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元・魔王の中年童貞~エロでポイント稼ぎ、スキルと交換して無双する  作者: 堅物スライム


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第18話 猫耳たちの決意

「落ち着きなさい、ミレナ。お客様に対して失礼でしょう?」


 猫耳と尻尾の毛を逆立てて興奮するミレナを、主人は涼やかな声でなだめる。


「で、ですが、この変態は、とんでもなく卑猥なことを口にしたもので……」

「卑猥?」

「と、とてもお嬢様にお伝えできるような内容ではございません!」


 まぁ、そうだよなぁ……。


 サフィラ様はやれやれと肩をすくめると、再び俺へと視線を向けた。


「わたくしにも、その内容を教えて下さいませんか? このコが思っているほど、わたくしは純真無垢ではありません。どうぞ遠慮なく」

「で、ですが――」


 尚も食い下がるミレナを、サフィラ様がキッと睨む。

 途端にミレナは耳を伏せ、渋々口を閉ざした。


「え、えっと……要するにエロいことするとポイントが貯まって、そのポイントでスキルと交換する感じっす」

「か、仮にあなたが言うことが本当だとして、どうやって証明なさるおつもり?」


 ミレナがすかさず割り込む。


「……ま、実際見てもらった方が話が早いな」


 俺はスマホを取り出し、スキル画面を二人に見せてやる。


「この《魔具創造 Lv.4》 75,000Pというのが、必要としているスキル――という理解で宜しいですか?」


 サフィラ様はあっさりシステムを理解し、確認する。


「そうです。ただ、その羽織の魔力を蘇らせるには、Lv.5まで上げなきゃ多分無理っす。Lv.5だと90,000ポイントだから、合計165,000が必要になると思います」

「ポイントの残高が40万ほどあったように見えましたが?」

「……これは使えないっす。あなたに使わせるために彼女は俺とエロいことしたわけじゃないですから」

「……そうですか」


 サフィラ様は目を細め、じっと俺を値踏みするように眺める。


「それで――その『エロいこと』というのは、具体的に何を指すのでしょう?」

「個人ごとにポイントが設定されていて、中出しセッ〇スをすれば、その人の持つ最大値をゲットできます。手コキや口に発射してもポイントは貰えるけど、大分低く抑えられます」


 淡々と説明すると、ミレナは『お嬢様に何を言ってるの!?』と顔を歪めるが、先ほど叱られたばかりなので、口をつぐんだままだ。


「で、さっきこのカメラであなたたちのポイントを確認してたんです」

「あれはそういう……! 私はともかく、お嬢様に対して何と無礼極まりない――!」

「ミレナ」


 サフィラ様の一喝で、ミレナは耳を伏せて退く。


「続けて下さい」

「はい、で、ミレナは最大で二万、あなたは二十万でした。そこら辺を歩いてる一般人で五千位だから、かなり高ポイントっす。特にサフィラ様の二十万なんて数字は、今まで会った中ではエルフのお姫様に次いで二番目に高いっすね」

「……それは、喜んでいいものなのか、悩ましいわね」

「ってわけで、ミレナに十回くらい中出しして、口にも出せば目標には届くはず」

「お、お、お嬢様……! いくらご命令でも、これは従えませんからね!?」

「分かってます。貴女に無理強いをするつもりはありません。――それで、わたくしなら、一度で目標に届くのですね?」

「まぁ、そうっすね……」


 サフィラ様は一瞬、宙を見上げて思案すると、きっぱりと言い切った。


「分かりました。では、お願いします」

「「は?」」


 俺とミレナの声が重なる。


「お、お嬢さま……!? 今、な、な、なんと……!?」

「わたくしがお相手させて頂きます。ただ、このような経験は一切ございませんので、多少ご迷惑をお掛けするかもしれませんが……その点だけご承知おき下さい」

「お、お嬢様!? そんなこと、認められるはずがありません!! もし旦那様に知られれば、私はこの命をもってお詫びせねばなりません!!!」

「ミレナ。この羽織は母様から受け継いだ、大事な大事な形見なのです」

「存じております! その魔力を蘇らせるために、どれほどお嬢様が人探しをしてこられたかも! ですが……ですが、純潔を犠牲にするほどのこととは、とても思えません!!」


 うーん、正論だと思う。

 俺だって、もし他に方法があるなら、そうしてやりたいよ。


「ミレナ」


 サフィラ様はふっと優しい目を向けた。


「わたくしたち貴族には婚姻の自由などありません。あと数年もすれば、わたくしもどこぞの貴族を婿として迎え入れることになるのでしょう。そこに愛など存在しません。――純潔など、わたくしにとっては何の価値もないのです」

「お嬢様……」


 サフィラ様の揺るがぬ決意を前に、ミレナはしばし黙り込んだ。

 そして、何かを悟ったように瞳を細め、覚悟を決めた顔つきに変わる。


「……その覚悟、確かに承りました。ですが――」


 ミレナは鋭い視線を俺に向ける。


「この男が嘘をついている可能性もあれば、危険な性癖を持っている可能性もございます。お嬢様を危険に晒すわけには参りません。まずは、私が毒見役を務めます」

「毒見?」

「はい。今晩、私が先に諸々をチェックさせていただきます。それで問題がなければ……お嬢様に引き渡します」


 ん?

 ミレナともヤれるってこと?


「あなたも、それで宜しいですわね?」

「ああ、別にいいけど……」


 お前はそれでいいの? と心の中で突っ込みを入れておいた。

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