転生しました。
山口良一はアラフォーで独身。
就職氷河期で一度は正社員になったものの、
その一度だけで後は派遣を繰り返す。
趣味は読書で転生モノにはまっている。
峠をツーリング中にカーブを曲がっている時に、
鹿が出てきて避けようとして、崖下に転落。
異世界に転生して気づいたら、
孤児だったので再度の下流層は嫌だと決意し、
下流層脱出を目指して成り上がっていきます。
う、う~ん......
俺は助かったのか?
あんな崖下まで落ちて、命があるとは思えないのだが......
まだ身体が重くて熱っぽい感じがするので、
ひょっとしたら重症なのかも?......
九死に一生を得たみたいので、
とりあえずは体力回復のために寝るとするか。
どれくらい寝ていたのだろう?
身体はまだだるいが熱っぽいのはなくなった。
見慣れない天井だなぁ。
カーテンもないし、周りの壁は石?なのか......
少なくとも病院ではないらしい......
ベッドの感触もなんか変。
ベッドの枠も古ぼけた木だしなぁ。
自分も状態を確認してみる。
手足は動くが、
うん?あれ?
短い??
確認するために、顔の前に手を持ってくる
うん??手が妙に小さい??
身体を起こしてみると......
身体もちっちゃいし、足も短い!
なんじゃこりゃ~~~~~!!!
俺の口から出たのは日本語でなかったorz......
俺の叫び声を聞いたからか
ドタバタと早歩き?ぐらいの足音が聞こえる。
バン!と勢い良く扉が開いて入ってきたのは
礼拝服っぽい服を来た女性だった。
「”#$%&」
女性が話かけてくるが英語でもないし、
まったく聞き取れない。
「%$#$%」
再び、女性が心配そうな顔して、
声をかけてくるが、わからないので、
安心してもらおうと笑ってみる。
必殺、困った時のジャパニーズ・スマイルである。
俺が笑ったので安心したのか
女性はうんうんと首をふり
「&%$#”」とやっぱり聞き取れない言葉を発して部屋を出ていった。
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