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イミ狩り  作者: 孤雲
1.狩人1期生
1/9

プロローグ

 

 

 

空の青が好きだった。

 

いつもと変わらずそこにある、あの色は綺麗だと思った。

 

好きだと思ったこの気持ちはずっと変わらないだろう。

 

地面の冷たさを忘れられる。

 

右手を空に上げかけて、左手に変えた。

 

(もう終わったんだ)

 

空に左手を伸ばした。

 

何かを求めた訳でもないが、下ろす気にはなれなかった。

 

出来るだけ目にあの色を焼き付けるみたいに見つめた。

 

「眩しい・・・」

 

今見てる空はきっと向こうにも通じているだろう。

 

逃げ延びたことを願っている仲間や弟たち、母さんも見ているだろうか。

 

これ以上、自分以外の周りの人にはこっちを知らずに生きていってほしい。

 

大事な人たちへ届くように、空に微笑んだ。

 

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