復讐者、己を陥れる
宿の少し硬いベッドから起きたリョウマは顔を洗った。
あの夢を見た事であまりその顔は優れていない。
「リョウマ大丈夫か?」
朝、ホテルの部屋の居間に出ると起きていたレンコに心配される。
「あぁ…少し寝付けが悪かったみたいだ」
そういいながらも、笑顔を崩さないリョウマ。
レンコはそんなリョウマを心配する。
そのまま朝食を取り、少し休憩したら、レオルドの屋敷へと向かった。
その足取りは少し重く、レオルドにどのような結果を言われるのかが怖いのだ。
一緒に向かうのはラフロシアとレンコの二人。
ケンとメグは流浪祭の準備のためにニルクさんの商会へと向かう事にしてもらった。
本当はレンコとラフロシアもケンの方に行かせたかったが、二人が昨日の顛末を気にして着いてくると強く言われ、逆らえなかった。
そしてリョウマはレンコとラフロシアを連れて、あのレオルドの屋敷の玄関へと着いた。
屋敷の前の門で衛兵に頼んで取り次いでもらう。
そして屋敷から誰かが出てきた。
「ようこそ、いらっしゃいましたリョウマ様。昨晩は旅の疲れを癒せましたか?」
案の定、羊の執事のメ―ウェンが応対した。
メ―ウェンは屋敷へ誘い、部屋へと案内する。
「えぇ、久しぶりに柔らかいベッドで横になれたので、疲れが取れました」
本当は昨日のレオルドの言葉が気になってしまい、寝付けが悪かったが誤魔化す。
「ジュライドは観光地ですからね。お時間あれば街の中央にあります流狼の銅像を見物しに行ってください」
「そんなのがあるのですか?」
レオルドに会うのを目的としていたのでジュライドについての情報は一切調べていなかったリョウマ。観光名所があると言われば興味も沸く。
「えぇ、近々行われます流狼祭の題材になりました大狼を題材にしました銅像です。今となりましては美食の祭典となりました流狼祭ですが、このおいぼれが小さい頃はその伝説の狼の魔物を鎮めるために食事をお供えするお祭りでした」
「へぇ…」
どうやら最近できた祭りとリョウマはケンから聞いていたが、祭り自体は長年続いていたらしい。
「ではこちらのどうぞ」
そうメ―ウェンが言いながら扉を開ける。
昨日の応対室とは違う、洋風の本棚が大量に配置された執務室と応対室は一緒にしたような内装の部屋だ。おそらくここで論文を書き上げているのだろうとリョウマは察する。
そして中央には低めの長机と黒色のソファーが二台ある。その一方にレオルドはすでに座っていた。
彼はソファーから立ってリョウマ達に挨拶をする。
「ようこそリョウマさん達、そして昨日は済まなかった、私が早とちりしたばかりに申し訳なかった」
そして昨日の事を再び謝罪した。メ―ウェンがそのままレオルドの後ろの方へと待機する。
「いえ、気にしていませんよ。その点の説明も今日はお話下さい。」
そうしてリョウマはソファーの中央に座り、両隣にレンコが近くに、ラフロシアは少し距離を取って座る。
「それとさん付けはいいですよ、自分の方が年下ですし」
「分かった」
「で、今回俺がここに来た要件ですが【鑑定】のスキル持ちでスキルに詳しいあなたに聞きたい事ある」
リョウマは真剣な顔つきでレオルドを見る。
レオルド・エヴァン・ラオハート
ラオハート家の次男、ジュライド領主といった肩書以外に…寧ろそれよりも有名な肩書がある。
彼はスキルの研究者でこれまで多くのスキルとスキルの会得方法及び状況を調べてきた。会得者の話した事から細かに状況を言い当てる様は彼の異名である分析者の名に恥じない者だと感じさせる。
「“分析者”の異名を持つあなたなら知っていると思ってここに伺いました。俺のスキル【復讐】には何かあるのですか?」
初めてこのスキルの存在を認識していた時から感じていた。
このスキルは何かが違う。
言葉から連想される憎悪と醜態の結晶
そして己の前の世界との人生との接点のない点
前の世界で多少の辛い目にはあった、だがそれは常人のを超えない程度でしかない。
「俺はこのスキルを二回目の召喚魔法で呼ばれた時に生まれた」
王国に呼ばれ、このスキルを初めて見た時に怯えた。
その強さや万能性は勿論、それがスキルとして出てきた事だ。
王国に戻った時もアマンダや魔王国の者は偶然リョウマはこのスキルを得た思ってくれている。
実際には召喚魔法のスキル譲渡は不明な点が多いため、リョウマもそう思っている。
だが、違う可能性があるのでは…俺は思ってしまった。
これまで召喚魔法で召喚した人は皆スキルを得ていた。
スキルは自分の願いを形に変える物。
「【復讐】は…スキルは何の関係もなく生まれる場合はあるのですか?」
