表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/11

セイント•リリーって凄いのか?

本日、2回目のUPです。


今日はこれが最後です。


よろしくお願いします。

弟さん、こっち来て〜。

って、その前にあんた誰。

姉さんの知り合いか何かなの?。


あ〜、そっか〜。

ハートちゃんから

私の事は何も聞いてないのね〜。

私はルーニャ•テンクラッセ。

セイント•リリーよ。


セイント•リリーですって!?。


その、セイント•リリーって

そんなに凄いの••••か?。


わは〜、これは困ったね。

セイント•リリーを知らないなんて。

国立グランノアール•タンシルト学院

略してグラタン学院の、歴史授業で

習わなかったのかな〜?。

私は両国間で唯一••••。


ストーップ!。

それ以上の発言は駄目ですよ、

ルーニャさん。


ペ、ペイル•••••?。


彼は学院に行きたくても、

複雑な事情で行けなかったんです。


なので、この話はもう••••。


そんにゃ〜、じゃあやめる••••。

ペイルちゃんと言ったかしら?。

今度、教えてあげてね彼に。

じゃ、私は他の場所へ救護に

行くから、後は任せたわね!。


ペイルクレアは彼、エルセレオの

家庭事情を誰よりも周知しており。

学院に通えない彼に、ペイルは毎日、

学院帰りに色々教えていたのだが。

唯一、歴史の事だけは言わなかった。

姉であるエルハートも彼女と同様、

歴史の事には口を頑なに閉じた。


特に、

『セイント•リリー』のワードを。


彼の父親であるエルディオは、

20年前の戦争に参加していて、

セイント•リリーであった。


その戦争で。

敵国側のセイント•リリー達が、

両国間で禁忌魔法の、コールレイスを

発動、使用に至り。

異世界から、終戦者なるべく者を呼び

戦争を終戦に持っていったのだ。


ルザリアは、勝利を目前にしていたが、

この戦争で敗北した事によって。


セイント•リリーに就ける者の数を

1/10にされてしまったのだ。


当然、エルディオのクラスは剥奪。

ただの村人になってしまったのだ。


何故、言わなかったのか?。


答えはただ一つ。


彼、エルセレオが

父親の過去を知れば、

セイント•リリーを目指し、

禁忌魔法を唱えて

逆襲をしかねないからだ。


そうなってしまっては、

身も蓋もない事になるのは

ペイルクレアも、エルハートでさえも

承知していた。


このまま戦争のない、

平和な日々が続く事を

祈っているからである。


しかし、ヴァイスの登場で

再び戦火の狼煙が両国間に、

上がろうとしているのは、

紛れもない事実に過ぎなかった。


そして、ギルド本部を防衛している

エルハートとルザリア軍兵達は••••。


エルハート様!。

今です!。


古に記されし、光の神ラウディーンよ。

その力を持って、全人類に対し、

邪悪なる光を灯す、悪の化身を

薙ぎ払いたまえ!。


勝利へと続く希望に※誘え!。

ホーリー•ジャッジメント•ブロウ!。


彼女の詠唱と共に、

その場を猛烈な風が渦を巻き、

ギルド本部を襲っていた

パンツァードラゴン達にかけられた、

特殊な魔法を打ち消し去った。


もう大丈夫よ。

我が子を連れて、さぁ帰りなさい。

あなた達の在るべき場所へ。


遠ざかっていく竜達を、

彼女は、姿が見えなくなるまで

大きく手を振っていた。


その直後であった。


膝からガクリと、倒れこむ様にして、

彼女はその場で気絶した。


それも当然である。

彼女が詠唱した魔法は、

全SPを使い果たす程に強力なのだ。


次の朝。

ふと、彼女が目覚めた時は、

ギルド本部の看護室で、エルセレオと

ペイルクレアに看病されながら、

ベッドの床に横たわっていた。



次回へ続く••••。


※の箇所は、いざなえと読みます。

作者の宇佐美 悠慈でございます。


読者の方に楽しんでもらえる

内容と思い、執筆しています。


でも、ご意見などありましたら

是非教えてください。


そして、ここまで読んで頂き

ありがとうございます。


まだまだ続きますので

応援もよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