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復讐者、対峙する

場所は再び戻り、ジュライドの東門。


リョウマの繰り出した技みたいなものにより、状況はジュライド側の優勢。


リョウマも、門の近くで戦況を見守るにとどまっていた。


「一時はどうなるかと思ったが、どうにかなりそうだな」


東門に向かってきていたゴブリン、種猿、ウルフ系の魔物はほぼ全滅。


残りは強力だが、人数と戦術があれば対処可能なオークの大群のみとなっていた。


しかし、この状況を見てリョウマは確信する。


「やっぱり…スキルで操られているな」


それは魔物達が撤退しても仕方のない状況にもかかわらず、未だにジュライドへと向かってくる事だ。


彼ら魔物は生き物だ。


知恵はなくとも、野生で生きている生き物だ。


命の危険になれば、死の恐怖も当然出てくる。


しかし、魔物の軍勢の様子を見る限りは傷で呻く魔物はいても、撤退の行動をとる魔物はいないように見える。


そんな非現実な現象を起こせるのはスキルにより操られているからだとリョウマは推察した。


「そうですね、この数に魔法で操っているのは考えたくないですね」


この数の魔物に魔法で催眠を施していると考えるとラフロシア級の魔力だ。それはあまり現実的ではないし、考えたくない。


「だな、もしいたらそいつは国家象徴になれるよ」


指揮官の言い分に、冗談で返すリョウマ。


「ん?なるほど…リョウマ氏」


「どうした?ポルチーニさん」


ちなみに、犬の獣人の指揮官の名前はポルチーニだった。


それを縮めてポチとあだ名をつけたいが、怒られそうだとリョウマは思う。


そして、ポルチーニは言う。


「西門のラフロシア様の方で問題があったみたいです。…仲間同士で討ち合いが起こり、対処に困っているようです」


「え!ラフロシアが手こずっているの?!」


「なんでも味方が敵による催眠で操られたため、無力化に時間が掛かっているみたいです。今ラフロシア氏と我々の方の指揮官の二人で対処しているようです」


つまり500人余りを殺せない敵を相手にしているのか。


それはラフロシアでも対処が難しい。


まさかのラフロシアの劣勢を聞いて、内心驚くリョウマ。


「なるほど、敵もうまい手を考えるな…外道め…」


「しかし、その催眠を施している者を含め、3人の今回の主犯らしき人物を確認できたようです」


「よしっ、急いで向かう。どうやっていけばいい?」


「はい、南門はこの門からまっすぐに走って行けば着きます。急いで向かって下さい!」


そういい、門を開けようとするポルチーニとその部下達。


「あ!いいよ、飛び越えていくから!」


そういうが早いが、リョウマは空気を蹴る事で宙へと跳んでいった。


その光景に呆気に取られるポルチーニ。


「まぁ…あの人がいけばどうにかなるでしょう…ん?」


この時ポルチーニは楽観していた。


担当の戦場が無事に終わりそうなのと味方であるリョウマが桁違いの力を見せたからだ。


しかし、相手の方にも、そのような存在がいる事はまだ彼らは知らないでいた。


「なんだ?この赤い靄は?」


ポルチーニは少し先に巨大な赤い靄を確認した。


そして、その靄から出た姿に驚く。


「まさか!」


「指揮官!あれは!」


ポルチーニ率いる東の門の軍勢が驚く。


「あれは…まさか…」


ポルチーニは目を疑う。


赤い靄からは巨大な狼が出たのだ。


そして、その足元に赤い髪の女性がいた。


「さて、ここにいるはずだけど…」


ついに、流狼がジュライドでの戦いに参加した。




◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇




ボンッボンッボンッ!


「意外と距離があるな…」


ジュライドの街の上空を駆け抜けるリョウマ。


すぐに着くと思っていたが、広いジュライドの街に己の空中歩行が限界になった。


「まだ、短い距離しか無理か…」


そういい、手頃な広場へと着地する。


そこは街の守り神である流狼の像が祀ってある公園だった。


今は誰もおらず、静寂が空間を支配していた。


「皆、南門の近くの避難所にいるんだろうな…」


それは突然だった。


ダンッ!!!!


「はっ?」


視界が真っ暗になったと思ったら、横へ向かう衝撃に遭うリョウマ。


「ぐわぁーーー!!」


そしてそのまま水切り石の様に公園の噴水へと落ちるリョウマ。


「ごはっ!」


公園の噴水は浅く、すぐに起き上がるリョウマ。


「なんだ?一体なんだったんだ?」


痛みをこらえる中、状況を思い出す。


濡れた視界を急いで拭って明瞭にする。


そして、リョウマの視界にはあいつが映った。


「貴様か」


それは冷たい声だった。


まるで恨みの対象をようやく発見したような。


赤い靄が体にまとわりつく中、人間ではないそいつは人語を使った。


「狼?!」


殴ってきた者の正体が狼だと知ったリョウマは同時に思い出す。


(まさか流狼??でも、なんで?)


