表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
元・魔王の中年童貞~エロでポイント稼ぎ、スキルと交換して無双する  作者: 堅物スライム


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

10/70

第10話 エロドの森

《無限収納》


 俺が魔界で使っていた数多のスキルの中でも、特に汎用性が高く、重宝していた一つだ。

 周囲に亜空間を生み出し、そこに物を放り込む。

 脳と直結しているから、必要な物を瞬時に取り出せる仕組みになっている。


 魔王をやっていた頃は、ありとあらゆる物を放り込んでいた。

 だが、こっちの世界に転移してからは、ほとんど荷物を持たない生活を送っていたので不要だった。

 ……しかし、さすがに目の前の、この山のような荷物は全部ぶっこんで移動したい。


 最初はどうでもいいと興味を示さなかったオフィーリアだが、実際に目の前でスキルを披露してやると、めっちゃビビってた。

 しかも今回の冒険には必要ないだろって物まで、次々と放り込みやがる。


 関係ない物まで収納するなら、もう一回中出しさせろ――と言いたかったが、賢者タイムに突入していたので、何も言わずに好きにさせてやることにした。


 ◆◆◆


 翌朝。


 オフィーリアが手配した馬車がやってきた。

 街中で見かけるような、ピカピカに磨き上げられた豪華な乗り物ではなく、長距離移動に特化した、実用性を優先した馬と車だ。


 一週間の旅だというのに、手ぶら同然で乗り込む俺たちを見て、御者は一瞬だけ驚いたようだったが、何も言わずにそのまま出発した。


 途中、いくつかの村で宿泊し、野宿する羽目になった日もあった。

 だがテント一式も収納していたおかげで、割と快適に過ごすことが出来た。


 そして七日目。

 俺たちはついに目的地の森へとたどり着いた。

 ここから先は馬車では進めない。


 御者に別れを告げると、どこか神秘的な空気をまとった森の中へと、俺たちは足を踏み入れた。


「さすがに結界は解除されているようだな」

「結界? エルフの連中が張ってんのか?」

「そうだ。あたしたちの到着を感知したのだろう。奴らの居住エリアに着けば、また張られるはずだ」


 ――なるほど、侵入者の方向感覚を狂わせて、森の奥で迷わせる例のあれか。


「お前、場所は知ってるんだよな?」

「受付嬢から地図を受け取っている。二時間ほどで到着するはずだ」


 結界は解除されているとはいえ、頭上を覆うように高い木々が茂り、昼間なのに薄暗い。

 さらに靄のようなものが立ち込めていて、旅慣れていない者であれば、あっという間に迷子になってしまうだろう。


 先を行くオフィーリアの尻を眺めながら、黙々と進む。

 この旅に出る前日の夜に、こいつのケツを両手で鷲掴み、バックですぐにイッたことを思い出し、股間がおっきくなり始めた。

 もう一週間も抜いてないから、大分溜まってきてる。

 くそっ、こいつマジでエロいケツしてやがる……。


 暫くすると、オフィーリアの足がぴたりと止まった。


「ん? 着いたのか?」


 俺は少し前かがみになりながら問いかける。


「いや……見られてるな」

「み、見てねぇよ」

「ん?」

「え?」


 どうやら、俺がお尻を凝視していたことに気づいたのではなさそうだ。

 オフィーリアは神経を研ぎ澄ませるように目を閉じ、静かに集中する。


 そして――


「わざわざ出迎えに来てくれたのか?」


 右前方の高い木に向かって、そう声を掛けた。

 すると、その木の枝から影が飛び降り、軽やかに片膝をついて着地する。


「ふむ、気配遮断が見破られた。さすがはA級……といったところかしら」


 立ち上がったのは、細身の女性だった。

 白金の長髪がさらりと揺れ、陽光を受けてきらめく。

 耳の先が尖っている――おお、エルフだ! 美しい!!


「ごめんなさい、試すような真似しちゃって。雑魚が来て無駄死にされても困るから。歓迎するわ。わたしの名はイラーマ。この里の魔術師よ」

「魔術師とは思えない身のこなしだな。あたしはオフィーリア。で、こっちの冴えないおっさんがヒロシだ」


 おい、変な枕詞をつけるんじゃねえよ。


 イラーマは俺を一瞥すると、何かを確かめるように、足音も立てずに近づいてきた。


 そして――

 俺の首筋あたりに鼻先を寄せ、すんすんと匂いを嗅いでくる。


「……え? なに?」


 女性からこんなふうに間合いを詰められるなんて、人生で初めての経験だ。

 一瞬にして心臓がバクバクする。


「貴方――何者? わたしたちとはまるで真逆の存在みたい。とっても悪そうな匂いがするわ。……でも、女って悪い男に惹かれるもの」

「そ、そうなの?」

「その見た目は本物? 本当に人間なのかしら?」

「――! ほう、分かるか。」

 

 でも、オフィーリアみたいにオーラが見えてるわけじゃなさそうだな。

 俺は目一杯かっこをつけながら続ける。


「つい最近、こっちの世界に召喚された魔界の王だ」

「魔王様ってこと?」

「そうだ」


 イラーマは目を細めて、じっと俺を見据えてくる。


「……信じるわ。じゃ、行きましょうか」


 そう言うと、イラーマは俺たちを先導し、森の奥へと軽やかに進んでいった。

 俺は無限収納からスマホを取り出し、その後ろ姿に焦点を合わせる。


「イラーマ、328歳。種族:エルフ。獲得可能ポイント 10,000~100,000」


 おお!?

 一発で十万かよ!?

 そんだけレア度が高いってことだよな??


 これは何としても滞在中に中出ししないと!!

 一発とは言わず、二発でも三発でも!!!


 さっきのあの感じだと、何だかイケそうな気がする!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