竜騎士への道 1 武器編
数日後、前回受けたDLCの試験中ふとあることに気づいた。竜に騎乗する際、手に持っているダガーではあまりにも短く、戦闘に不安を感じ始めたのだ。竜と一緒に戦うためには、もっと長い武器が必要だろう。だが、どんな武器を選べば良いのか、少し迷っていた。
その日、自宅に戻ると、にゃんまるがすでにリビングで待っていた。いつものように静かな微笑みを浮かべながら、優しく声をかける。
「お帰りなさい、主。今日もお疲れさまでした」
少し考えた後、にゃんまるに向かって問いかけた。
「にゃんまる、ちょっと相談があるんだ」
にゃんまるは顔色を見て、すぐにその言葉の真意を察した。
「何かお悩みがあるのでしょうか?」
「うん、実は…」
主人公はしばらく黙って考え、そして言葉を続けた。
「竜に騎乗するとき、今使ってるダガーじゃ短すぎるんじゃないかって思うんだ。もっと長い武器が必要かもしれない。でも、どんな武器を選べばいいのか、わからなくてさ」
にゃんまるは穏やかな表情でうなずく。
「なるほど、確かにダガーでは竜に乗った状態での戦闘には不向きかもしれませんね」
そして少しの間考えた後、提案を口にした。
「でしたら、竜騎士だった黒騎士殿に相談してみてはいかがでしょうか?彼は戦闘経験が豊富で、武器選びにも精通しているかと思います」
その提案を聞いて目を輝かせた。
「黒騎士に?確かに、彼なら頼りになるかも」
にゃんまるはにっこりと微笑んで言った。
「黒騎士殿の知識と経験を借りれば、きっと最適な武器を見つけることができるでしょう。試してみる価値はありますよ」
頷き、決意を固めた。
「わかった、にゃんまる。早速、黒騎士に相談してみるよ」
にゃんまるはその決意に満足げに微笑み、静かに言葉を添えた。
「主ならきっと、素晴らしい武器を見つけられるでしょう。黒騎士殿との話が有益でありますように」
にゃんまるの言葉に励まされながら、黒騎士に相談することにした。
「黒騎士、でてきてくれ」
影から気配が漂い、静かに黒騎士が現れる。
「にゃんまる殿とのお話は聞いておりました」
黒騎士は静かに言った。
「それなら話ははやい、竜に騎乗するための武器に悩んでいるんだ。今、使っているダガーではどうしても竜に乗った状態での戦闘に不安があって…」
黒騎士は無言でうなずき、話を聞きながら、冷静に考えを巡らせる。
「竜に騎乗するためには、確かに特別な武器が必要です。ダガーでは距離を保ちながら戦うことが難しいため、もっと長い武器が求められるでしょう」
その言葉に納得し、さらに詳しく聞きたくなった。
「どんな武器が適しているのだろうか?」
黒騎士は詳しく説明を始める。
「まず、槍が最も有効な選択肢となります。槍は、竜に騎乗した状態でも、敵と適切な距離を保ちつつ攻撃することが可能です。長い槍の先端は、通常の武器よりも強力なリーチを持つため、竜の移動速度に合わせて攻撃を加えることができます」
その説明を受けて、槍の利点を理解した。だが、まだ他の武器の選択肢が気になる。
「槍以外の武器ではどうだろう?」
黒騎士は続ける。
「長剣も非常に優れた選択です。槍ほどのリーチはありませんが、素早い動きと手のひらでの柔軟な操作が可能です。特に近接戦闘においては、その利点が生きるでしょう。竜の動きに合わせて素早く反応し、攻撃と防御を行えるため、騎乗戦闘に適しています。」
「なるほど、槍や長剣か」
うなずき、心の中で少しずつ決めかけていた。
「でも、どちらが自分に合うか、少し迷っている」
黒騎士は冷静に答えた。
「主様の戦い方に依存します。もし、長時間の戦闘を避けて素早く決着をつけたいのであれば、長剣が向いています。一方、戦闘の中で距離を取って戦い、敵に近づかれないようにしたいのであれば、槍が最適でしょう」
その言葉を胸にしっかりと受け止め、少しの間、考え込んだ。
「どちらも良さそうだな…。」
黒騎士は静かに見守り、決断を待った。数秒の沈黙の後、静かに言った。
「どんな武器を選ぶにせよ、戦いのスタイルを決めるのは主様自身です。私は、主様判断を尊重します」
黒騎士の言葉に感謝し、決心がついたように頷いた。
「ありがとう、黒騎士。君のアドバイスを参考にして、よく考えてみるよ」
黒騎士は軽く頷き、再び影の中に溶け込むようにして姿を消した。再び竜に騎乗する戦闘に思いを馳せ、どの武器が最適かをじっくりと考え続けた。
遂に100話とっぱらしい。




