幸せな日々。
初めて小説(短編ですが…)を
書かせていただきました。
お見苦しい所もあるかと思いますが、
温かい目で見守っていただけると幸いです。
りゅうちゃんはいつも笑ってる。
ニコニコニコニコ笑ってる。
忘れ物をして先生に怒られてる時も、
ドッヂボールの球が顔に当たった時も笑ってた。
だからりゅうちゃんは変な子。
友達なんていない。
僕も遊びたくないけど、お母さんが
1人だとかわいそうだからいっしょに遊びなさいって。
学校の帰り道、りゅうちゃんは公園の砂場で
やっぱり1人でニコニコしながら砂の山を作ってた。
「なにしてるの?」
「お山作ってるの」
りゅうちゃんは僕の方をみない。
ただニコニコしながら山を高くしていく。
「1人で?」
「うん」
「…楽しい?」
「ううん」
「楽しくないのに作るの?
りゅうちゃんは楽しくなくてもニコニコしてるの?」
りゅうちゃんが僕の方をみた。
「だって、笑ってたらいい事あるんでしょ?」
その時のりゅうちゃんは笑ってなかった。
りゅうちゃんと僕のお話でした。
ワタクシの脳内設定では、小学2〜3年生くらい。
細かい設定もあるのですが、ここでは書かず
想像していただきたいです。
なんで、りゅうちゃんはいつも笑ってるのか。
「笑ってればいい事ある」
そう言ったりゅうちゃんの本心は…。
1話目から暗い感じで、すみません…。
ここまでお読みいただき、
ありがとうございました!( 'Θ' )