マスター、お客様のご様子は…
間章です。
今回は二章で少し出たこのキャラ…
短い出ですが、作者のお気に入りです
地球とは異なる世界、異世界
多くの学者がその証明を試みるが、実体験として証明できた者は過去にいない。
そもそもその異世界に飛び立って、帰れる術がないのだから。
そんな地球とは異なる世界に赴いたリョウマ
彼が感じるにここまで住んでて地球とは違う点は大きく分けて三つある。
・人間以外の種族が存在してる事。
これはエルフやドワーフに獣人達の存在を指す。
・魔物が野生に存在している事
ηからΩまでの9段階に別れており、人ともに生きている物もいれば、危害を加える物もいる。
・スキルと魔法のあらゆる法則を無視した超能力の存在。
魔法はこの世界の住む生き物の持つ魔力という物を変換させる力。
謎の多い魔法とは別の力とされるスキルという力。
そんな特徴的な存在が多くある異世界。
そこに召喚された日本人のリョウマ・フジタ。
そして彼は今異世界にある国の一つ、魔王国に身を置いている。
そしてその首都にして城下地であるレイフィールド。
現魔王の名を冠するこの街ではこの世界において実現の難しいとされる平和な街を実現している。
先程述べた三つの点は同時に争いの火種にもなる。
人種、災害、才能
人種は無駄な争いを生み
災害は多くの絶望を生み
才能はいらぬ嫉妬を生む
これらを調整し、共の生きるのは簡単な話ではない。
しかし時間は掛かっているが、魔王国にあるレイフィールドは一歩一歩前進している。
様々な人種が住むこの街には獣の姿をした獣人に森の守り人とされるエルフを始め、多種多様の種族が共に生きながら生活している。
喧嘩で街が騒がしい事はあれど、争いが産まれたことはない。
最近では異世界人という異なる世界の者をかの魔王様が召喚をし、王城で暮らしていると聞く。
そのおかげか、様々な真新しい文化が城下街では行われている。
食文化では寿司やお好み焼きなどの新料理。
トイレや夜の街の衛生問題の解決
国土全体の交通時間の短縮と安全を目的とした道路の設備
娯楽の開拓でも様々な発見をもたらしている。
それが国全体にその思想が渡り、良い関係が築けている。
そんな平和なレイフィールドで地球では当たり前にある物がのどやかな空気作りに貢献している物がある。
それはカフェだ。
カフェは本来コーヒーの意味。転じて、コーヒーなどを飲ませる飲食店を意味し、時代と共に新聞や雑誌がそこで読め、時の話題について談笑し、情報交換のできる場所として親しまれている。
飲食を提供する意味よりも心地よい空間を提供するお店としてリョウマの地球での知識を提供したのをきっかけ有志を募ってカフェの経営方法を教えた。
意外な事にこの世界での主な食卓は自宅での料理が基本
これまで飲食店や酒場を始めとするバーは多くあったものの、よりよい空間を目的に提供するお店は存在しなかった。
そもそもそういうのが流行るは思われなかったのだ。
料理ではなく飲み物、騒げる場所ではなく静かな空間。
それぞれは自分の家にいれば事足りるはずだが、始められたカフェ出店計画は人気を博していた。
曰く、お昼に集まれる場所が酒場以外で出来て嬉しいと、酒場側も夜に専念できるとお互いに区分する事で納得が行った。
談笑を目的にする場でもあるので、人種間での文化理解が若者を中心に進んだ。
経済的にも税の貴重な収入源となっており、おかげで表通りにあるカフェはどこも満席だ。
どこもおしゃれで真新しい空間が多くの夫人や子供達に受けているそうだ。
風魔法を用いて涼しくしているお店もある。
テラスを設けて、ピクニック気分が味わえるお店もある。
しかし、そんなカフェが多い中、一風変わったカフェがある。
賑わいを出している表通りから少し逸れた道の奥に植木鉢を扉に置いているお店がある。
扉は少しぼろく、色に黒みが掛かっている。
全体はレンガで出来ているがどこか古臭い…よく言えば温かみのあるレンガ造りになっている。
そして扉には営業中を知らせる、飲み物ありますよの木に書かれた掛札がある。
ここが城下街レイフィールドの隠れ処の雰囲気を醸し出しているカフェ 「エンブレム」
そこにいるただ一人のマスターの一日。
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初めまして、皆さま。
カフェ「エンブレム」のマスターでございます。
このお店のオーナーを務めさせていただいております。
数年前より営業させていただいていましたが、何しろ辺鄙な所にありますので資金難に陥いておりました所を贔屓にさせて戴いているお客様の援助でおかげで建て直った次第です。
おや、私の名前でございますか?
