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2話

どうも皆さんこんにちは異世界生活二日目でございます。いやー、昨日はおっちゃん達から色々な話を聞くことができた。国の名前であるとか、王様の名前であるとか、ここ最近塩が高くて敵わんだとか、それはもう色々話を聞くことができた。いやー有意義な飲みの席であった。これからやることも大まかに決めることができたし、屋台を出すうえでどこで手続きをしてどこで税金を払うのかを教えてもらった。ので今日は屋台を始めるための申請をしに行政ギルドなり所に行きたいと思う、この行政ギルドという所はゆわゆる役場のようなものでこの王都に4カ所、それぞれ東西南北に一か所ずつ存在するようで今回は俺が今住んでいる宿から一番近い東の行政ギルドに向かおうと思う!さぁ行くぞー






「はい、登録のほう完了いたしました。屋台を構える際はこの木の板をつるして営業をするようにお願いいたします。また市民カードの発行いたしますので少々お待ちください」


すっごいお役所仕事のお姉さんに色々と説明してもらい屋台の許可証(一か月金貨1枚)と市民カード(税金さえ払っていれば無料の身分証明書)の発行をしてもらった。

というかこの市民カードだがかなりの優れもののようで現代での運転免許証のような役割をしているようで、どの国どの町で暮らしているかわかる。というもののようだ。基本的に定住する際には絶対発行しなければならないようで私はきちんと税金を払ってこの町に住んでいますという証のようだ。ちなみに犯罪を犯すと取り上げられる。


「お待たせいたしました。ビジー様こちらが市民カードになります。くれぐれも紛失しないようにお気を付けください」


おっと、思ったより早かった、黒を基調としたカードにシュナウ王国王都ビジーと書いてあるだけのかなり質素なカードだ。あっ、そうそうビジーは俺の名前な、さすがに日本名じゃ目立ちすぎると思って自分でつけてみた。由来はVisitを簡単にした感じである。この世界からしたら俺はお客様なのでなかなかしゃれのきいた名前だと思う、いいね!


「今月の税に関しては期間が過ぎているので来月からの納税になりますがよろしくお願いいたします」


「はい、わっかりました!」


うーん、やはり人は税金からは逃げられないのか…というか思ったよりしっかりしてるなぁ…もうちょっといい加減な管理をしているのかと思った。備考になるが税金を払っていない場合このカードに表示されている名前が消えるそうだ。なんか一か月で消える魔法の染料を使って書いているようである。いやー実にファンタジー


さてこんな感じでお役所への申請が終わったので次は屋台の出店場所を決めるのと仕入れをどこにするのか、屋台そのものの購入をしに行きたいと思う。


ただ昨日の時点で屋台の出店場所は王都で一番大きな大通りから少し外れた東風通りという所に出店する予定である。ここはいわゆる仕事帰りの住人たちの居住区に続く道のようで昨日のおっちゃん達からおススメされたのだ。


というわけでまずは市場に行きたいと思う。行政ギルドから20分ほど歩き、商店通りと呼ばれる通りに来たのだが、活気がすっげぇや


「うちの野菜は新鮮だぞおおおお」「うちの肉は安くてうまいよー」「王都じゃ珍しい魚だよー」「酒はどうだーー」


等など大きな呼び込み声が聞こえてくる。うーん行ったことないけど昔の商店街を思い出すぜ…行った来ないけど、さーてここで俺の屋台で売る商品をお教えしたいと思う!そう!それは焼き鳥だ!!理由は一つ!俺が昔焼き鳥屋でアルバイトしていたからだ!

やっぱり慣れた料理が一番大事だよね。というわけで鶏肉を売ってる店を探すぞー





ぶらぶらと商店通りを歩いていると…見つけた。鶏肉専門のお店だ。ものすごくでかく看板に鶏肉!と書いてある。わっかりやすいなぁ…とりあえず店員さんに声をかける


「おーい、そこのお兄ちゃん!おすすめの鶏肉はあるかーい?」


「いらっしゃい!今日はいいのが入ってるよ!安めのものだと走り鳥、ちょっと高めなら風鳥、一番いいので地王鳥だ!どれにする!」


わーお、どんな鳥か全くわかんないや…とりあえず店員さんに聞いてみよう


「いやさ、お兄ちゃん俺数日後から屋台始めるんだけど屋台でよく使われてる鳥はどれなんだ?」


「おっ!店始めるのか!それなら走り鳥よりも風鳥の方がおすすめだな!走り鳥はいろんな屋台で使われてるから目新しさにかけるからな!」


ほーう、走り鳥の方が多いのか、なら少しグレードを上げて値段も高めに設定して売れば他と競合しないかな?焼き鳥作るときの炭とタレは『ISEKAI』で勝った物を使うつもりだから王都で売ってる普通の鳥串よりおいしくなると思うし、昨日何件か鳥の串焼きを食べ歩きしてみたけど味はあんまりよくなかったからなぁ…他の店と同じ鳥でなおかつ近い値段で従来のものよりうまいのを出すといろいろ面倒ごとが起きそうである。


「なら風鳥にしようかな、ちょっと試しに作って味を見たいから銀貨3枚で買える分だけお願いするよ!」


「お任せあれ!どこの部位にする?」


「あー、とりあえず皮とモモとムネがほしいかな?」


「了解だ!ちょっと切り出してくるから待ってな!」


「おう!おねがいな!」


さて肉のあてはできた。次は屋台かな。確か屋台は貸し出し用のものが商業ギルドにおいてあるって言ってたから帰りに見に行ってみるか!

さーて楽しみだ!






というわけで宿に帰ってきた。鶏肉屋で肉を買った後、雑貨屋に行って200本くらいの木串と包丁を買ってさらに商業ギルドで屋台を1か月借りる約束もしてきたので後は『ISEKAI』で焼き鳥用のタレと塩、それに炭と業務用焼き鳥機を買うだけである。スマホをポチポチしながら気に入ったものをカートに入れていき購入ボタンを押す。

はい、完了、すぐさまかなり大きめの箱が足元に転送された。

俺はウキウキしながら箱を開け焼き鳥機と塩とタレを開封し宿の外に出てとりあえずの大きさで切った風鳥の肉を串にさし焼き始める。とりあえず買った鶏肉の種類すべてをタレと塩それぞれで焼いてみる。うっわ、良い匂いすぎる…酒が欲しい


かなり良い匂いをさせていたせいで窓から宿で暮らしている人達が何人か顔を出してきたので「明日から東風通りでオープンするよー」と宣伝しておく、宣伝これ大事


とそんなことをしているといい感じに焼きあがった。はぁーーーーー肉汁がすっげぇぜ、ジュウジュウ言いながらうまい匂いを醸し出してやがる。これは食わなくてもわかるおいしいやつだ…とりあえずまずはモモを食べてみる。


―――うっま…なぁにこれ…意味わかんないおいしさしてるんだけど…というか風鳥がやばい、食欲をそそる炭の匂いを完全に着こなしてるし、なによりタレの味も塩の味もめちゃくちゃしみ込んでいやがる…噛み応えもしっかりあるのにそれでいて柔らかいってなんだよ…これ日本で売りだしたらバカ売れするぞ…

その他のムネもカワも食べて見たけどほっぺたが落ちるかと思ったぜ…明日どれだけ売れるか楽しみだ…そうだ一応ネギも買っておいてねぎまも仕込んでおこう…てか俺が食べたい


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