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元・魔王の中年童貞~エロでポイント稼ぎ、スキルと交換して無双する  作者: 堅物スライム


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第21話 元・魔王、伯爵家で居候を始める

 サフィラ様に中出しした次の日、俺はミレナ経由で伯爵様に呼び出された。

 まさか、もうバレたのか……?と内心ドキドキしながら屋敷へ向かう。


 執事に案内され、通されたのは立派な応接室。

 先日、サフィラ様に初めて会った部屋より重厚な感じだ。


 しばらく待つと、扉がノックされ、サフィラ様と共に気品あふれる猫耳の紳士が姿を現した。

 猫耳紳士はまっすぐ俺に歩み寄り、右手を差し出す。

 俺は緊張しつつも、その手をしっかりと握り返した。


「初めまして。この街を治めている、アルナ家十八代目当主のチャプルです。急に呼び出してすまなかったね」

「あ、ヒロシです。特に予定も無かったので大丈夫です」


 猫耳を除けば、見た目は人間の四十代後半くらいに見える。

 サフィラ様の御父上というだけあって、落ち着いた雰囲気の中に威厳があり、体型もスラリとしていて、モデルのようなイケメンだ。


 チャプル様に促され、ソファへ腰掛ける。

 その直後、タイミングを見計らったようにメイドがコーヒーを差し出してきた。

 教育が行き届いている。


「さて、娘が随分世話になったようだね」


 その言葉に思わずコーヒーを吹き出しそうになる。

 もちろん、羽織のことだとは思いつつも、まさかの中出しの方じゃないよな……。


「いえ、それほどでは……お力になれたのなら光栄なことです」

「聞いていると思うが、あの羽織は家宝としているものでね。何やら、遠い昔に失われた力まで取り戻してくれるとか?」

「ま、まぁ……そうっすね。ちょっと時間はかかるかもですが」


 ――え?

 サフィラ様、レベルアップの条件とか御父上に伝えてないよね……?


 俺がそう答えると、チャプル様は満足そうに頷いた。


「そうか。いや、実は娘がえらく君のことを気に入ったようでね」


 そう言ってサフィラ様に視線を送る。

 その頬は、ほんのりと赤く染まっていた。


「もし良ければ、仕事が終わるまで――いや君が望む間ずっとで構わないから、この屋敷で暮らしてみてはどうかな?」

「え?」

「もちろん、家賃など請求するつもりはないよ。冒険者をしているということだから、留守にすることも多いだろう。ただ、この街にいる間は、この家を拠点にしてはどうだろうか?」

「は、はぁ……確かに今、家を探してるところでしたが」

「メイド達には、君を重要な客人としてもてなすよう伝えておくしね」

「そ、そうっすか。では、お言葉に甘えさせていただきます」

「おお、良かった」


 チャプル様は満面の笑みを浮かべ、立ち上がる。


「では、私はこの後、会議があるので失礼するよ。サフィラの話し相手になってあげてくれ」

「りょ、了解しました」


 俺も立ち上がり、旦那様を見送った。

 扉が閉まると、応接室には俺とサフィラ様だけが残された。


「サフィラ様、これは一体……?」


 ソファに腰を下ろすや否や、サフィラ様は俺の腕にするりと自分の腕を絡め、ぴたりと身を寄せてきた。


「ふふっ。こうして近くにいれば、すぐにポイントを貯められますわ」

「いや、『精神感応』で呼び出してもらえれば、いつでも部屋に直行できるんすけど」

「そうかもしれませんけど、わたくしの守護者なのですから、四六時中、側にいて頂かないと」

「四六時中……いや、俺も冒険に出たり、毎日剣の稽古つけてる奴とかいるんで、ずっとは無理っすよ」


 俺がそう答えると、サフィラ様は頬をぷくっと膨らませ、子供のように不満を示した。


「では、可能な限りで構いません」

「てか、こんなに距離感近い感じでいるとバレちゃうのでは……?」

「その時はその時です。責任を取って下さい」

「え? 死ねって!?」

「違います。わたくしを連れて、どこか遠くの街にでも」

「えっ……。それはそれで、楽しそうっすね」


 俺が冗談めかして返すと、サフィラ様は一瞬きょとんとした後――

 ぱぁっと花が咲いたように笑顔を広げた。

 いつもの気品ある表情はどこへやら、無邪気な少女のように目を輝かせていた。


 ◆◆◆


 その日のうちに、俺の部屋は用意された。

 単なる客室ではなく、まるで高級マンションの一室を丸ごと移したような空間だった。


 広々としたリビングには、柔らかな絨毯と豪奢なソファ。

 奥には寝室があり、天蓋付きの大きなベッドが鎮座していた。

 風呂とトイレも完備されており、浴室は大理石で造られ、常に湯が張られている。


 メイドがルームサービスで豪華な食事も運んでくれるらしいが、既に冷蔵庫や酒棚には高級ワインや菓子類が揃えられており、生活に不自由など微塵も無さそうだ。


 さらにベランダに出れば、眼下にアルナの街を一望できた。

 そこには、石畳の街並み、遠くの時計塔――まるで一枚の絵画のような光景が広がっていた。


 初日ということもあって、その日の夕食は伯爵家の皆さまと共にした。

 長いテーブルの上には、見慣れぬ高級料理が所狭しと並び、煌びやかな燭台が黄金色の光を放っていた。


 席に着いたのは、チャプル様と長女のサフィラ様の他、まだ幼さを残す二人の妹君――ティルナ様とチャミー様。

 彼女たちは俺が元・魔王だという話もあっさりと受け入れ、目を輝かせながら矢継ぎ早に質問を投げかけてきた。


 ティルナ様は十五歳、チャミー様は十二歳。

 俺の守備範囲からはさすがに外れているが、その笑顔や気品には将来美人になる片鱗がはっきりと見て取れた。


 ――そして、その晩。

 俺はさっそくサフィラ様に呼び出され、中出しした。

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