このお店ではマスターという名で通させていただいております故、その名以外で名乗る名がございませんね。
いいから名前を教えてと?
ほほほ、私の名前などこの場において必要のない事ですよ。
別にお客様と親しくなりたくないという意味ではございません。
名前などなくとも親しくなれると思っているから、名を名乗らないのです。
そもそも名とは何でしょうかね。
いえいえ、哲学的な話ではありません。実務的な話です。
自分の名を呼ぶのは自分が所属している組織や空間の中のみでかと思われます。
組織というのは家族を始め、友人、学校、会社といった中の事です。
その中で人は生きております。
そしてそれぞれの中で多くの人で同じ名前で呼ばれるかと思われますが、果たして同じ意味を持つのでしょうか?
家族には卒直な者
友人には見栄を張る者
学校で生き抜く者
会社で媚び諂う者
様々な組織で人は己を変えるでしょう。
呼ばれる名前は同じですけど、同じ意味を持ってして呼ばれる事はないかと存じます。
同じでなければ、その場その場で呼んでほしい名前を述べればいいと考えています。
なので名前などなんでもよろしいのです。
名前で困ってる方がいれば是非参考にして下さい。
ただそこの当人が呼ばれたいと思うのであれば、名前などなんでもいいのです。
私はこの「エンブレム」のマスター
それ以下でもそれ以上でもございません。
それが私の今名乗るべき名なのです。
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いつもの小綺麗な朝日を感じながら表の方を箒で掃除がマスターとしての一日が始まります。
そして「エンブレム」の中に入ります。
中はテーブルが6つ程あり、カウンターもあるので広い間取りです。
このお店はめったなことで満席にはなりません。マスターである私はこのお店に求めているのは落ち着いた空間です。
そのために狭い間取りではなく、ある程度の広さ必要と思いこの場所を買い取りました。
おかげで少し表通りから外れてしまいました…
そんなこんなでカウンターの向こう側の調理場にある私の定位置に私は立ち、本日も朝から営業しております。
あっ、一応椅子あります。
陽の光を感じながら朝のお店の掃除を済ませます。
お客様がおられません時は点字で書かれた本や音楽を聴いている事が多いですね。
ん?点字の所の驚かれましたか?
ほほほ、実は私は目が見えないのです。
眼は昔に争いごとでやられてしまいまして。
他の方法で目がある程度には空間を認識していますので問題ありません。
―――カランコロン
「いらっしゃいませ」
扉に付けられた小さなベルが鳴り、お店に客が入った事を確認する。
「おう、いつものモーニングセットを一つ」
剛毅な雰囲気を纏わすドワーフがやってきました。
彼はよく朝にやってきます。
普段は衛兵団で仕事をしているそうで、いつも夜勤明けにエンブレムを利用してくれております。
「かしこまりました」
まずはパンをトースターに差し込みます。
便利ですねこれ、電気魔法を用いてるみたいで美味しいホットサンドなるものが作れるそうです。
そして次にコーヒーを入れます。
こちらは私が昔旅をしていた頃に見つけましたとても美味しいコーヒーです。
二種類ありますが、大きく分けるに苦みが強いのと弱いの違いです。
まだ目が見える時にこの豆達にに出会えて良かったです。
でなければ路頭に迷っておりました、ほほほ。
そんな風に思いながら角砂糖を2つ入れます。
ぽちゃぽちゃ…
こちらの常連さんは苦いのがお苦手みたいなので言われる前に入れておきます。
「コーヒーをどうぞ」
そうしてドワーフの常連さんの前にコーヒーを提供する。
「うむ、有難う」
ズズッと飲む。
「はぁ、美味しい」
「毎度よろしいのですか?夜勤で就寝される前ではないかと思いますが」
夜勤明けという事は後は寝るだけかと思われるが、この常連さんはよくここにお越しになる。
「はっはっはっは、寝る前の元気を取り戻すためには丁度いいのだよ」
ぐふふと笑いながら、又コーヒーを飲むドワーフさん。
「ふむ、そうでございますか…こんな時間にそのようなお店もあるのですね、そしてあなたは中々にお忙しいようですね」
こんな朝からそういうお店がやっているのか老人の私は知りませんが、そういうのを楽しみにしている輩がいていいのでしょう。
選択というのは自由です、その存在も…
「いやいや、好きでやっている事ですから」
そう聞き、私は定位置に戻ります。
すると丁度パンがトースターから出ました。冷めないうちに具材を挟みます。
シャキシャキのレタスが二枚
みずみずしいトマトを二枚
味をつけるためのチーズも二枚
自家製のベーコンを4切れ程切り、そして手造りのソース付けて完成。
次に温めておいた鍋の中にあるオニオンスープをお椀に入れます。
完成したサンドイッチを皿に盛りつけて、出来た二つの料理をドワーフさんの元へ給仕します。
「モーニングセットのトーストサンドイッチとスープでございます」
ことっと音を立てながらドワーフさんの前に置きます。
「おぉ…これこれ!では…戴きます!」
ぱくぱくと食べる音が聞きながら、台所へと戻り、次にサンドイッチの準備をします。
「うまいな、一人暮らしだと中々野菜は食べないから、野菜を美味しく食べれるこのお店のモーニングセットは助かる」
「ほっほっほ。お客様の周りに料理を作って下さる人はいないのですか?」
感じる限りではとても強い武人にも似た気を感じます故、それを好む女性も多いかと思われますが…
「いや、そういうのを勝手にし続けた結果、許してくれる人と出会えなくて」
はははっと頭を掻きながらドワーフさんは言いました。
「なるほど…」
しかしどこか少ないながら女性の気を感じますね…彼からは、もしかして身近に思ってくれている人がいるのではありませんか?