そう、この【復讐】が俺の一部である可能性。
それを聞くために俺はそのスキルの中でも権威であるレオルドに会いに来たのだ。
「…」
レオルドは静かにリョウマの言葉を聞いて、言葉を選んでいるのか黙っていた。
本当に…まるで述べていいのだろうかという具合に…
そしてレオルドは言葉を発した。
「私は君の言う通り【鑑定】のスキルを持っている。【鑑定】そのものは持っている人は多いが、私はそれをスキルを見る事に特化させ、自分の研究に役立てています。その力と経験のおかげでこれまで以上に様々なスキルを知る事ができました」
そして後ろにいたメ―ウェンへと顔を向ける。
「メ―ウェン…あの資料を」
「かしこまりました」
レオルドがメ―ウェンに命令してとある資料を出す。
それを机の方に置くメ―ウェン。
「論題はスキル発現と対象の関係性…簡単にいうならどのようにしてスキルは生まれるか研究した論文だ」
論文と言われてもリョウマもレンコも難しい言葉は分からないので、ラフロシアが読む事になった。
そして読んだ後にラフロシアがラフロシアが驚いた顔でレオルドに聞く。
「…まさか…結果として証明できたのですか?」
「えぇ…エルフの中でも著名なラフロシアさんならその論文に不備がない事は分かりますでしょう?」
レオルドは少しだけどうだと言わんばかりににこやかにほほ笑む。
しかし、一方でラフロシアは冷や汗を流していた。
「そんなに驚く事なのか?」
「私もそこまで驚く事ではないけど…」
ラフロシアの驚きについていけずに思わず聞く二人。
「…この論文では確かにどのようにしてスキルは生まれるか書いてあった」
「スキルってここの才能や気質が関連しているのでしょ?」
レンコはこの世界の常識を述べた。そうレンコが言った事は多くの人が知っている事なのだ。
「この論文はそこをより具体的に検証し、結果を述べている…間は省くが…」
ラフロシアは重々しく言葉を綴る。
「後天スキルは|《・》必《・|》《・》|《・》ず《・|》《・》会得者の心情を基盤にスキルが発現する事…」
「だから?」
「!?」
それを聞いて、リョウマはすぐにラフロシアの言いたい事を理解する…いや、もうすでに彼の心の中では分かっていたのかもしれない。
ラフロシアは続く言葉を言えないでいた。
そして代りにこの男が答えた。
レオルドだ。
「…つまり偶然なんかない、全てのスキルには必然的な要素があるはずなんだ…」
「だから…それはどういう…」
とそこでレンコは彼らの言わんとしている事が分かった。
「君は復讐を望んでいるんだよ、リョウマくん」
リョウマはただその事実に目を瞑らざるを得なかった。
◇
「探しに探して3000人もの人に協力してもらったが…この論文の結果がスキル会得の上で左右しかねないと思い、お蔵入りさせている」
世に出せなかった研究結果…そう聞いてリョウマはさらにこの結果が真に間違っていないのだと理解する。
「という事は…」
レオルドは目をつむりながら残念そうに言う。
「あぁ…全く関連の無いスキルが偶然で得れる可能性はないと結果がでた。スキルには二つある。先天スキルと後天スキル…謎の多い先天はともかく、後天においてのスキルとそのスキルを会得した者の性格や心情には絶対何かしらの関連性がスキルと当人の中である事が判明してる」
「たとえ話だが。ある所に大工の親とその子がいました。そしてその子は大工になりました。なぜだと思う?」
「そんなの大工の親のそばにいたからよ」
レンコが当たり前だと言わんばかりに言う。
「違う。正確にはそれは大工の親がいるからではなく、その子がなろうと思ったのが一番身近にあった大工の親だったという事、私が書いた論文の結果はおおむねそう言う事だ。」
「じゃあ…」
「スキルは思う力と昔どこかの誰かが言っていたが、間違いなく…君の【復讐】は神なんかが与えたものではなく、自分で望み、選んで、生み出した力だ」
そういわれて、リョウマはショックを隠せなかった。
「ちょっと待って!」
すると、隣にいたレンコが声を荒げて述べる。
「そんな事無いでしょ!リョウマは優しい男よ!現に私を今ここに生かしているわ」
レンコはリョウマの中に復讐心がある事を否定した。
「…君とリョウマくんに何があったかは知らないよ…だが…人は見た目で判断できない。そうだろ?」
レオルドは厳しい目で言う。
それ裏切られた過去のあるリョウマからすれば痛いほど分かる言葉だった。
そしてそれが自分にも適用されるという事も頭の中ではすんなり出てきた。
それでもレンコは涙を目にためながら否定を続ける。
