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盲目少女と忘却少女  作者: おもち
第一章〜幼少期編〜
5/6

第四話 ウルティマ・オルペディア

どうも、おもちです仕事のシフトがぐちゃぐちゃ

過ぎて生活リズム崩れまくってて体調がめちゃくちゃ

悪くて書きたくても寝なくちゃって気持ちの方が

勝っちゃって中々書き進めれてないのが悔やまれます



 (ここ……は?何も見えないな、何処だろう?私は確かあの時……はっ!?xxx!xxxx!xxx!皆どこ!?居るなら返事して!xxは?あの後どうなったの!?どうして何も見えないの?真っ暗にも程がある……し、ここは何処なんだ……あっ、そ、そう言えば私xxに殺されたんだっけ……だとしたらここは?死後の世界?でもなんだか落ち着くような感じのする場所だけど、でも周りは全部真っ黒で何も見えないや、一体どうなってるんだろう……)ウルはそう思い、視界が遮られてるのか周りが全く見えない中、辺りを見渡す様に首を左右に振った直後、聞きなれない声が聞こえた……


 「ウル……ウルティマ、ウルティマ・オルペディア貴女の名前よ!」唐突に女性の声が聴こえ、そちらの方へ顔を向ける。直後何か違和感を覚える、声を出そうと思ったら声が思った通りに出ないのだ、その代わりに出てくる声がまさかの赤ん坊の様な声が出てきて驚きを隠せない自分が居る。


 (嘘……まさ……か、私……転生したの!!??だとしたら今は私が死んでから何年経ってるの?あれからアルカトラスはどうなったんだろう、xxxはxxを倒せたのかな、もしそうならこの世界は平和になってると思うんだけど感覚ではあるけど周りの人達は私が生まれたのもあるけれど穏やかな雰囲気は感じ取れるし今の時代はそれなりに平和なのかな?)と自分が転生した事に驚きつつも動揺せず、落ち着いていた。(転生したのは言いとして目を開けてるつもりなのに見えないってもしかしてこの身体は生まれつき目が見えないのかな……?まぁ幸いこの身体には白魔法の適正があるように思うし何とかなるだろうけれど、なんだろうこの違和感……?なんとも言えないむず痒さがあり手が届きそうで届かない感じが一向にその理由が分からず考え込んでいると、とある男の声が聞こえた。


 「では、検査の方お願いしますねダルカン!」

「すぐに終わりますのでもう少々お待ちください」とウルは聞き取り、(検査?もしかして生まれたばかりの私を精密検査するのかしら?だとするとここの家庭はそれなりに裕福なんだなぁ、確か家名がオルペディアだっけ?前世では聞いたことないな、それに今は「創神」何年だろう?とは言えどの道この身体はまだ赤ん坊だから出来ることは限られているけど、幸い黄金時代(ゴールデンエイジ)の特性を理解してる中で転生出来たことは今後のためにもめちゃくちゃ重要だしね!)


 創神とは年号であり、何故創神○○年と呼ばれるかと言うとこの世界「アルカトラス」は創造神でありこの世界を創ったとされていてる「創造神アルカトラス」の名から使われており「創造神アルカトラス」がこの世界を創った日から先代の人間達が年号を数えるにあたり、「創神」と数えるようになりそれ例外特に他の名前で呼ばれることは無かったのでそのまま年号が創神○○年とされるようになったのだ。


 黄金時代(ゴールデンエイジ)とは先に述べたように

魔法に適正があった場合、子供の頃に魔法を修行した方が魔力総量の増え方が段違いだからとの仮説があるが、それはある意味間違いであり、本来は黄金時代(ゴールデンエイジ)と呼ばれ、五歳から十歳の間に魔力総量が増えるのであって、その増やし方は仮説とは違い魔力欠乏症になるギリギリの手前まで魔力を使いまた魔力が回復した際にギリギリまで魔力を使うという方法だ。それにより魔力を使った際に魔法が発動する時、魔力が魔力回路を通り魔力回路の伸縮が行われ、それを繰り返し使用すると魔力回路が大幅に拡張されると同時に魔力総量も上昇する訳だ。これは一部の間にしか伝わっていない研究結果であり、それを知っているのもウルが前世で知っていたお陰であり本来ならこの時代で黄金時代(ゴールデンエイジ)について知っている者はほとんど居ないと言っても過言では無い。


 (となれば五歳までに魔法を使えるようにするためにも何とかして身体作りの方をしていかなきゃいけないな。)と考え事をしていると精密検査の方が終わりダルカンに再度抱き抱えられ母であるアリシアの部屋へと運ばれ、検査結果を聞かされたウルは再度頭を抱える事になる。


 「わかりました、いい知らせの方は2つあります。その内の一つが魔法適正についてです。オルペディア夫妻のお子様にはなんと黒、白共に魔法の適性が御座います」

(…………は????黒と白の両方の適正?何言ってんのこの人!?私白魔法の適正しかないんだけど!?私が自分のステータスを見間違う筈ないじゃんか)と思いながら自身のステータスを確認した。


