「でも、私を早く見つけてね」
と意味深なことを言われた後に、かくれんぼが始まってで、最後までその少女だけが見つからなくて、鬼以外の皆もその子のことを探し始めるんだよ、で、最後に探していないクローゼットが一つあって、その扉を開けた瞬間、
右の二の腕から左の二の腕まで、肩とか喉とかもハンガーで貫通された状態で、服のように吊るされた少女の死体がそこに」
雨「怖っ!!!??」
夜「で、そのあとなんだけど」
雨「続くの!?コレ?」
夜「ここで「怖ッ!」って言いながら目覚ましたらよかったんだけど、そこでいきなり辺りが真っ暗になって赤い文字で「GAME OVER」が出て来て、すぐに「コンテニューします」と文字が出て来て、小学校まで戻ってきて「誕生日会に行こうぜ」って友達らしき子から言われたところから始まったんだよ」
雨「無限ループ系じゃん、それ、怖ッ!」
夜「その後また彼女の家に行って、お誕生日会を開くことになるんだけど、始まった瞬間に僕が「ねえ、何かやりたいことがあるんじゃあないの?」って聞いたら驚いた顔をして「うん、ゲームしたいの」って言われて、じゃあ、まずはそのゲームから始めるか、って話になってゲームを始めるんだよ。そこで適当にキャラメイクをした後に、その、ゲームの中に入っていたんだよ。今時のSAO系のVRMMORPGみたいな感じじゃなくて、ひと昔のTVゲームに入っちゃう話」
雨「お、お、おう」
夜「それでいきなり戦闘というか、村っぽい所? 牧場みたいな所に今自分達がいて、そこにモンスターが襲いにかかってくるからそれをお前たちで何とかしてこいって言われて、皆で門みたいな所で待ち構えているんだよ。そこで何が何だか自分でもよくわかっていない状況になってしまって、モンスターが来たぞ!! みたいな感じで見張りの人がカンカンって金を鳴らしてそれを知らせてくれるんだよ。それでそこの空気が重々しくて「あ、これはマジでヤバい状況だな」と悟った僕はとりあえず皆から少し離れて隠れた所で自分の置かれている状況整理とかこれがゲームの世界なら何だかのシステム、スキル的なものがあるはずだ、それをとりあえず把握してみよう。ほら、なろう系あるあるのシステムウィンドウ的なものがないのか、って色々とやってみるんだけど全然反応がなくて、近くに桑があったからそれを装備というか、普通に握って武器にしたんだけど、「きゃあああ」って悲鳴が聞こえてきて何事だ!? って思ってみてみると皆移動を始めていて僕の存在に気づいた子が「早く来い、こっち側に向かってきてる奴らは囮だ! 奴らはもう既に裏から回ってきて遅い始めている」って言われて、なんだって!? 驚いて向かおうするんだけど後ろに何かいる気配を感じ取って振り返るとそこにモンスターが、ゴブリンみたいなモンスターがいて、鈍器で思いっきり僕を殴ってきて、そこで僕は気を失ってまた赤い文字で「GAME OVER」ってできてきて「コンテニューします」と次はお誕生日会のところから始まって」
雨「マジでガチめに怖いんだけど、え、まだ続くの?」
夜「あ~、実はもう少し続くんだけど、具体的にパラセーリング使って祠っぽい所までいくんだけど」
雨「ゼルダじゃあねーかそれ! え、何、今までの話ってゼルダの話? 俺、その話知らないんだけど」
夜「違う違う、僕の夢の話、夢の話。このあと夢だからぐちゃぐちゃの展開になってね。自分でも説明しずらいんだけど、とりあえずこのゲームをクリアして何もかも解決だ、って感じの話の流れになってそこで目が覚めた」
雨「なんか、……よく、そんな長々とした夢を見られたな」
夜「まあ、実を言うと体感だけなら十分、ちょっと超えたくらいかな」
雨「いや十分だよ。俺なんか、十分もある夢なんて見たことねえよ。見たとしてもあんまり覚えないから、お前はよくそんなに覚えていられたな」
夜「もう、ほんと濃い内容だったかね。ちょっと、その先がどうなるのか自分でも気になってね。あ、先の展開が気になる夢はもう一つあってね」
雨「いやいいよ! もう! どんだけ気になる夢見てんだよお前。もう、お前の夢の話をそんまんま出してしまえよ。アレだよ、伊達に本家の方でも夢の中で修行して特殊能力を身に付けてくるだけのことはあるよ」
夜「ブックスタイルね。あれね、そんな強い能力じゃあないんだよね。ハマれば強そう? だけど、基本的に扱いにくいよ。アレ」
雨「え、それは本人が言っていいのか?」
夜「あれ、役に立つのはヒーラーとしてだからね」
雨「まあ、二章はそれしかないからな」
夜「三章も三章で、アレだったしな。また五章以降でどうなることやら」
夜「えーと、確か、小学生の魔法少女の話で進めるか進めないかだったっけ? おのれ、虚淵」
雨「そうそう、で、小学生の異能バトル系にしようぜ」