「本当だったか、私と同じ匂いがする。まさかこんな所で会えるとは」


「えぇ、流狼。奴がそうよ。魔王国三大将軍で国家象徴が一人、リョウマよ。やっと見つけた、東の門にいるはずなのに、いなかったから焦ったわ」


さらに、流狼らしき生物の下には赤い髪の女が出てきた。


流狼は不満足そうにして、言った。


「…私はそんなものに興味はない、所詮、人間どもが付けた地位だ。私が興味あるのはそいつが我と同じ故郷だという事だ…」


そういい、頭の上に風の玉を出す。


「…死ね」


そして、流狼の攻撃がリョウマを襲う。


「うわっ!!!」


慌てて、迎撃態勢へと移るリョウマ。


手に【英雄】の物理強化、そして先程して見せた空間掌握を施す。


ドンッ!!!!


相殺する事で強烈な爆発音がする。


「待て!なんで俺を襲う!!!!」


そこでリョウマが叫ぶ。


「その巨体…お前…もしかして流狼だろう?!」


「…そう呼ばれておるみたいだな」


「ならどうして、この街を襲う?ここの街、ジュライドはお前を崇拝しているんだぞ!そんな人達がお前に危害を加える訳がないだろう!!」


リョウマは元々争いを好まない性格だ。そして、流狼らしき生物が何か勘違いをしてジュライドを襲っていると察した。


しかし、それはリョウマの勘違いだ。


「それが私に何の関係がある?」


流狼はきっぱりと言った。


「私はこの街に興味はない。この女共の仲間が私にお前を殺す事を強力するのに、兵を用意してくれたにすぎん」


そういい、とある方向を見る。


それは西だった。


「なるほど、こちらの方向には私でも倒すのが難しい者がいるな」


流狼はすんすんと鼻でかぐように言った。


「そいつがいればお前だけを殺すのは難しい、この話に載ってよかった…まぁ倒せないわけではないが…」


「ちょっと、私がお願いしたって事はばらさないでよ」


「うるさい、女、私はお前たちの仲間になった覚えはない。私の名誉は守らせてもらう」


流狼の下にいたレーナは目的を簡単にばらした流狼を叱る。


しかし、流狼は悪ぶれる様子もなく言った。


「え!?、俺を殺す事頼まれた?…お前ら、さてはイグルシアのやつらか」


リョウマはレーナを睨んだ。


「…えぇ、そうよ。リョウマ・フジタ、今回は貴方を狙ってきたわ」


すると、レーナは簡単に目的をいう。


髪をなびかせながらレーナは語る。


「あの刺されたおじさんはまだ生きているかしら」


「!!!、おまえ、まさかあの現場に」


リョウマはロウドが死んだ現場の事を思い出した。


「はははっ、その様子から察するに死んだのね。おしいわね、珍しくはないけど、いいスキルを持っていたから国に連れて行きたかったわ」


不敵に笑いながらレーナは言う。


「やっぱりスキルに狙いを絞っているんだな、だが、そんな奴らがどうして俺を狙う?」


「そこまでは話さないわよ、ただあなたを含めて二人の国家象徴を敵に回す程、私達の陣営はまだ人材が整っていないのよ」


そういい、レーナは赤い靄を再び出現させる。


「だから、私達はもう一人の国家象徴を抑えて、代わりにこの狼さんにあなたを殺してもらう事にしたの。丁度この狼さんもあなたに因縁があったみたいだしね」


(なんで流狼を?因縁?)


リョウマは流狼の存在すら、つい先日知ったばかりだ。そのような存在で恨まれる程な事を当然した覚えがない。


それを察してか、流狼が答える。


「リョウマという者。貴様の戸惑う気持ちも分かる。だから答えておこう、貴様自身には恨みはない」


「え?」


流狼の言葉の意味が分からないリョウマ。


「じゃあ、私は一旦仲間と合流するので、じゃあ」


「あっ!待て!」


そういい、土の玉を魔法で作るリョウマ。


それを発射する。


しかし、それは彼女の防護魔法で防がれた。


「ばかね、当然魔法は敷いているわよ、ばいばいー」


そうして、レーナは去っていた。


「さてっ…邪魔者も消えた。これで遠慮なくできるな」


そういい、流狼は力を溜める。


「待ってくれ!流狼!さっぱり話が分からない!なんでお前は俺を殺そうとする?何か勘違いしているんじゃないか!俺もお前も今日初めて会ったはずだ。それが殺される程の恨みを持っているのが納得いかない!」