 ウルティマ・オルペディア

・Lv 1

・人間種 女性

・適正魔法 赤、青、緑、白

能力(スキル) xxxx……

・魔眼 xxxx

固有能力(オリジンスキル) xxxx



いくら赤ん坊とは言えウルは転生者であり、自身のステータスを見間違えるはずがない、見てわかる通りウルには黒魔法の適正なんて無いのだ。それなのにも関わらずこの男は黒、白共に適性があると言っているのだからウルが困惑しない筈が無く理解不能に陥っていた所で続けてダルカンが話し始めた。


 「カルマ、お前たちの赤ん坊は生まれつき目が見えない

盲目の子だ……」そこでウルはやはりそうなのかと何か納得するような趣で頷いた。それもその筈、先程から目を開けて周りを見ているつもりなのに何一つとして周りの景色がこれっぽちも見えないからだ。それなのにも関わらずウルは大して気にしていない様子で


 (やっぱり思った通り目が見えないのは生まれつきだったかぁ…黄金時代(ゴールデンエイジ)さえこれば大して問題はないんだけどそれまでの五年間はどうしたもんかなぁ、身体作りをするにしても目が見えない状況じゃトレーニングさえ覚束無いし、魔力が使えるようになるのって自我が芽生えるとされている五歳からでそれまでは魔力はおろか魔力回路すら身体に構築されないからどう足掻いても魔法は使えないんだよねぇ〜ダラダラ生活するしかないって私そんなの廃人になりかねないよ!!!!!)と愚痴をこぼしながら今後について考えるのであった。


 と今後の五年間どうやって過ごそうかと考え事をしている中またダルカンが神妙な顔つきで話し始めた


 「二人のお子さんなんだが実は双魂合子そうこんごうしと言う極めて稀に見る子供だ……」

双魂合子(そうこんごうし)だって!!??)その瞬間ウルは先程までの腑に落ちない理由が、欠けたピースが見つかり全てが繋ぎ合わさったかのように頭の中の霧が綺麗に消えてなくなった。(だからだ、だからこの男がさっき私に黒、白両方の魔法に適性があるって言ったんだ!そうじゃなきゃ説明がつかない、ステータスに 書いていない黒魔法に適性があるだなんて出る筈がないからね!ってそんなことよりも双魂合子(そうこんごうし)かぁ〜聞いた事はあったけどごく稀にしか見られない病気だからまさかそんなのが自分の身に起きるだなんて思っても見なかったよ、双魂合子(そうこんごうし)ってことは、この身体にもう一人居るんだから気が合う子だといいなぁ!それにそのもう一人の子に黒魔法の適性があるっぽいし一緒に魔法の修行とかできたら楽しいんだろうな!早く会いたいな〜)とウルはもう一人の子と会えることを考えワクワクしてた。そんな中カルナが声を上げた


 「よしっ!!アリス、アリスオルペディアだ!」突如大きな声を上げたのでアリシアとダルカンはびっくりした。

「ウルは、俺の名前とティーマという花から取った名前だろ?だからアリシアの名前から連想してそれとエイリスという花からアリスにしてみたんだがどうだ!?」とカルナはアリシアに向かって放った言葉をウルは満面の笑みで


 (アリス……アリス……アリス!!もう一人の子の名前はアリスって名前なんだ!めちゃくちゃ可愛い〜!!どんな子に育つんだろうなぁ〜ふふっ、私達二人の名前にはお花の名前も使ってるんだ、それにしても……よりにもよってその花か、縁があるのかないのか……まぁ考えたって仕方ないし、もう一人の子はまだ目覚めて無いみたいだし実質私が、「お姉ちゃん」って事でいいんだよね!ふふっ、「お姉ちゃん」かぁ、いい響きだな前世では一人っ子だったからなんか新鮮味があって嬉しいな!それに、前世では少なくとも平和とはかけ離れた生活だったから今世では辺境伯の娘みたいだし、のんびりのほほーんと暮らせるといいんだけど……絶対争い事とはかけ離れた優雅で順風満帆な生活を送るんだから!でもある程度自衛出来るためにも最低限のLv上げはしとかなくちゃだし、妹にも生きる上のためにも修行してあげないといけないね!早く目覚めてくれないかな私がビシバシ魔法を鍛えてあげなくちゃ!ふふ……ふふふ)先程とは打って変わって平和とはかけ離れた様な不気味な笑みを浮かべるウルの姿があったのだ。と色々今後について妄想を膨らましているウルはアリシアに抱き抱えられ外に出ていたのに今更ながら気づいた、その理由がダルカンが王都に帰るそうで見送りのために外まで出ていた


 「おうっ!またそのうち顔出すよ!」とダルカンも手を振って一言「契約召喚(サモンコントラクト)


