表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
元・魔王の中年童貞~エロでポイント稼ぎ、スキルと交換して無双する  作者: 堅物スライム


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

7/70

第7話 オフィーリア②

 晩飯は近くの郷土料理屋みたいなところに連れていってもらった。

 ハンバーグっぽい肉料理と田舎風のスープ、そしてワインを二本。

 お互いにほろ酔い気分になると、オフィーリアの俺に対する警戒も次第に解け、会話から緊張感が消えていった。


「で、お前は行儀が悪くて、教会を追い出されたんだって? 何したんだ?」

「教会ではない。王都の聖騎士団だ。この国で最も歴史が深く、最強の呼び声も高い由緒正しき軍団だぞ? 当然、毎日の鍛錬は厳しく、規律も厳格そのものだった」

「ほう、それで?」

「あたしも入団して何年かは真面目に勤めていたさ。異例のスピードで昇格し、いずれは女将軍として名を轟かせるだろうと噂されていた」


 オフィーリアは昔を懐かしむようにワイングラスを揺らし、続ける。


「だが、生来の気質というのはどうしても変えられなかった。禁欲や忍耐を積み重ね続けた結果、ついに爆発した」

「爆発?」

「とうとうオ〇ニーだけじゃ我慢できなくなって、見ず知らずの街の男を逆ナンして行きずりのセッ〇スしたら、その背徳感もあって、ゾクゾクするような快感が波のように襲ってきて、――めちゃくちゃイキまくったんだ」

「……は?」

「一度、その快感を覚えてしまったら、もう止まらない。あたしは休みの度に男を引っ掛け、ヤリまくった」

「え? まさかのヤリマンかよ!?」

「だが、そんな日々も長くは続かなかった。すぐにバレて重大な規律違反ということで解雇された」

「そりゃそうだろ! え? 国民の見本となるべき、由緒正しき聖騎士団の面汚しってことだよな??」

「面汚しだと?」


 オフィーリアの目が座っている。

 だいぶワインが回ってきているらしい。


「おかしいだろ! 男だったら『女遊びは程ほどにしとけよ』程度の注意で済まされるのに、あたしは解雇だぞ!? やってることは同じなのに、女だからという理由だけで!!」

「……た、確かに一理あるかもな」

「で、あんたはどうなんだ?」

「何が?」

「魔界の王にも性欲はあるのか? そんなものは超越しているのか? それとも、あたしの気持ちが分かったりするのか?」

「めちゃくちゃあるぞ。試してみるか? 魔王のイ〇モツを」


 どさくさに紛れて、誘いをかける。

 ヤリマンだろうが、こんな金髪美女とヤれるなら逃す手はない。

 中出しで30,000ポイントも稼げるし。


「……残念ながら、あたしにも好みがある。あんたみたいなむさ苦しいおっさんは全然タイプじゃないから。筋肉ダルマみたいなゴリマッチョじゃないと濡れないんだよ」


 ゴリマッチョ……。

 軽く中年太り気味の俺とは真逆じゃねえか。


 だが、酔ってる今がチャンスだ。


「お前は外見だけで男を選ぶのか? 俺がこの姿なのは、人間界で目立たないためだぞ。魔界での俺の本当の姿も知らないくせに」


 魔界での俺は角が生えて三つ目で、肌はぬるぬる、尻尾の先に双頭の蛇がついてる糞キモ野郎なんだけど。


「……怖いのか? 全然タイプじゃないおっさんにイカされまくるのが。ま、俺は魔王だからな。恐れるのも無理はない」

「恐れる――だと?」


 適当なこと言って煽ってみたら、食いついてきた。


「そうだ。ギルドで出会った時も、俺と戦って死にたくないとか言ってただろ?」

「そ、それは――」

「夜の勝負なら、命を賭けることもない。どうだ? 魔王に勝ちたくないのか?」



 ――その晩、俺の挑発にまんまと乗っかったオフィーリアと対戦した。


 結果は言うまでもない。

 ティアナと何回かヤッただけのほぼ初心者の俺が、この百戦錬磨のヤリマンに勝てるわけがない。

 ちょっと締めつけられただけで、俺は「あぁあ……」と情けない声を漏らし、暴発した。

 オフィーリアの呆れたような、哀れむような、蔑むような視線が、トラウマになりそうだった。


 勝利の余韻か、満足そうに寝息を立て始めたオフィーリアをベッドに残し、俺はそっと自室へ戻った。

 金髪美女に中出しできた喜びなど全く無く、敗北感にまみれながら、スマホを取り出しポイントを確認。

 無事に30,000ポイントをゲットしていた。


 まずはティアナとの約束を果たすため、《瞬間移動》に10,000ポイントを投じる。

 すると、暗闇の中で俺の体が一瞬だけ光に包まれた。

 スキルゲット完了。


 残り20,000ポイント。

 さて、どう使うか……。


 あれ?

 ふと嫌な予感が脳裏をよぎった。

 今夜のあの失態。

 明日になってオフィーリアが舐め腐った態度で接してきたらどうする?


 俺が弱いことがバレたら、マジでヤバい。

 はったりがいつまでも通用するとも思えない。

 俺には勝てないと思わせ続けないと殺される。


「……まずい。何か……何か手はないのか!?」


 背中を伝う冷たい汗を感じながら、必死にスマホのスキル一覧をスクロールさせる。


 そして、そこで目に止まった。


《武術 Lv.1》 1,000P


「これだ……!」


 迷わずタップを連打する。

 2、3、4――レベルアップの度に光に包まれる。


 しかし、《武術 Lv.8》 4,500P のところで、残りポイントでは足りなくなった。


「くそっ! ここまでかよ……!! Lv.7で足りるのか!?」


 不安に圧し潰されるような重苦しい感覚のまま、俺はいつしか眠りに落ちた。



 ――そして翌朝。

 まだ薄暗い時間、控えめなノックの音がドア越しに響き、目を覚ます。


「……なんだ……?」


 寝ぼけ眼で返事をすると、扉の向こうから張りのある声が返ってきた。


「朝食の前に、運動に付き合ってくれないか?」

「運動?」

「最近は剣の相手がいなかったのでな。手合わせ願いたい」


 ――やっぱり来たよ!!

 あぶねぇ……。

 余計なスキルにポイントを振らなくて良かった。

 こういう嫌な予感は当たるもんなんだよ。


 俺はベッドから身を起こし、わざと落ち着いた声で返す。


「……いいだろう」


 大丈夫だ。

 いざとなったら《瞬間移動》使って逃げるから。

この夜の出来事の詳細は、ノクターンに連載中の


「 元・魔王の中年童貞のエロ日記 」

ep02. 元・聖騎士オフィーリアとの性交


にて公開してます。

宜しければ、そちらも読んで頂けると嬉しいです!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