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元・魔王の中年童貞~エロでポイント稼ぎ、スキルと交換して無双する  作者: 堅物スライム


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第2話 ティアナ①

 魔界と人間界を繋ぐ次元を抜けると、そこは鬱蒼とした森の中だった。


「ん? ……転移成功ってことか?」


 俺は全裸で、右手にはスマホのような端末を握りしめていた。

 何だこれ? いつの間に神に持たされたんだ?


 空気が違う。

 魔界のようなドロドロした瘴気はなく、爽やかで澄んだ空気。

 辺りを見回すと――二十年ぶりに見る「人間の女」が、腰を抜かして座り込んでいた。


 ……可愛い。

 前世の美的感覚では、めっちゃ可愛いレベルだ。


「あ、ちょっと聞きたいんだけど――」


 俺が声を掛けると、少女の甲高い悲鳴が森に響いた。


「きゃああああああっ! 変態ぃぃぃぃぃぃーーーっ!!」


 変態……。

 まあ確かに、突然全裸で現れてチ〇コぶらぶらさせてりゃ、そう思われても仕方ない。


「まぁまぁ、落ち着いて。俺を呼び出したのはお嬢ちゃんだね?」

「え?」

「こう見えても魔界では魔王をやっていた。悪魔の力を借りたいのかい?」

「ほ、ほんとに悪魔……? ただの人間にしか見えないけど」


 少女は疑わしげな目を向けてくる。


「神によると、力は失くしちまったようだがな」

「……怪しい。怪しすぎるんだけど」


 まあ、その通りだ。

 俺が逆の立場でもそう思う。


 てか、このスマホみたいなのは何だ?

 試しに電源っぽいボタンを押すと、画面が起動した。


 そして、カメラのアイコンをタップすると、撮影画面に切り替わる。

 何気なく少女にレンズを向けると、ステータスのようなものが一緒に表示された。


「ティアナ、19歳。種族:人間。獲得可能ポイント 100~1,000? 何だこれ?」

「え? な、なんで私の名前と年齢を!?」


 俺は画面を切り替え、ホーム画面に戻るとPマークのアイコンをタップする。

 すると、ポイントについての説明文が表示された。


 ・全ての女性には身分、スキル、美貌、レア度など複数の要素を合算したポイントが設定されている。

 ・中出しセッ〇スが各女性の獲得可能ポイントの上限値となっているが、稀に上限値を超える裏オプションが設定されていることもある。

 ・上限値未満の行為にも難易度に応じてポイントが設定されている。

 ・同じ女性とは同じ行為を重ねるごとに上限値が下がっていくが、その女性が高レベルのスキルを獲得などすれば、上限値が上がる場合もある。


 なるほど……これが神の言ってたポイントってやつか。

 さらに今度は「Sマーク」のアイコンをタップすると、俺が魔界で得たスキル一覧が出てきた。


《回復魔法 Lv.1》 1,000P

《炎属性魔法 Lv.1》 1,000P

 ……などなど。


 レベルまで設定されてるのかよ。

 それぞれ最大Lv.10位までありそうだな。

 当然、レベルが上がるほど必要なポイントも上がってくんだろうな……。


「ちょ、ちょっと! 何やってるのよ!? 私の話聞いてる!?」

「ん? ああ、ごめん。色々確認してた」

「確認って……何のよ……」

「で、何だっけ?」

「な、なんで私の名前と年齢を知ってるの?」

「ふっ、言っただろ? 俺は魔王だ。そのくらいお見通しよ」


 うそぶく俺を少女はまだ疑わしげに見つめていたが、やがて息を整え、真剣な眼差しに変わった。


「……まあいいわ。あなた、私の召喚に応じたのよね? 願いを叶えてくれるんでしょ?」

「願い?」

「私のお母さんが……病気になってしまったの。回復魔法を使える街の僧侶様に頼もうにも、お金が無くて……」

「……そうか。可哀想に」


 俺はチ〇コ丸出しのまま、真面目な顔で腕を組む。


「力になりたいところだが、さっきも言った通り、今の俺は何のスキルも使えない」

「そ、そんな……」


 少女の顔に絶望が広がる。


「……ただ、俺が力を取り戻す方法もあるにはあるらしい」

「えっ!? 本当!? 何でも手伝うから教えて!!」


 ティアナはすがるような瞳で、必死に俺を見上げていた。


「本当だな? では今から俺と――中出しセッ〇スをするぞ」


 ティアナは一瞬、その言葉の意味を理解できなかったのか、ぽかんと口を開けて固まった。

 だが次第に、その白い頬が見る見る赤く染まっていく。


 バチ――――ン!!!


 乾いた音が森に響いた。


「できるか、馬鹿ぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」


 怒号と共に、渾身のビンタが俺の頬に炸裂する。

 視界が揺れ、脳がカランカランと鳴るような衝撃。


「いってぇぇぇ……! そんな全力で叩かなくても……」

「あ、あ、あんた、何考えてんのよ!? 変態! スケベ! サイテー!!」


 頬を押さえながら俺はうめいた。


「いや、マジなんだって……。お前に中出しして獲得できるポイントがちょうど1,000で、回復魔法と交換できるから」

「なに訳の分からないこと言ってるのよ!?」

「そうは言ってもな……見てみろよ、これ」


 俺はスマホをティアナに突きつけ、さっき確認した画面を一緒に覗き込む。


「というか、何なの、この機械? 怪しすぎるんだけど」

「俺もよく分からん。こっち来るときに神に持たされたっぽい」

「神様……? なんで悪魔のあんたが神様と接点があるの? それに、神様が女の子にポイントをつけるなんて失礼なことするわけないでしょ!」


 うーん……正論だなぁ。

 ぐうの音も出ない。


「仮にそれが本当だったとして――」


 ティアナは腕を組み、きっぱりと言い放った。


「何で私の『初めて』を、あんたみたいな冴えない中年に捧げなきゃいけないわけ? ぜっっったい無理だから!」


 グサッ、と胸に突き刺さる一言。

 ……冴えない中年。

 そうだ、俺はそのせいで前世でも童貞を捨てることが出来なかった。


「ま、まぁ……いきなり中出しはハードル高いよな。口とか手でやってくれてもポイントは多少は貰えるみたいだぞ? 1,000に到達するまで何回発射が必要かは分からんけど」

「ぜっっっっったい無理!!」

「う~ん……じゃ他の女の子探すしかないけど、娼館に行こうにも俺も金ないしなぁ。お前の母親、暫く持ちこたえられそうか? せっかく俺を召喚してくれたんだ。願いは何とか叶えてやりたい」

「……そんなのんびり待ってられるほどの時間はないと思う」

「そうか……。とりあえず様子を見に行っていいか? スキルは無くしても、知識は残ってるから何か分かるかもしれん」

「ほんとに?」


 ティアナは瞳を潤ませながら、必死に縋るように言葉を絞り出した。


「でも、全裸の中年男が村に来たら絶対パニックになるわ。服を持ってくるから、ちょっと待ってて」


 そう言うと、ティアナは急いで森の中へ駆けていった。


 暫くして、布を抱えて戻ってくると、それを俺に押し付けるように渡す。


「一応、村まで連れてってあげる。でも――絶対、変なことしないでよ。約束して!」

「わかった、わかった」

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