(なっ!!!固有能力(オリジンスキル)!!??しかも召喚獣か何か!?あれ、グリフォンだよね!?使役してるグリフォンなんて初めて見た!ちょーーー可愛い!しかもめちゃくちゃレアなスキルじゃんか!なんでこんな辺境の地にそんな貴重な魔法使いがいるの!?ん?そう言えばさっきなんか守護騎士だかなんだかってお父さんが言ってたよね?王都の魔法使いとこんな辺境の地の伯爵とで一体どんな繋がりが……??何かありそうだけどまぁそれはおいおいでいっかー、そんな事よりも魔法使えるようになるまで目が見えない状態でどう時間を潰すかの方が最優先だよねぇ、どうしたもんだか……妹も目が覚めたとしても赤ちゃんだと特に何か一緒に話したり遊んだり出来る訳でもないし本当にどうしよう……身体作りするにしてもまだ流石に早すぎるしそんな早い段階から筋肉なんて付けちゃうとどことは言わないけど成長しないみたいだし、それだけは嫌だ!前世はいっつもバカにされてたから今回はもう誰もがあっと驚くナイスバディな女性になるんだから!お母さんに抱っこしてもらった感じお母さんはもう、そのなんて言うかものすっごかったんだから……ぐへへ……おっといけないいけない、でもお母さんが大きいんなら私だってお母さんの娘だし遺伝子的にもおっきくなる……よね?うん、絶対大丈夫……私は絶対に大きくなるんだから!ん、あれ……?なんか急に眠気が……あ、赤…ちゃん……だか……ら…………スヤァ)と、よく分からない意気込みに気合を入れたと思った矢先、生まれたばかりの赤ん坊の身体ではまだ長時間起きてられずそのまま深い眠りに入ったのだった。



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


 「xxxxは無事転生出来たのかしら?」「勿論よ!この私が魂霊魔法(ソウルスピリット)を失敗するとでも?厄介な羽虫共のせいでxxxxのお力を封印して記憶までも封印しないといけないってのは腹ただしい事この上ないけれどね、取り敢えずは無事に別の魂に定着させることも成功した訳だし、完全に記憶を取り戻すまでは余程の無茶をしない限りバレることは先ずないわ、そのまめにも仕方ないことですがxxxxには極力直接会わないようにしておかないと羽虫共に勘づかれる可能性があるから使いを出して様子だけ見るようにさせるのが得策かしらね」「そうね、それなら私の死霊魔法(ネクロマンス)で人間と大して変わらない見た目で精鋭の選りすぐりを用意した方がいいかしら?」「いや、死霊魔法(ネクロマンス)だと羽虫共が勘づく可能性もあるから辞めた方がいいんじゃないかな?それに今回の為に1000年もの間地盤を固めて来たのをもう忘れちゃったの?」「あ、そうねすっかり忘れてたわ私とした事が……xxxxの護衛の為に一年先に生まれた訳だし、守護騎士(・・・・)としての役目を果たして貰わなくちゃね。」「それに、純血の人間な訳だから余っ程の事が無い限りバレる筈も無いし、そもそもそのための1000年も掛けて地道に計画して来た事だからこれを見破るのも先ず無理な話ですしね」「早くxxxxにお会いしたいですわ、1000年振りの再開ですもの!それに今は赤ん坊なのでしょう?さぞかし可愛らしいのでしょうね、あぁもう焦れったいわ!どうせなら私がxxxxのおしめを取り替えたりお世話したいと言うのに!xxxxのあんなとこやそんなとこまで隅から隅まで!!」と意味不明な事を言いながら自分の身体に手を回し、まるで抱きついてるかのように自分の身体を強く抱き締め身体をクネクネさせる様子を見て彼女は「お前、いい加減その妄想癖をどうにかしたらどうなのだ?流石に気色悪いぞ、見てみろ周りの部下達を若干引いてるじゃないか」「なによ、貴女だってもしxxxxのお許しがあるのであればしたいんじゃないですの?」「そ、それはxxxxのお許しがあれば……の話だ……」「ほら見なさい、結局貴女も同じなのよ!同類よ同類!そもそもxxxxにお慕いしてる我々は皆似たような思いを持ってるに違いないわ」「あぁ、うん、そ、そうだな……」と若干照れながらも変態気質の彼女に戸惑いながらもそう答えた。


「まぁ、それはそうとして魂自体が完全に定着してしまうのが成人である二十歳までには守護騎士(・・・・)に護衛をさせておいて二十歳になる時が一番魂が不安定とされてるからその時に私の魂霊魔法(ソウルスピリット)で魂を分離させxxxxの元の身体に魂を戻すわ!と言ってもそれまでの間にxxxxのお力や記憶が戻り次第実行に移す可能性もありますわ」と彼女は何処か儚い顔をしながら鎖で巻き付けられている棺に手を置きながら窓の外を見た。

おはようございますおもちです

今回と次話は2人のお話です。

次話は来週中にはあげれるかと思います

その次からはようやくストーリー開始する予定です

それまでもう少々お待ちください!

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