一応、戦闘態勢は維持するも、再び会話を試みるリョウマ。


「…そうだな、これから復讐する相手が何故復讐されるのか分かっていなければ復讐の意味がない」


リョウマは納得したくないが、己の過去の経験から流狼の言っている事を理解できてしまう。


「そうだな、では説明しよう。勿論、貴様から争うのであれば私はいつでも始められるがな」


「…話してくれ」


「そうだな、では言葉も変えるとしよう」


ため息をついて流狼は言った。


()()()()()()()()()()()()()()()()()()


それはリョウマが聞き親しんだ言語だった。


「それは日本語…」


「そうだ、私は貴様と同じ…()()()()()()()()


ここでリョウマは一つの可能性なぜ今まで考えていなかったかを思い知る。


リョウマの世界の娯楽小説で異世界召喚というカテゴリがあった。


その小説では殆どといっていい程、たくさんの人間が異世界へと転移した。


そのため、他に転移した人間もいるのではと考えていた時期がリョウマにはあった。


その先入観が一つの可能性を見誤っていた。


()()()()()()()()()()()()()()()()という可能性に。


さらに流狼は日本で生まれた狼だといった。


そんなにリョウマの知識では一種類しかいない。


「日本で生まれた狼…あんた、ニホンオオカミか」


昔、乱獲された事で絶滅した動物だ。


「…ほう貴様、私が住んでいた時間からはさほど離れた時間に住んでいたわけではないみたいだな…」


殺気がリョウマへと飛んだ。


「私がこの世界に来た時は体がぼろぼろで死に絶えそうだった。しかし、それでも生きたいという強い意志がここまで私を強くした」


流狼は思い出すかのように話す。


「それが私の生きる意味でもあった。家族も仲間もいない私にはそれでしかこの世界生き抜く事ができなかったのだ」


リョウマはメ―ウェンが言っていた事を思い出す。


“魔狼になった流狼はそれでも魔物の討伐をやめませんでした…それは何故か分かりません、ただ側で見ていた祖父はこう思いました。まるで自分がいる事の証明をするかのようだと”


「…なるほど、それでイグルシアから俺の情報を聞いて、再び人里に来たという訳か…で、俺は今乱獲された恨みを返されてるのか」


リョウマは納得してしまった。


だが、どうしても理解できない事が一つあった。


「じゃあ、なんでジュライドを襲った?」


流狼は答えなかった。


リョウマは怒気を強めて言う。


「さっきもいたが、ジュライドの街はお前を崇拝している。お前は知らないだろうが、お前がその生き抜く時に倒した魔物達はその辺りに住んでいた獣人達から迷惑な存在だったんだ。そいつらを倒した守り神としてこの街は長年お前を祀っているんだぞ?」


流狼の冷え切った目を見て、リョウマは強く言い放つ。


「俺を恨むのはまだいい、だが、祀っているジュライドの連中を滅ぼすのは違うだろぉぉぉお!!!!!」


「人間だからだ」


すると流狼は言った。


「はっ?」


予想外の答えにリョウマは呆気にとられる。


流狼は一通り周りを除いてから言う。


その表情は呆れ、その物だった


「人間の身勝手さに呆れたのだ。最初は貴様を殺そうと思ってこの戦いに参加したが、少し気が変わった。貴様を殺したら、この街を滅ぼす」


驚愕の事を言う流狼


「なんでだ!」


「この光景が私の心を締め付けるのだ。なぜ我々は殺されなければいけなかった?」


「…」


「力がないからか、知恵がないからか、人ではなかったから…弱かったからか?」


「そして、私は力を得た。そして、ここの光景を見て、気が付いた事が一つある。人間はあらゆる力が上の者を敬い、力は下の者を排他する卑劣で身勝手な種族だと」


今度は流狼の言葉に怒気が大きくなる。


「そんな種族、私が滅ぼしてやる、それが私が死んだ仲間達にやれる事だ」


牙を見せつける流狼


「手始めに貴様からだ!!!!」


そういい、予め溜めていたのだろう。


先程の風の玉に炎を混ぜた玉を口元から出す。


ボウッ!!!


