第60話 魔弓『エクリプス』
結局、その後も数日ジスと夜を共に過ごし、何とか宥めることに成功した俺は、リトリス様の元へ向かうことにした。
「邪槍」ガストリマルギアのヤバすぎる力を目の当たりにし、他の「七つの大罪」の威力についても確認しないわけにはいかなかったのだ。
リトリス様にはあと1~2回中出しすれば、『魔王の寵愛』が付与されるはずだ。
俺の弓術を使わせた時のその威力がどれ位のものになるのか。
あの邪槍に匹敵するほどなのか、それともあれは「七つの大罪」の中でも別格なのか。
今日は騎乗位でフィニッシュすると決めていた。
まずは恥ずかしがるリトリス様を無理やり俺の顔の上に跨らせ、充分味わった後に、チ〇コに跨ってもらう。
ぎこちない腰の振り方だが、それがいい。
やがて、打ち上げ花火のようにリトリス様の中に発射した瞬間、俺たちの身体は光に包まれた。
「な、なんじゃ……!?」
「多分、『魔王の寵愛』が付与されたのかと」
「おお! そういうことか!」
「明日、エクリプスを試し撃ちしてみましょう」
◆◆◆
翌朝。
俺たちは里から少し離れた、森の開けた場所までやって来た。
ここなら仮にエクリプスがヤバかったとしても、周りに被害が出ることはないだろう。
「ところでリトリス様、俺のスキルをどうやって使うか分かりますか? そこらへんの詳細が書かれてなかったので」
「分かる」
「え……? マジすか?」
「そなたの持つ様々な力が、妾の頭の中に自然と馴染んでおる。恐らく、使いたいと思ったスキルも自然に使えるのじゃろう」
そう言うとリトリス様は「魔弓」エクリプスを空に向かって構える。
「魔法矢も覚えたんすよね? 俺はそのスキル持ってないすけど」
「当然じゃ」
リトリス様は魔法矢を顕現させ、矢を弦にかけた。
瞬間――。
ぶわっと。
とてつもないエネルギーがリトリス様の身体を覆う。
空気がビリビリと震えだした。
ヤバい――。
本能が警告してくる。
「では撃つぞ」
ドン!!!
放たれた矢は瞬時に膨れ上がり、天を突き抜ける巨大な光の奔流へと変わった。
轟く衝撃音と共に大気は震え、眩い閃光が辺り一帯を染め上げる。
それは破壊の咆哮でありながら、神々しき裁きの柱のように、天空へと真っ直ぐ伸びていった。
「す、すげぇ……」
「うむ……。凄まじい威力じゃの……。これは下手に扱うことはできんぞ……」
矢を放ったリトリス様自身でさえ目を見開き、驚愕を隠せずにいた。
「こ、これで妾は『瞬間移動』なども使えるようになったわけじゃな。感謝するぞ」
「いや、こちらこそ。毎回気持ちよくさせてもらって……」
……あれ?
目的を達成してしまったから、リトリス様とはもうやれないのか?
そ、それは嫌だ!
これからもやりまくりたい!!
「そ、その……なんじゃ。そなたはまだスキルを全然取り戻せていないのじゃろ?」
「そうすね……。全てを取り戻すなんていつになることやら」
「じゃったら……。これからも妾が協力してやっても良いぞ」
「え……?」
思わぬ言葉にリトリス様の方を見ると、リトリス様は耳まで赤くしてそっぽを向く。
「そ、それはつまり今後もやらせてくれるってことすか?」
「……そなたの便利スキルはあればあるほど良いからの。全て取り戻すまでは協力するより仕方あるまい」
「リ、リトリス様!」
俺は思わずその華奢な体を抱きしめる。
そして、服を脱がせていく。
「ちょ! な、何をしよる!? こんなところで!!」
「朝から外で、解放感に包まれながらやるのも最高ですよ!」
「や、やめんか!! この無礼者!!」
その言葉とは裏腹にリトリス様は大して抵抗することなく、俺たちは初めての青姦を心ゆくまで楽しんだのだった。
◆◆◆
竜国に戻った俺は、「七つの大罪」についてまた調べ始めた。
王族へのヒアリングはもちろん、大図書館で文献を片っ端から読み漁る。
だが、新しい情報を得ることはできなかった。
残り二つの段階で、完全に行き詰まってしまう。
そういえば、「聖人」の動きに何か進展はないだろうか。
気分転換も兼ねて、俺はカトロジー様に連絡を取り、準備が整うと同時に瞬間移動した。
まずは一発抜いてからじゃないと、煩悩が邪魔をして話に集中できない。
到着早々、聖女様をすっぽんぽんにして、その白い肌にむしゃぶりつき、俺にも奉仕してもらった後で後ろから豪快に発射した。
ベッドに横たわり、荒い呼吸が収まってきたところで本題に入る。
「で、カトロジー様。聖人の方はどうでしょう?」
「そうですね、今のところ特にこれといった動きは無いようです。教皇も同じく」
「なるほど……。奴らも行き詰まってるのかな」
「行き詰まる、ですか? どういうことでしょう?」
「残り二つの手掛かりが全く無くてですね……。竜人の『大罪』も確保したので、この世界の主要四種族分は揃ったのですが、そこでパタッと情報が途切れてしまって」
「そういうことでしたか……。であれば、ひょっとすると南の大陸かもしれません」
「南の大陸? それは初めて聞きました」
「私たちとは全く交流がございませんからね。暗黒の大陸と呼ばれていて、混沌に支配されているとの話です」
「混沌……なんか物騒ですね」
「はい、そこに住んでいる者たちはダークエルフや、魔族の生き残りといった、こちらの大陸では見かけない種族たちですから」
「魔族の生き残りって、魔王の子孫みたいな感じなんですかね?」
「ええ、恐らくは……。魔王様が敗れた時、配下の魔族たちも一緒に魔界へ放逐されたそうですが、一部はこの世界に残ったとの伝承があります」
「なるほどね。行ってみる価値はありそうだな」
「あと、あくまで噂ですが、二千年前の大戦の生き残り――堕天使が今もまだいると」
「マジすか?」
「はい、真偽不明の単なる噂ですけど」
行き詰まってモヤモヤしていた頭がスッキリしてきた俺は、その後カトロジー様の中に二回発射した後で、眠りについたのだった。




