表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/26

第2話


 ヘッドセットが届いてから一週間。志那の生活はエルオン一色に染まったと言っても過言ではない生活となっている。一応大学生の人間として最低限必要な時間を除けば四六時中エルオンに触れていたと言っても過言ではない。



 「あー、あー、勝てねぇ……。」



 ぼんやりとした目線のままハルバードを握り、己の発話を確認するかのように声を出した後、志那は言う。



 今日は土曜日。学校も無い為、志那は早朝3時から4時間連続でエルオンのランクマッチに潜り続けていた。この後も恐らく、一日中ランクマッチに潜る事になるのだろう。



 「間に合うかなぁ……。」



 次の対戦相手が選ばれるまで、マッチメイキング中に待機場所となっている練習場でぼそりと志那は呟く。



 志那がこうなっている理由は一週間前、エルオン開始直後まで遡る事になる。




 * * *



 「やばい。楽しすぎる……。」



 ヘッドセットが届いた日。いや、厳密に言えば既に時刻は24時を過ぎていた為、次の日とはなるのだろうがそれはさておき、深夜のエルオンの中で志那は人生初のフルダイブ型ゲームへ感嘆の声を漏らす。



 夕飯を食べ忘れている事も忘れたまま、志那は既に6時間近く一人用ステージである練習場でひたすらダミーの人形に向けてハルバードを振り回し続けていた。



 「あー、よし、決めた。」



 まるで今思いついたかのように志那は一人呟く。実際の所はリオン選手のあの動画を見てからずっと志那の頭の片隅には燻っていた発想なのだが、ようやく決心が付いたのだろう。



 エルオンをプレイする中での目標を志那は定める。



 『リオン選手を倒す。』



 現段階、既にエルオンに存在する上位プレイヤーの中でも一際目立ち、猛者の中でもさらに圧倒的な実力を持つ選手としてリオン選手は多くのプレイヤーに認識されている。



 エルオンを少しでも真面目にプレイした事のある人間、リオン選手の実力の一端でも理解する事が出来ている人間が聞けば「現実的ではない。」と一笑に付すであろう目標。それ程までに志那とリオンの実力は圧倒的な差があった。



 しかし、志那自身もそんな事は承知の上であった。リオン選手を倒す事、リオン選手のその実力に憧れてしまったが故に、志那は彼の居る場所への到達を目標に据える。




 「とはいえ、どうすれば良いんだろうなぁ。」




 リオン選手は既にプロゲーミングチームの所属となっているようで、志那が一方的に対戦を申し込んだ所で相手にされはしないだろう事は目に見えている。



 なら俺のランクを上げて、実力ごとに対戦相手が選ばれるランクマッチで運良く遭遇するのを待つか?エルオンは現状かなりの数のプレイヤーが居る。どれだけ時間が掛かるか分からない。



 それに、ランクマッチではリオン選手に万が一勝つ事が出来たとしても、その戦績を永遠に記録する事は叶わない。エルオンのランクマッチ成績は約3ヶ月ごとにある程度リセットされてしまうからだ。




 「……となれば大会か。」




 大会。小規模ないし中規模程度のエルオンの大会であれば全国何処かしらを見れば毎週開かれている。



 元々オンライン上のゲームという性質もあり、店舗や会場に集まっての大会以外にもネット上で参加者を募る大会も存在する。しかし。



 「中規模程度じゃリオン選手の出場は期待出来ないかな。大規模なやつに出よう。」



 志那はぶつぶつ呟きながら思考を巡らせる。現在6月中旬。



 「夏大会だな。」



 関東の大型イベント会場で開かれるエルドラドオンラインの全国大会。確か7月16日と17日の2日間に渡る現状のエルオン最大規模の大会だ。この規模の大会になってくると一般プレイヤーはもちろん、リオン選手に限らず多くのプロプレイヤーが参加を表明してくる筈。






 志那はこう思考したが、実際の所、プロプレイヤーは中規模大会にも結構出場する。それは大小差はあれど、大会でどれだけの成績を残せたかという事がプロとしての選手生命に係わってくるからである。


 当然、一定以上の戦果を出す事が出来なければスポンサー企業からの契約打ち切りの話も出てくる。彼らプロも生活の為に必死で大会に出てくる。ただ、リオンに関してはプロの中でも特殊な存在に分類されるのだが。