≪炎風の狼玉≫


そして、それがリョウマへと当たる。


「………」


リョウマは躱す素振りを見せなかった。


(当たったはず…だが…)


炎を放ったため、噴水の水がいくらか蒸発して繭が発生している。


視界が不透明な以上、攻撃もくるかもしれない。


しかし、繭が晴れて、すぐにリョウマは出てきた。


「…なぜ避けなかった?」


正直、速度で言えば先程の攻撃と変わらない。


しかし、リョウマはそれを除けもしなければ、技で受けもしなかった。


先程の立ち位置のまま、リョウマは佇んでいたのだ。


「いや、最初は理不尽な怒りでいっぱいだった。そんな事でジュライドの街を襲ったかと思うともうね、血管が切れるぐらいにな」


そして、段々と迎撃体勢の時に挙げていた拳を下げる。


「ただ、同時に思い出したんだよ。俺もお前と同じような事をしていた事があった」


(あぁ、これなんだな、復讐を受ける時はこんな気を当てられるんだな)


「切羽詰まってた。周りの人の心を見れないぐらいに視野が狭くなって、どんどんと蝕まれていった。そしてある時、俺はついにやってしまったんだ。復讐を、どんどん相手を…復讐相手を滅ぼした」


鏡を見ているようだとリョウマは思った。


(レンコ、確かに流狼と俺は同じだったよ)


「だが、そんな中、一人だけ俺を止めたやつがいるんだ。驚け、そいつは俺の復讐の対象の一人だったんだ、つまり俺は殺そうと思っていた…だけど、あいつは俺を一歩の所で止めてくれたんだ」


リョウマは顔を笑顔にして言う。


「あいつに救われた、すぐにはその事に気が付けなかったが、今なら分かる。俺はあいつに救われた。だからこそ、俺と同じ思いをしたお前の気持ちを受け止めてやりたいと思っちまった。多分、この世界でお前の怒りを受け止められるのは俺しかいない」


さらにここでもメ―ウェンの言葉が思い出された。


“本来、狼は番いで 8頭ほどの社会的な群れで暮らしています。群れはそれぞれ縄張りをもち、組織として厳しい自然を生き抜くのです”


“そして稀に仲間とうまくコミュニケーションがとれなく、又は群れのリーダーを決める争いに敗れて群れから孤立し、単独で活動しているオオカミもおります。流狼が流狼だった事を察するに孤独だったのでしょう。そのために周囲の魔物を倒し続けていたのだと祖父はいいました”


孤独。


恐らく、この狼はずっと一人だったんだろう。

だから、全て自分で決めて、生き抜いてきた。それは立派だが、過ちにも陥りやすい。


一人で生きようとしたリョウマには心が痛い程分かる。


だからこそ笑う。同情が復讐に囚われた者の救いの手ではないから。


「ふざけるな!!!!人間め!やはり身勝手だ!!!貴様らに滅ぼされた種につけを払ってもらう!」


冷静になったリョウマと裏腹に流狼は怒る。


「それはさせないし、()()()()()()()()


そんな流狼の心情を無視して、手のひらの上に拳を当てて、何かを思いついたかのようにリョウマ言った。


「そうだ!!!よしっ決めた。お前を改心させてやる」


「はっ???????」


これは流狼も呆気にとられた。


「やっぱお前の理不尽な怒りよりも、俺はお前の辛い思いしたんだなって想う気持ちが俺の中では強い!お前の言う人間の道理で、勝手にお前を助ける事にするよ。後、言っておくけど、そんな復讐とかしても意味ないぞ?ただただ自分が辛いだけだ、これは俺の経験だから間違いない」


うんうんと腕を組んで頷きながら言う。


「…もういい、とにかく私の怒りの理由は分かっただろう。これで心置きなく戦えるはずだ。加減をするのは貴様の勝手だ。だが、私は貴様を殺す気でいくぞ」


一歩前へと進んで流狼は言う。


「加減なんかしねぇよ。お前を改心させるためにぶっ飛ばしてやる」


「はははっ舐められたものだ。我は人で言うΩ級はあるぞ?それに貴様は復讐は辛いとかいったな…だがこれは復讐など醜い争いではない…これは逆襲だ。我が種が貴様ら人間に掛けられた因縁のな」


そういい、流狼はリョウマへ向かっていた。


殺気、怒気、圧気、全ての怒りを纏って向かってくる。


その瞳に殺す対象を映しながら。


しかし、リョウマは平然とその気を受け止めて言う。


「逆襲でも復讐でも何でもいい、仕返しをしたからといって得るものなんて何にもない」


歯を見せて笑みを浮かべる。


こんなに楽しんで戦うのはいつ以来だろう。


多分、魔王城で訓練をしていた時以来だとリョウマは考える。


そんなリョウマの眼もまた流狼を捕えていた。


「だから、分からせてやる、俺の復讐の反省でな」


そして、リョウマと流狼の戦いが今始まった。

ここまで読んで戴き、有難うございました。


ブクマ、感想、評価等いただけると大変励みになりますので、もし良かったら宜しくお願い致します!


東屋

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