「うーん?いねぇな。同僚で女性の医師とかはいるがな。」
それそれは…なんとも可哀そうですね (そのお相手が…)
「まぁ仕事場でそういうのは嫌だろ?マスター、縁があったらほしいから教えてな」
全く気付いてもらえないまだ見ぬ乙女を可哀そうに思いながら、私はすっと追加のコーヒーを出します。
「有難うな」
このお店ではコーヒーと日替わりスープのお替り自由
サンドイッチは2回までとなっています。
「マスターは仕事が早いですなー、サンドイッチもお願い」
「はい、かしこまりました」
そして二枚目のサンドイッチをオーダーし、それを食べ終えたドワーフさんはお会計をして出て行きました。
「今日も美味しかったぜマスター、また御馳走になるよ」
そういって出て行きました。
その足は浮足立つ感じでしね、この店を出た後が楽しみなのでしょうか。
朝のお客様として彼は素晴らしいですね。
性格なのでしょうかね。豪気な姿勢の割に淡泊に物事を話す。
朝の静寂よりも、お客様がいる時は程よくお話をして下さるのがマスターとして楽でございます。
朝一のお客様としては親しみやすい方です。
このように「エンブレム」に来てくださる常連さんは少し癖があります。
そんなお客様の相手をするのもカフェのマスターの醍醐味の一つです。
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―――カランコロン
「いらっしゃいませ」
再び入り口のベルが鳴り、お客様が入ってきました。
どこか悩ましい雰囲気ですね…
「マスター、ご機嫌よう」
「ご機嫌ようでございます」
彼女も常連さんですね。この感じられる魔力の量は彼女以外に私は会った事はないのですから。
なんでも大きな組織のリーダーだとか…
どこか王様のような雰囲気を醸し出していますが、貴族の方でしょうか?
やはりお仕事は人を作りますね。
そう思いながら彼女はいつも奥のテーブル席へと座ります。
たまに他の女性と来る時もありますが、今日はいませんね。
あれはお友達というよりも、自分の男を奪う間女のような扱いで連れてくるので、仲がよろしいのかは私は分からないのですが…
「ご注文はいかがいたしましょうか?」
「アイスティー…デザートは何があります?」
彼女は決まって飲み物と甘い物を頼んでくれます。
「本日はティラミスをご用意しております」
「あら、美味しそうな響きね、ではそれを一つください」
「かしこまりました」
軽くお辞儀をし、調理場へと行きます。
まずはアイスティーを入れます。
そしてティラミスは作り置きをしているので一緒に出そうと思います。
そんなでこんなもなく5分もしない内に用意ができました。
「お客様、アイスティーとティラミスでございます」
そういい、前へと置きます。
「有難う、ねぇマスターまたお話に付き合って下さらない?」
「エンブレム」で常連が多い理由としまして、私がお客様のお話相手になるというのもあります。
そういえばこの女性のお客様を始めにどんどんそういう事が増えたような。
他にもお客様がいないのでよろしいでしょう。
「えぇ、問題ないですよ」
そういい、調理場にある腰かけ程度の椅子をお客様の席の側に持っていき、座る私
「実は彼氏が旅に出てしまって寂しいんですけど…」
座ってすぐに話出すお客様。
「で、その旅の一員に彼氏の別の女がいるんですよ」
なんと
「それはそれは…お客様も気が気でないでしょう…」
むしろそれは不倫旅行ではないのでしょうか?この老体、あまり最近の流行りは分からないですが、いくらなんでも健全ではないかと思います。
「はい、彼が私を裏切る気はないのは百も承知ですが…私との思い出よりも彼女とのが増えるのが気に食わなくて」
…
「つまり、一緒にいるのは問題ないと?」
「はい、それは私の立場もあるので問題ないです、彼氏とその女の関係は理解しているので」
私には理解できないのですが…
そもそもあなたの立場を私は知らないのですが…
まぁこのような点も含めて接客業…誤魔化しながら話を合わせましょう。
詮索するのもこのお店のポリシーに違反しますし…
それ程のこの女性は高貴な立場なのでしょうかね?