 当然志那は上記の情報を知らない。が、結果として志那の夏大会にリオンが出場するであろうという判断は間違っていなかった為問題は無い。






 そこまで思考を一段落させた志那は右手で空を撫でメニュー欄を開き、ヘッドセットの電源を落とす。今になって空腹を感じてきたらしい。



 志那はヘッドセットを取り外してから数秒間、布団の上でぼんやりとする。慣れないフルダイブを行った後の為、いつも通り動く事が出来るようになるまでに少々時間を要するようだ。



 「夏大会に出よう。まだ一ヶ月ある。この時間で出来るだけ完璧な動きが出来るように死ぬ気で練習するんだ。」



 志那はそう呟くと食材が買い置きされているカゴからカップ麺を取り出し、お湯を入れようと湯を沸かし始めた。

 


 * * *



 夏季エルドラドオンライン全国大会の出場条件。それが最初に志那の前へ立ち塞がった。



 出場条件はエルオンのランクマッチの階級がS1以上であるという事。条件自体は他にも12歳以上であったり……等の細かい物は存在するが、割愛する。



 エルオンには実力ごとに階級が振り分けられ、ある程度近い実力を持った人間と対戦する事が出来るランクマッチというシステムが存在する。ランクマッチにて勝ち星を上げる事によって少しずつ階級は上がっていく仕様である。



 大まかなランクの目安はこんな感じ↓


 SS ↑上位50人 プロの中でも上位。

 S5

 S4 ↑プロ級

 S3

 S2

 S1 ↑一般人の中ではかなりの猛者。


 A1~A5 エルオンが得意な一般人。


 B1~B5 操作に慣れてきた一般人。


 C1~C3 初心者。



 最上位帯であるSS級を除いて各階級はS、AからCまでのアルファベット一文字と1から5で表される数字によって表記される。


 SS級とC級を除いて各アルファベット階級の中には1から5の数字が書かれる事となるが、これは数字が大きい方が同アルファベット内では上位という事になる。C級は最初心者帯ということもあり、1から3までしか数字階級は用意されていない。



 ランクマッチの階級はS1等のアルファベットと数字の複合で表記されるが、階級アップまで後どれくらいの勝利が必要か、といった物はランクポイント(ゲーム内表記ではRP)で表される。


 下記は各ランク帯到達までに必要なランクポイントである。A帯以下の細かいポイントは割愛する。



 SS 変動あり 上位50人

 S5 10201~変動あり

 S4 9001~10200

 S3 7601~9000

 S2 5501~7600

 S1 4301~5500


 A1~A5 1001~4300


 B1~B5 301~1000


 C1~C3 ~300



 上位帯になればなる程昇格までに必要なポイントが増加する仕様となっている。


 SS帯到達のボーダーラインは世界ランキング50位の人間のランクポイントとなる為、その日ごとに変動する。前作以前のエルオンの経験からの推測ボーダーラインとして言えば、そのボーダー到達ポイントは12000程度となる。



 ランクマッチ一試合で勝利時に得られるランクポイントは30ポイント。敗北時には逆にポイントは減少するが、その減少量は階級によって異なる。



 例えば最低階級であるC1からC3にかけては敗北時の減少ランクポイントは0ポイント。対して最上位帯であるSS帯の敗北時減少量は驚異の50ポイントとなる。これは大体70%、厳密に言えばあと数%低いのだが、そういった勝率で勝ち続ける事によってようやくポイントがじわり、と増加に転じるようになっている。



 要は上位を目指せば目指す程に、その道は険しくなるという事である。



 そしてここで志那の壁となったのが、大会出場表明の締め切り日が6月23日0時であるという事。



 出来上がったカップ麺をプラスチックフォークで啜りながら志那は思考する。



 今日は6月15日の日曜日。時間帯は土曜日と日曜日を跨ぐ深夜。



 参加締め切り日は来週の月曜日18時となっており、出場する為には現状全く手を付けていないランクマッチの階級を1からS1まで持ってくる必要がある。



 一週間の猶予で、S1到達。一週間でズブの素人である志那が一般人中での上位へ食い込むランク帯へと到達しなければならない。



 「間に合うかなぁ?いいや、頑張ろう。」



 志那は生活が成り立ちうる最低限の時間以外の全ての時間をエルオンへ注ぐ事を決意する。



 因みに後のエルオン界隈では〝このシーズンが最も過酷だった〟と語られる時期である。



 その理由は現在エルオンがリリース直後という事。過去作を本気でプレイしていた猛者も、新たにエルオンへ参入してきた他ゲームの競技プレイヤーもごちゃ混ぜにランクマッチへと流れ込んできたからである。


 そんな状況もあり、初心者帯であるC2帯でプロにマッチングした、等の報告も上がった珍しいシーズン。そんなマッチング環境の中で一週間でS1に到達する。それは初心者である志那にとって非常に過酷であった。


