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元・魔王の中年童貞~エロでポイント稼ぎ、スキルと交換して無双する  作者: 堅物スライム


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第43話 聖人

「ハイエルフの里では『全ての罪が集いし時、再び我らは降臨する』との言葉が残されてました」


 俺はルチオ様に教えられた言葉を告げる。

 室内の空気が一瞬ひやりと張りつめ、皆の視線が俺に集まった。


「……天界からの警告、といったところですかね」

「はい、それを聞いてから俺は『七つの大罪』を狙っているのは教会関係、もしくは邪教かと考えてます」

「なるほど」


 フィリク様が顎に手を添え、静かに目を細める。


「で、こっちの世界では馴染みのない死霊術や魔界の竜の召喚といった襲撃の手段から、邪教の線が強いのかなと」

「何の為に天使たちを降臨させようとしてるの? 伝承を聞く限りでは、決して私たちに好意的な存在ではないじゃない」


 アーリス様が眉をひそめ、鋭く口を挟む。


「普通に考えると、この世界を滅ぼす為……。終末論者の線かな。もしくは、その逆」


 フィリク様は椅子の背に軽くもたれ、深く考え込むように呟いた。


「逆と言いますと?」

「ヒロシ殿の召喚をあらかじめ予知していて、魔王の元に『七つの大罪』が集まらないよう、自分たちで処理しようと企む者たちですかね。教会が武力を行使することは基本的にありませんが、彼らも一枚岩ではないですから、そのように行動する一派がいても不思議ではないです」

「あ、教会と言えば、聖騎士団って結構繋がりが深かったりするんじゃないのか?」


 俺は隣に座るオフィーリアに話を振った。


「うむ、確かに。特に上層部はな」

「お前はそこら辺の話、何か聞き覚えあったりしないの?」


 オフィーリアは腕を組み、少し考えてから答えた。


「そうだな……。教会の最重要秘匿事項として『聖人』の存在がある」

「何だそれ? 教皇とかより偉いのか?」

「表には出てこないから上下関係などは分らん。ただ、聖人たちは常に何かを探求していると聞く。その探求の先に天使たちの存在があったとしても不思議ではない」

「聖人たち? 一人じゃないのか?」

「さっきも言ったように最重要秘匿事項だ。聖騎士団でも、あたしのような一部のエリートにしか、その存在は公になっていない。何人かそのようなアンタッチャブルな存在がいて、何かやってるらしい、その程度の情報だ」


 オフィーリアは顎に手を当て、じっと一点を見つめたまま続ける。


「だから、何を探求していても不思議ではない。それが死霊術であったり、魔界の竜の召喚であったりしても」

「聖人ってのは当然、強いんだよな?」

「ああ、人類が入り込める領域を超越している、との噂だ」

「なるほどね」


 朧ノ国での千体近い死人しびとやメクアの森での巨大ゴーレムなどの遠隔操作……。

 かなりの使い手であることは間違いなかった。

 聖人について調べてみる必要がありそうだな。


「フィリク様。王族の力で、俺に教会関係の内部に潜入する権限を与えてもらうことは可能ですか?」

「む……教会は国家の力からは隔離されているので、大した力にはなれないと思いますが、出来る限りの協力はさせて頂きます」

「ありがとうございます」


 ◆◆◆


 部屋へ戻ると、俺はすぐさまリトリス様に『精神感応テレパシー』で連絡を入れ、今夜泊まる部屋の手配をお願いした。

 敵の輪郭がようやく朧げながらも見え始めてきた以上、情報を早急に共有しておく必要があると思ったのだ。


 そして、準備が整ったとの連絡が届くと、俺は瞬間移動でエロドの里へ向かう。

 リトリス様はソファにゆったり腰掛け、お茶を飲んでいた。


「して、どうしたのじゃ? そなたがそんなに慌てるのも珍しいのう」

「はい、『七つの大罪』を狙っている連中に、ようやく目星がついたのです」

「ほう」


 リトリス様の瞳に鋭い光が宿る。


「申してみよ」

「その前に、久しぶりにリトリス様の姿を見たらやりたくなったので、セッ〇スしながら話しましょう」

「な、何を言うておる!! わらわは真面目に話しておるのじゃぞ!?」

「いや、俺もいたって真面目です。さ、早く服を脱いで」

「ぶ、無礼者! や、やめんか!!」


 リトリス様の抵抗を無視し、構わずすっぽんぽんの状態にする。


「で……で、な、何……んっ……何が……あっ……分かったの……じゃ?」

「は、はい……ど、どうやら……教会の……教会のですね……はぁっはぁっ」


 俺はリトリス様の可愛らしいお尻を鷲掴み、後ろからパンパン突きながら続ける。


「どうも、せ、『聖人』とか呼ばれる……はぁ、イキそう……『聖人』とかいうヤバそう……あ、リトリス様……そんな締め付けないで」

「し、締めつけ……てなど……おらぬじゃろうが。し、して、『聖人』とは……何じゃ」


 ダメだ、集中できない。

 このまま発射してスッキリしてから話をしよう。


 ドピュッ。


「どうやら、教会には『聖人』と呼ばれる、めっちゃ強い奴らがいるらしいんすよ」

「ほう。そなたよりも強いのか?」


 リトリス様は俺の体にその白い腕と足を絡め、甘えるように問いかけてくる。


「いや、どうなんすかね。俺より強い奴がいるとは考えづらいっすけど」

「なら、何も心配することはなかろう」

「……とりあえず、秘密裏に色々な魔術とかを探求してるらしいっす。なので、業火竜とか死霊術とか、今まで見たことのないやり方での襲撃もその一環かと」

「ふむ……油断はできぬ、ということか」

「そうですね。あと、リトリス様は六人の巫女の一人のようです」

「巫女? 妾が?」


 俺はフィリク様から聞いた、例の伝承の一節を伝える。


「なんじゃ……結局、妾も戦う羽目になるのか」

「そうなる可能性が高そうっすね。その日がいつ来てもいいように『魔王の寵愛』は早めにゲットしておかないと」

「じゃな」

「では、二回戦と行きましょう」

「な!? い、今、したばかりじゃろうが!!」


 結局、この晩は三回発射した。

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