確かに魔力はとてつもなく高いように感じますが…
おぉっといけません、先程言いましたお客様の詮索は私のモットウに反します。
とりあえず思った事を述べましょう。
「しかしその悩みはどうしようもありませんと思いますよ。手としましては帰って来た時に埋め合わせをするとかですかね…」
殿方はなんやかんや言って帰り際に何方かいれば嬉しいものです。
その方が色々と手を尽くしてくださればさらに嬉しいでしょう。
その時に手料理の夕食等が定番だと思いますね。
「うーん、それではなんか物足りないよね」
納得がいっていないような雰囲気を出すお客様
「では、何か贈り物を作るのはどうでしょうか?」
「贈り物?」
「はい、若い殿方は何か手製の物を戴くと弱いものです。どのような旅かは存じ上げませんが、厳しければ厳しい程贈り物は嬉しいかと…普段与えているからこそそのように貰える事が意味がどういう事か知っているのです」
「なるほど…」
私の意見に納得したのか思案した顔をお客様。
その特徴的な赤髪を弄りながら考える。
しかし良いですね…こんな魔力の澄んだ方に想われている殿方は…
「あれとかいいかな…」
おや、何かお客様は思いついたようですね…
「有難うマスター、何か贈り物をしようと思うわ」
お客様はきっと満面の笑みで私の方を見ているのでしょう。
残念ながら見えませんが…
「いえいえ、お客様のご要望に助けになってよかったです。」
「はは…お仕事の外の事だけどね」
「ほほほ…お客様の悩み相談もコーヒー屋のマスターぼの仕事ですよ、少なくともエンブレムでは」
そして簡単に世間話…ほとんど彼氏さんの悪口やのろけ話でしたが…をして美味しそうにアイスティーとティラミスを戴いたらお帰りになりました。
帰り際にお客様の雰囲気を察したら悩ましい雰囲気ではなく、これからどうするかというようなワクワク感に変わっていました。
眼は見えませんが、このような事ができるようになって便利ですよホント
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
それから色々なお客様が来ました。
女医さんのようなお客様
気さくな獣人のお客様
貴族と学園の双方と併せ持つ若々しいお客様
無口な女子のお客様等振り返ればとても個性的なお客様ばかりですね…
そんなに多くはないですが、私はこれで充分だと思います。
多くのお客様に喜ばれるものを提供するのもよろしいですが、私は少ないながらも私のお出しするコーヒーやデザートを美味しくいただけるお客様のみの方が性に合います。
そう言えば…私には一人だけ印象に残っているお客様がいます。
若い男性でしたね。
話を聞いているととても気さくな男性のお客様でした。
コーヒーが美味しい事から始まり、世間話をする仲になりました。
最初は私も初対面のように優しい方だと思っていました。
しかし、数回お越しになったぐらいですかね…
それは突然でした。
その男性のお客様が来ている時に私は調理場の水道で洗い物をしていたのですが…
ぞくっ…
何とも言えない禍々しい妖気がしたのですよ。
そしてその方向を見るとお客様が外を見ていたのです。
そして次の瞬間…その禍々しい妖気は消えていました。
「どうかしました?」
私の顔が向いている事に気が付いた黒髪の若い男性のお客様はそう私に言いました。
「いえ…なんでもありません、ごゆっくりどうぞ」
そしてすぐにそのお客様は席を立ちました。
それから再び来る事はありませんでしたね。
あの禍々しい妖気…まるで漏れ出たようなものでした。
まるでグラスに満たされた水が表面から漏れ出したような意図しない妖気でした。
あのお客様は何かに耐えていたのでしょうか?
私には考えが及びません。
しかし、瞬時に感じたあの妖気は私のポリシーを反してでも心配になるほどです。
さらに驚きなのは数回会って気づかなかった事です。
余程自制心の強い方なのでしょう…他人に己の本心を悟らせない…
それは普通にはできません。
しかしそれができるのは同時に危うい状態とも感じます…
感情を抑える事は出来てもなくなる事はありませんから…
出来るならその内心の蟠りを解決し、再びエンブレムへお越しになる事を祈っておきましょう。
そう思いながら今日もエンブレムでのマスターの仕事をします。
いつでもこの空間を必要としてくれるお客様のために…
それではまたの機会に。
ここまで読んで戴き、有難うございました。
ブクマ、感想、評価等いただけると大変励みになりますので、もし良かったら宜しくお願い致します!
東屋