 本人はそんな事を知るよしも無いが。



 * * *



 日曜朝。



 アラームを5時に設定していた志那は眠気によって布団へと体を引っ張られながらも強い意志によって目を覚ます。


 その理由は昨日の夜、まぁ日付は回っていた為今日とも言えるのだが、その時決めた目標を達成する為である。


 

 志那は布団横に置いていたスティックパンを2本掴むとそれを同時に口へ突っ込む。無造作に口へと放り込まれたパンをもしゃもしゃと咀嚼し、ある程度噛んだら飲み込む。



 「ご馳走様でした!」



 志那はぴしゃりと膝を打ちながら独り暮らししている部屋の中で誰に聞かせる訳でも無く言う。



 志那の住居は関東圏にある付近の大学に通う学生御用達の安アパートである。志那自身も大学生だが、近所に住む大学生のように家へと招くような友人も居ない。しかし、志那自身は割と部屋を綺麗にする性格の人間であった為、部屋の中は目立つ埃やゴミもなく綺麗に整えられていた。


 ただ、ここから一週間は掃除されなかった為、多少は汚くなる。



 志那はヘッドセットを起動し、被る。前回のように直後に急激な睡魔に襲われ、志那は眠りに着く。





 頭に声が響く。



 『ようこそお越し下さいました。志那様。現在時刻は6月15日、午前5時8分です。如何なさいますか?』



 目を覚ますと視界の斜め前にはサポートAIのシエラが立っていた。



 「エルオンを開いて。」


 『畏まりました。』



 シエラと名乗るこのサポートAI、後から気が付いたがこういう一言でアプリやゲームの起動命令を出したり等も出来るらしい。いちいちメニュー欄を開いて……等の手間が短縮できて便利だと思う。



 エルオンを開き、ランクマッチ画面へとと志那は移動する。ランクマッチ画面の視界の左上には《C1 0P》の文字。完全な0からのスタートであるという事が表記されていた。



 「じゃあ初戦、行きますかぁ。」



 そう言って志那はマッチメイキングを開始する。





 初戦。対戦相手の名前は[ハム助]さん。「よろしくお願いします。」と志那は呟くが、相手には届かない。


 システム上、暴言や不適切発言のリスクが考慮され、ランクマッチでは相手へと己の発言を伝えられないようになっている為である。



 相手である[ハム助]の構成は《貴族レイピア》。

 


 貴族という職業は基礎ステータスは戦士や騎士といったシンプルに剣と盾で戦闘を行うような職と比べるとほぼ全てのステータスが劣るが、己の命令を聞かせる事が出来る部下キャラのような戦闘NPCを召喚する事が出来る職業。


 エルオンにおいて貴族という職は基本的には部下キャラを召喚し、追加でバフ、要は部下キャラのステータスを一時的に上昇させる事が出来る技を組み合わせて物量で相手を押し切るようなデザインの職業となっている。



 そして武器であるレイピアは軽量武器に分類される。刀剣類の中ではトップクラスに通常攻撃の発生が早く、また武器装備による移動速度の低下が刀剣類の中では最も低くなっている。



 この構成を見た志那は、機動力で相手の攻撃を避け続け、そうして得た時間を利用して召喚バフのコンボを成立させて一気に攻めきる作戦かな?と予想する。


 もしもそうであれば、機動力に関しては絶望的なくらい低い志那の重騎士にとってそこそこ面倒な戦法となるな、と考える。



 なんて思っていたのも束の間、相手はレイピア片手に召喚もバフも発動しないままに志那へと突っ込んでくる。


 

 志那は一瞬虚を突かれ動揺したが、すぐに突っ込んできたハム助のレイピアを左手に持っていた盾で弾き、弾かれた事で体勢を崩した相手をそのままハルバードの通常攻撃で数回刺す。



 元々貴族は体力も防御力も低めに設定されている職業。ハム助という名のプレイヤーは志那の攻撃を受けて数発であっさりとゲームオーバーとなる。




 視界に現れた『勝利しました』という文言とランクポイントの変動を表す表を見ながら志那は「これが初心者帯って事ね……。」と一人呟いた。



 



 ランクマッチに潜り始めてから約3時間。総計で何試合行ったかは覚えていないが、志那のランクポイントは540ポイント、B3帯へと到達している。



 「よしよしよし!このペースでなら間に合うんじゃないか!?」



 志那はマッチメイキングの間、ハルバードを握りながらガッツポーズをする。志那自身も初心者とはいえ、ヘッドセットが届くまでの間ひたすらエルオンの解説動画を見ていたのが功を奏した。解説動画で培った知識や戦略によって志那はある程度の勝率でこのランク帯までサクサクと到達する事が出来ている。