「だって!こんな資料はいくつか怪しい点があるはずだわ!そもそも発表できなかったって事は何かしらの不備があってのことじゃない?」
レンコは資料を机に叩きつけて言う。
「不備はなかったよ、レンコ、十分に説として立証できる物だったわ」
論文を読んだラフロシアが追加で説明する。
「じゃあなんで発表しないのよ!」
「…スキル会得者とスキルは関連している事実に問題はないと?」
今度はレオルドは呆れる様に言う。
そのスキルを得るにはそれ相応の経験と心情を持ってすれば後天スキルが得られるという意味だと解釈するレンコ。
それは強く望めば誰でもスキルを得られるという事ではとレンコは強く説明した。
「レンコ、その努力すれば叶うが問題なのだよ、レンコ」
するとラフロシアがレンコの言った言葉に強く指摘する。
続けてレオルドも言う。
「そうです…例えばレンコさん…スキルは全て良い物だと思っていませんか?」
この世界ではスキルそのものを特別な力ととらえる一面もある。
しかし、すぐに自分の愛すべき人のスキルを思い出す。
「…いや、リョウマの【復讐】のように怖い物もあるわ…」
そして身近にスキルで悩む恋人をみてレオルドの言った事に頷く。
「そうです、私もリョウマの様にスキルの診断は何回かした事があるし、その中には生きていく上で不都合なスキルもあった…【生気吸収】、【爆弾】や【悪人】なんてのもあったな…」
レオルドは過去を少し思い出したからか、気を少し沈めながら話す。
「でだ。それがただ経験と心情を積むだけで会得できる場合はどう思いますか?」
「…当然、それを悪い意味で利用する人達が現れるだろうな…」
今度はラフロシアがレオルドの言葉に返した。
そしてレンコは二人の言おうとしている事を理解して口を止める。
「そう…だから私はこの論文を出す事が出来なかったのだ…もしかしたら誰か気が付いてすでに事を起こしている可能性すらある、一度この論文は誰かに盗み見られているからな」
「…恐らくですけど、イグルシア帝国だと」
「何?!」
今度はラフロシアがリョウマの旅の目的を話す。
誘拐される子供達。
そして、それらがスキルを生むための駒だと。
レオルドは顔を伏せて言う。
「…なるほど…で【復讐】を持っていたリョウマを捕まえて、より強力な駒の生産にしようとしたという事か…」
ラフロシアが確認するように言う。
「あぁ…おそらくそう言う事だ。そして私が昨日彼を襲ったのも、一緒の防衛本能と思ってほしい。目の前に殺人鬼いるような状況だったという訳さ」
「リョウマは殺人鬼なんかじゃありません!」
レンコがきつい目をしてレオルドを睨む。
「レオルド様、流石にお言葉が過ぎるかと思われます」
後ろに立つメ―ウェンもレオルドを注意する。
「あぁ…済まなかった」
「いやいい」
「そこでリョウマ君…どこか心当たりはあるのか?」
今度はレオルドが気になっていた所だ。
なぜ【復讐】のスキルを得る程まで復讐心に駆られたのか…
深く深く考えた…考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて…
そう見える様に演じた。
そしてついに辞めた。
「あるとしたら一つしかない」
魔王国に召喚されて、俺は文化や世界観の違いに苦しい時は会ったが周りが面倒をしっかり見てくれていた。
「ラフ…俺は確かに魔王国の暮らしは幸せだったよ…なんていうか特別になった気分さ」
平凡だった前の世界と比べて魔法やスキルだけじゃなく、獣人や魔物といった幻想的な世界に俺は胸を躍ったのを覚えている。
まだ見ぬ冒険、人達に秘境…この世界は前の世界ではなかった高揚感を得る事ができた。
「ただ、少なからず感じてはいたよ」
そしてリョウマはこの世界に来て初めて言葉にする。
「どうして俺をこの世界の呼んじまったんだと…」
その時のリョウマの顔はどこか吐くものを吐けた顔をしていた。
◇
よく考えてみれば当たり前の話だ。
突然違う世界の呼ばれる。
アマンダから死ぬ運命にあったと言われても、死んでいなければ実感できない。
そしてこれまでの人間関係を断ち切れれる重み。
そこまで前の世界に心を許す人は多くはなかった。
しかし、多くなくともそこにはいたのだ。
父や母…妹に数人の友…そして幼馴染
この世界に来てから考えないようにしていた。もう戻れないのだからと思い、意識しない様にしていた。
「つまり…その異世界召喚…この世界に対する憎しみその考えない様にしようとしたストレスが俺の【復讐】を生んだ…」
ストレス…つまりは自分の考えと周りのとの齟齬がどんどん彼を苦しめていった。
復讐の効果が一番発揮した状況を考えてその可能性は高い。
