表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
元・魔王の中年童貞~エロでポイント稼ぎ、スキルと交換して無双する  作者: 堅物スライム


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

16/70

第16話 元・魔王、手に職をつける

 翌朝。


 ギルドで《魔具創造》の仕事をこなす前に、俺はティアナの部屋へ瞬間移動した。

 ちょうど着替え途中だった彼女は、半裸のまま固まり、次の瞬間――腰を抜かすほど驚きの声を上げる。


「ちょ、ちょっと!! 何なの突然!? 着替えてるんだから出てってよ!!」


 衣服で胸元を必死に隠し、顔を真っ赤にして抗議してくる。


「別に今さら恥ずかしがる必要ないだろ。何回中出しした仲だと思ってんだ?」

「そ、そういう問題じゃないから!!」


 構わず俺は話を続ける。


「とりあえず、今みたいに俺は瞬間移動で、いつでもここに来れるようになった。で――」


《精神感応》を発動。

 頭の中でティアナに語りかける。


『俺とお前は、この通り精神で繋がった』

「えっ!? なにこれ!? 頭の中にあんたの声が響いてるんだけど!!」

『お前も試してみろ。頭の中で俺に話しかけるんだ』

「え……?」


 ティアナは困惑顔のまま固まっていたが、やがて恐る恐る意識を向ける。


『こ、こう? 聞こえる?』

『ああ、バッチリだ。そんな感じでいい。これから俺の力が必要になったら、いつでも呼べ。治療でも、魔獣退治でも』

『わ、分かった。こんな風にあんたをイメージして話しかければいいのね?』

『おう。……ってか、久しぶりに会ったら、やりたくなっちまった。今からどうだ?』

『やらせるわけないでしょ!! 馬鹿!! 変態親父!!』


 ……あっさり拒否された。

 最近、イラーマやオフィーリアと愛のあるセッ〇スを重ねてきたから勘違いしてたが、俺は冴えない中年太りであることを思い出させられた。


 そのまま帰るのも何なので、ティアナの母さんが用意してくれた朝飯をありがたく平らげ、俺はアルナの街へ戻るのだった。


 ◆◆◆


 ギルドの酒場に入ると、昨日依頼してきた連中が、そわそわしながら俺の到着を待ち構えていた。


「よう、待たせたな」

「あ、ああ! 待ってたぞ。ほら、約束の金だ」


 男は勢いよく金貨十枚を差し出してくる。

 これ一枚で数ヶ月分の食費にはなるはずだ。


 そして、おずおずと大事そうに剣をテーブルへ置いた。

 手入れが行き届いていて、刃も鞘もピカピカに光っている。


「なかなか良い剣だな」

「だろう? 商売道具だからな。買った時は150万もしたんだぜ」


 俺はその剣に手をかざし、《魔具創造》を発動させる。

 掌が淡く光を放ち、それに呼応するように剣は黒い魔力を纏い始めた。


「おおっ!」

「すげぇ!」

「しかもノーモーションでスキル発動だと!?」


 周囲を囲んでいた野次馬たちからどよめきが起こる。

 男は感激した表情で剣を握り直した。


「……ありがてぇ。これで、もっと高ランクの依頼に挑戦できそうだ」

「そうか、それは良かったな」


 すると、すぐにその男を押しのけるように、大柄な若者が前に出てきて席に腰を下ろす。


「お、おい! おっさん、次は俺だ。この斧を頼む!!」


 金貨と共にテーブルへ叩きつけられたのは、刃こぼれこそしているが、見るからに重厚な戦斧。

 その頑丈な造りは、鍛え上げられたそいつの肉体によく似合っていた。


 ――ん? あれ……こいつ。ひょっとして。


 俺は手招きで呼び寄せる。

 若者は「なんだ?」と眉をひそめながらも、警戒しつつ顔を近づけてきた。

 俺はその耳元へ口を寄せ、周りに聞こえないよう小声で囁く。


「お前、オフィーリアとやったことある?」

「……え?」


 俺は自分の耳に手を当て、「内緒だぞ」とジェスチャーする。

 若者は一瞬きょとんとしたが、すぐに意味を察したのか、周囲を気にしつつ口元を手で隠して答えた。


「……い、一回だけな。酒の席で酔った時に、あいつの部屋に連れ込まれて」


 やはりか。

 マジでゴリマッチョには目が無いんだな。


 俺はさらに小声で追い打ちをかける。


「で、どうだった? すぐにイった? あいつの締まり、やばいだろ」

「そ、そうだな……。10分くらいしか持たなかった気がする」


 10分か……。

 それでも俺よりは充分、長持ちしてるな……。


 俺はさらに声を潜めて訊く。


「ゴムは着けてたか?」

「あ、ああ。もちろんだ」


 ……なるほど。

 生の方が全然気持ちいいって話はよく聞く。

 もしこいつもナマでやってたら、俺と同じくらいで果ててたかもしれねぇな。


 てか、いまだにゴム着けてやったことないな、俺。


「そ、そんなことより!」


 男は赤面したように咳払いし、斧を指さして急かしてくる。


「分かってるよ」


 俺は軽く笑い、手をかざす。

 再び《魔具創造》を発動させ、斧は禍々しい黒の魔力を纏っていくのだった。


 そんな感じで、今日だけで四人の武器を魔改造した。

 明日の予約も受けたし、不安定な冒険者ではなく、魔改造屋としても生計を立てられそうだ。

 A級にランクアップしたばっかだけど。


 となれば、オフィーリアの部屋に居候するのもそろそろ卒業だ。

 そう考えた俺は、ギルドを出ると不動産屋を巡り、さっそく部屋探しを始める。


《無限収納》があるから、部屋は別に広くなくてもいい。

 ただ、水回りとか陽当たりとか、その辺にはこだわりたい。

 あと隣人とかいるとうざそうだから、出来れば一軒家だな。

 フォローや☆で評価して頂けると大変励みになります!

 ポチっと押して頂くだけで、今後の執筆へのモチベーションがめっちゃ上がるので何卒宜しくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