 意外と武器や職業の特性を理解しながら戦っている人は初心者帯には少ないのだなぁ、と志那は思う。



 「お、マッチした。」



 次の試合が始まる。



 プレイヤーネームは[GOU]。構成は《格闘家メリケンサック》。



 志那は構成を見て「お、」と反応する。ここに来て始めて格闘家という職に遭遇したからである。



 確か格闘家は攻撃速度が速くてコンボが繋がりやすいかつ、一撃の攻撃力も結構強いんだっけな?逆に格闘家の弱みはリーチが短い事だったな。ハルバードで距離を取らせながらアドバンテージを取ろう。



 志那はそう思考する。



 試合が始まった。初撃、志那が[GOU]目がけて放ったハルバードの突きは空を切る。



 「えっ!?嘘!?」



 絶対に当たったと確信したタイミングでの初撃を外し、志那は驚愕の声を上げる。



 視界の先に居た筈の相手が居ない。志那は相手を見失った。と思いきや直後に腹部へ3発、鋭いパンチが叩き込まれる。



 現実世界であればいくら格闘家のパンチであるとはいえ、重騎士のような分厚い装甲へダメージを与える事は叶わないのだが、ここはバランスが保たれたゲームの世界。順調に体力を一気に半分近く志那は持って行かれる。



 「ヤバい!この人強い!!」



 志那は何とか距離を取ろうとその巨体を動かし、もがく。



 しかしそんな事は関係無いとばかりに[GOU]は攻撃を続ける。



 蹴りが頭へ炸裂し、腹パンが叩き込まれる。クリティカルが入る。



 メリケンサックという装備のクリティカル効果はダメージの1.5倍とスタン効果。要は数秒間の間、何も行動する事が出来なくなる気絶効果が相手へと付与されるのだ。



 圧倒的な速度で突っ込んでくる格闘家に対して為す術も無いままに、スタンしたまま志那は敗北した。



 「いや、これはB3帯の実力じゃねぇよ……。」



 志那は敗北によって減少したランクポイントの画面を見ながらぼそりと呟いた。




 * * *



 「あー。クソ不味い。」



 長髪でひげもボサボサ。お世辞にも綺麗に整えた身なりとは言えないような格好をしている男は煙草を一吸いし、呟く。



 「やっぱヘッドセットケチったのが良くなかったかなぁ。もうちょいしっかり再現してくれよな……。」



 男は頭をボサボサと掻き、不味いと言った筈の煙草を再び吸う。



 フルダイブ技術は発展し、いつしか仮想空間世界内の飲食が可能となった。とはいえ味覚を再現しただけであり、栄養の摂取は不可能なのだが。


 男は重度のヘビースモーカーである。吸い過ぎた煙草代によって男の稼ぎは直ぐに消えていった。



 そんな時に出会ったのが仮想空間。金は掛かるとはいえ、現実世界の十分の一の金額にも満たない価格で煙草を吸えるという文句に男は直ぐに飛びついた。おまけに仮想空間である故に健康被害も存在しない。健康である分には余計良いじゃないかと男は喜ぶ。


 かつて男はプロのボクサーだった。不慮の事故によってさして名も馳せぬままに引退する事にはなったが。



 煙草目がけて飛び込んだ先の世界で偶然出会ったのがエルドラドオンライン。



 丁度良いとばかりに男は日頃の鬱憤を晴らすかのように暴れ散らかし、他プレイヤーの蹂躙を始めた。



 大してエルオンの基礎知識も無いままに、慣れているからという理由で格闘家という職を使い、剣や斧を持ったプレイヤーを相手に暴れる。何処かで勝てなくなる壁へと本来はぶつかる筈なのだが、結果今のところそれで勝ててしまっているのだから、彼にも何かしらの才能があったのだろう。



 ぷらぷらとその日を過ごし、明確な目的意識は無いが男は次なる猛者を求めてエルオンを彷徨う。



 未だ世間に名は知られていないが、神結 豪。志那と同時期にエルオンを始めたプレイヤーネーム[GOU]と名乗るこの男は、約一ヶ月後にエルオンのプロ入りを果たす事となる。



 



 


 

「面白い。」「続き読みたい。」等思った方は、ぜひブックマーク、下の評価をお願いします! モチベーションに直結します。優しい方、是非。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