国に対してあれだけ発揮したと思っていたが、国相手だから発揮したのだ。
「君の【復讐】はなんというか…これまでの使用の様子の話を聞いて察するに世界に喧嘩を売っているような感じだ」
確かにエズカルバンとの事件を除いて、リョウマの【復讐】を使ったのは国を脅かすという驚異の存在としてだった。
逆に言えば国以外を脅かす時以外は使われなかった。
「…確かに王国の時に理不尽さを感じていた、でもそれがまさか【復讐】に表れていたとは…」
王国の話を口に出して、レンコは身震いをする。
それを見かねてすっとレンコの手に自分の手を添えるリョウマ。
「大丈夫、レンコへの復讐は今も続いているし、けどそれ以上の事で君を恨んだりはしないよ。多分個人に対しての怒りじゃないんだ。この気持ちは…」
レンコは何もいえなかった。
彼女はまだどうすればいいか分からずにいた。
「なるほど…君の住んでいたあの王国は確かに行き過ぎた政治に行ってたからな…」
「…でも俺は認めたくなかった…魔王国での暮らしを知っている俺が【復讐】のスキルが生んだという事を…」
アマンダやラフロシアにルカルド…皆いいやつで尊敬をしている。
それを自分のみみっちい心の弱さのせいで泥を塗られるのが嫌でしょうがなかった。
しかし、復讐をを使用して考えるようになって日に日に感じる自分自身と【復讐】の関連の高さ
そしてそれを否定していく内にどんどんと弱くなっていった。
「なるほど…あれほど私達が行っても治らなかったのはそういう事か」
ラフロシアが王国の件以来これまでのリョウマの強さに戻らない事に不思議に思っていた。
原因が分からず気分を変えろという基礎的な事を始め、皆彼を前向きに行動するように促した。
しかし当に本人が原因に感づいており、さらに目を背けてきてのだから治るものも治らない。
「すまない」
その事をラフロシアは攻められない。まだ来た時は十数歳の彼。それに負荷を与えたのは他でもない我々…魔王国の一員だ。
むしろ、そうならないようにこれまで気を使っていたはずだが…いや、気を使ったからこそここまで長く持たせてしまったのだとラフロシアは思った。
(私は…気づいてやれなかったのか)
そして、彼の思考も分かる。
この世界に心の中で嫌気が指している事など、親しければ親しいほど言えないのも分かった。
「あぁ…本当の意味で俺のスキルは自分のスキルだと思わざるを得なくなった…」
リョウマは自分に言い聞かせるように言う。
「…今日はここら辺にしておこう」
レオルドがそう言う。
「え…でも」
リョウマは何かにすがりたい気持ちでいた。レオルドならスキルを消す方法とか治す方法と知っているかもと…
「残念だが私は分析者…研究はして発表はすれど、治す事は一切できない」
レオルドはリョウマの聞きたい事を察してか答えをすぐに言った。
「まだ…ここには残るのだろう?丁度流浪祭もあるんだ。気晴らしでもしながら自分のスキルに向き合うと良い…後、君達がまだここにいる時にまた食事でも行こう…あいつの話も聞きたいしな」
レオルドが優しそうに言う。
領主である彼が食事の時間を作るだけでも大変だと思うが、リョウマの事を思ってまた会う約束を自らだしたのだろう。
「分かりました。行こうかレンコとラフ」
「うん…」
「…」
レンコは付き添うように…ラフロシアは無言で席を立って一緒に歩く。
そのままレオルドとメ―ウェンに見送られて屋敷を出る。
そしてそのまま滞在しているホテルへと戻るリョウマ。
その道中、リョウマの顔が晴れる事はなかった。
その顔は分かりやすい位に自己嫌悪に落ちていた。
~いつもの章終わりの東屋の後書き~
これにて第二章の方は終わりです。
前章ではあまり掘り下げれなかったリョウマの過去と悩みについて書きました。
ただ…やってもうた、結局この終わり…ダークというか鬱展開では?
主人公に悩ませるのが好きなのですかね東屋は…特に意識はしていないのですが。
私事ですが、結構大きい事や小さい事と悩みが多い性分で、東屋自身は悩む事は悪い事ではないと思っています。
悩みはその人が真剣に考えているから起きる症状だと考えているので、故にキャラ達にはどんどん悩んで、精進していってほしいです。
リョウマを始め、この「復讐の反省」キャラクター達には悩んで悩んで自分の答えを出して行ってほしいと思いますし、東屋はその点を書き記していけるよう努めていきたいです。
それでは最後に一言。
ここまで読んで戴き、有難うございました。
ブクマ、感想、評価等いただけると大変励みになりますので、もし良かったら宜しくお願い致します!
東屋