夜「うん、もう、絶望する鬱な展開の魔法少女系も大概ねえ。だからといって異能バトル系も少し安直すぎるから、もう少し何か捻らないとな…………………よし、仮面ライダーにしよう!」
雨「なんでだよ」
夜「いや、女子小学生の仮面ライダーなんか、面白そうじゃない。プリキュアや魔法少女よりも仮面ライダーに憧れる、子供だから善悪よりも格好いいことが好きな少女が、戦い身を通じて、善悪とかの区別や人として大きく成長していく系」
雨「面白そうだけど、それはそれでやっぱ鬱なやつというか、ただ魔法少女の部分を仮面ライダーに変えただけだろう」
夜「それもそうだ。くっそ、せっかくCV伊藤美来さんまで考えたのに」
雨「これは、CVまで決めるもんなのか。なら俺も小倉唯さんとか水瀬いのりさんとか本気で考えるけど」
夜「伊藤美来さんは特撮好きな人だから。仮面ライダーが好きらしいぜ」
雨「ふーん、……ごめん、よく知らない人だ。伊藤美来さんが何の作品に出てた人?」
夜「バンドリのこころちゃん。で、プリンセスコネクトでコッコロちゃん」
雨「あ、コッコロちゃんなんだ」
夜「あと、この間までやっていた作品でいうなら、君の大好きなりゅうおうのおしごとのCV速水さんの秘書の人で、エンディングを歌っていた」
雨「ああ、そうなんだ」
夜「あと、超展開のラブライブと言われたアクションヒロインチアフルーツのレッド」
雨「それ言えよ! そっちの方がまだ分かりやすいわ。会長の秘書と言われてもよくわかんねえよ。あれ、ロリしかみてないんだから俺」
夜「いや、ホントチアフルーツは色んな意味ですごかったね。チアフルーツサンシャイン的なものができないかな? あ、あとろこどるが有名かな。ガールフレンドでももう少し起用が早ければおっぱいバレーのお姉さんじゃなくて、宮内ちゃんの声はあの人だったと思うよ。あと、魔法少女においても」
雨「もういいよ、そんな詳しく語らなくて!」
夜「ごめんね、こころちゃんが好きで中の人についてもWikiペディア使って色々調べまくったんだよ。特撮ものが好きってだけで中の人も好きなったんだ」
雨「なかなかキモオタっぷりだな」
夜「ハマった時のキモオタの行動力はホントハンパないからね。ホント、皆気を付けろよ。知らず知らずのうちに犯罪に手を伸ばしているのなんてざらだし、脳内彼氏彼女ってだけでストーカー化したりするからな。Twitter見ているだけなのに、line越しの個人会話していると思い込んでいる危ない人とかねえ」
雨「だからなんでそんな現代の闇の部分を引っ張ってくるんだよ」
夜「これもこれで作品に生かしたいな、って。あの、ほらラブコメで、普通なら絶対に遭遇することのないけど、アイドルが同じクラスで、ストーカーの悩みを抱えていてそれを解決する、みたいな」
雨「あ、ああ、まあそういうのあるけどさ。いいのか、お前の気持ち悪い部分をそのまま作品に出すのって」
夜「うん、ねえ………。僕の鬱がまた一つ進むな。自殺まであと、てんてんてんてん」
雨「久しぶりに三点リーダーを口で言う人間みたな」
夜「この『てんてんてんてん』も、こんな感じでわざわざ言うタイプのキャラも出そうぜ。『WWW』も『ダブリューダブリューダブリュー』で言うような」
雨「強いな~、お前」
雨「はい、今回はもう終わりだそうです。……結局何も決まってないな。世界観が、中二病が好きそうな、やれ表世界だの、裏世界だの、が良いくらいしか決まっていないな」
夜「次回まで宿題だね。とりあえずはどんな話にしたいか。……う~ん、魔法少女か仮面ライダーか」
雨「その二つは選択肢としては決まりなのか?」
夜「主人公は女の子だからね。やっぱやるなら仮面ライダーでしょ」
雨「せめて正義の味方って言おうぜ。仮面ライダーは色々と怒られそうだろ。あと、主人公女の子で決まりなんだ」
夜「ロリ百合やりたいって君が言ったじゃん」
雨「やりたいけどさ。見たいけど、……自分が作り手だとすごく恥ずかしいんだけど」
夜「創作ってそういうもんだよ。前、投稿してたんだろ?」
雨「ああ、異世界ロリハーレムを………うっ!!」
夜「しゃーないしゃーない。中二真っ只中じゃあねえ」
雨「俺、ちゃんとこれやっていけんのかな」
夜「今更言うなよ、ここまでやってきておいて。かっこ、何もできていません、かっことじ」
雨「次回以降から俺は不参加でいいな」
夜「僕の寂しい一人語りになっちゃうじゃん」
雨「大体、お前の一人語りだったけどな。今日。なんか、夢の話とか」
夜「では、皆さん次回以降からも僕たちキモオタ二人が中二病の心の傷を増やしていく、『夜の雨P』をお楽しみ、ック、ダサい」
雨「あ、無理矢理約束づけやがったこの野郎。……なんだよ「ック、ダサい」って」
夜「僕らの流行らない挨拶」
雨「まあ、流行らないだろうな」