『♀でお出かけ♪』
ムニャムニャムニャ…ハッ!!!
『今何時!!!!!』
『あ、薫おはよー。良く寝てたねぇ。今は13時だよ♪私と羽チャンは10時くらいに起きてさっきお風呂から戻ってきたとこ。』
『えっぇぇ。なんで起こしてくれないの…あたしも一緒に朝風呂入りたかったのにぃぃぃ…』
『起こしたよ!!ほっぺたつねったり、乳首つまんだり♪』
なんと…そぉ言われると何だか頬と胸の辺りがムズムズとしてきた。
少し不貞腐れながらもあたしは、二人と一緒に昼食に行った。
『ってか何処に行くの??』寝起きで、顔を洗って歯を磨いて、服を着替えて、何も聞かずに二人についてきたので少々気になった。
『朝マスターから聞いたんだけど、近くに普通のファミレスとは違う美味しいファミレスあるらしいからそこに行こっかなって♪』
キキチャンも羽チャンも念入りに準備していただけあって、いつもの二人より数倍可愛く見えた。
あたしときたら…スッピンでにジーパン、Tシャツ…酷いなコレ…
羽チャン達と共にタクシーに乗り目的地に向かった。
目的地ってのが何処にあるのかも、あたしは知らないけど…
スカイブルーとは正に今日みたいな天気の事を言うのだろうなと、タクシーの窓を開けて海の上のある綺麗な空を眺めていた。
ゴゴゴゴゴと窓から磯の香りがする風が入り込んでくるのがたまらなく気持ち良い。
扇風機みたいにアアアアアアアってやってみたけど上手く出来なかった…
それにしてもこの運転手結構飛ばすなぁぁ。一体何キロ出してるんだろ…
覗いているのがばれない用に後ろからチラっと見てみた。
時速80キロ…
Dカップ…
ふと昔やっていたTV番組を思い出し。
たしか、時速80キロで車で走っている時に窓から手を出して、モミモミってやったらDカップのバストと同じような感触になる!!とか言ってたような…言ってなかったような…まぁ只だしやってみよう♪
少しだけ手を出し、モミモミ…微妙。
自分の胸と比較しても良く分からない…というよりいまいちピンと来なかった…
『ちょっと…何やってんの??』とキキちゃんに聞かれ、心拍停止するかと思うほどびっくりした。
びっくりした事であたしはあることに気がついた。
【あたしってDカップも無いじゃん…】
Challenge Again♪
再び手を出し、今度は隣のキキちゃんの胸を鷲掴みにした。
お辞めなさい。とキキちゃんに頭はポカっと叩かれて、中断した。
【んー…少ししか確認できなかったからあんまり分からなかったけど…何となく似てる様な…まぁいっか♪】
髪が豪快に風に洗われ、早30分が経っていた。
気がついたらバッサバサ…
手クシではどぉにもならないくらい爆発している事に気づいた頃には時既に遅し…
『これかぶっとき♪』、と言われキキちゃんに帽子を借りて、あたしの頭は何とか落ち着きを取り戻した。
そして目的地に着いた。
昼ごはんのつもりがすっかりおやつの時間になっていた。
グゥゥゥゥとお腹が恥ずかしい泣き声をあげて、空腹を訴えてきた。
よくよく考えたら昨日の昼から…何も食べてなかったんだ…そぉ考えると余計にお腹が空いて、目が回りそうだった。
『ココかな??』
『場所的にはココだね…』
うぅぅ。お腹を押さえ俯いていた顔を上げて、二人の見ているお店をみた。
『え!?ココ???これの何処がファミレスなの!?!?』
『だよね…』
『うん…』
何処をどう見たらファミリーレストランになるのだろう…見た目は完全に居酒屋でお店の入り口には暖簾までかかっていた。
こんな昼間からやってるのかな…と思いながらもあたし達はガラガラガラっとドアを開けた。
『っらっしゃいませぇぇぇ!!!』
『らっしゃいませぇぇ!!!』
と店長が叫んで、バイト、店員が続くように叫んであたし達を迎え入れてくれた。
『3名さまで宜しいでしょうか!?』
『はぃ。』
『3名様ご案内です!!!』
と店の奥の席へと連れて行かれた。
周りを見ると、居酒屋とは思えないほど若者で溢れていた。
客層は…確かにファミレスだ…
メニューになります!!っとこれまた元気な声で手渡され、三人でメニューを眺めた。
狂米
般若湯
九献
大神酒
豊神酒
白酒
黒酒
三国一
玄水
一夜酒
硯水
間水
聖
聖人
霞
賢人
紅面
久志能加美久志
濁賢
白玉
金波
真一
白堕
玉友
軟口湯
美禄
百薬長
ずらーっと見たことも無い日本酒が書かれているかと思ったけど、じっさいのメニューには全品ファミレスメニューみたいな安い単品がずらーっと書かれていた。
『おぉぉ♪ファミレスじゃん♪美味しそう…』と羽ちゃんがジュルっとよだれを飲み込み、メニューに釘付けになった。
あたしも、キキちゃんも負けじと食らい付き、メニューをみながら注文もせず20分くらいが経ち、『お決まりでしょうか!?』とバイト君に声をかけられた…
『コレとコレとコレとコレとコレ!!』
『あぁあとコレも!!』
と自分達の食べたそうな物をひたすら指差して、女三人で食べるとは思えないほどの量を注文した。