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転生したのに何も変わらなかったなんておかしい  作者: レーチ
第1章 異世界に来ちゃった
4/8

第4話 モンスターがこんなに強いなんておかしい

 

「ふあぁ…。んーー」


 朝か。横には幸が寝ている。


 カーテンを開けると幸が起きた。


「あ、おはよう。幸」


 幸が伸びをしながら


「んーー。おはよ。結城ははやいのね」


「いや、そうでもないぞ。今起きたばっかりだよ」


ふぁぁ、ほうあお(ああ、そうなの)


 あくびしながら幸が言った。


「着替えたら、ご飯食いにいこうぜ」


「分かった」


 幸はそう言って部屋に入って行った。


 20分後…


 白いローブに身を包んだ幸が出てきた。


「じゃあ行きましょ」


 そう言った幸と一緒に屋敷を出て行った。




「結構美味かったな」


「ね」


 カフェでトーストとサラダとコーヒーを食べ終わった俺らは、店から出て歩いていた。


 この世界の食べ物は基本、前の世界と変わらない。それ以外には、少しモンスターなどを食べるらしい。まだ食べたことないのでよく知らないが…。


「じゃあ、ギルド行くか」


「うん」


「最初は簡単なクエストから行こう」


「まあ、いいわ。最初だしね。この私がいるから簡単なクエストじゃなくても行けるけどね」


 この時俺たちはこの世界を甘く見ていたのだ。




「わぁ〜。助けてー」


 幸が助けを求めてこっちに来た。大きなトカゲのようなモンスターを連れて。


「やめろ!こっちに来るなー」


 どうしてこうなったかと言うと、遡ること1時間前。




 ギルドに着いた。


 二人でギルドに入り、掲示板を見る。


「あ、これがいいわ」


 そう言って幸がさしたのは


 《難易度 星5 ブラックベアーの討伐 報酬 30万トート》


「アホかーー」


「え、なんで?なんでなのよ?」


「こんなの出来るわけないだろ!もっと簡単なのにするぞ!」


「むー…」


 不満げな幸を無視して、掲示板を見ていると


「お、これなんていいんじゃないか?」


 《難易度 星1 オオトカゲ3匹の討伐 報酬 2万トート》


「しょうがないわね。まあそれで良しとするわ」


 結局、そのクエストに行くことにした。


 町を出て、草原に着いた。


「たしかこの辺りのはずなんだけど…」


 そう思いながら歩いて探していると


「あ!いたわよ!私より全然大きいやつ」


「は?いやそんなでかいわけ…」


 そんなわけ……あった。




 そして、この状況だ。


 ガチでやばい。てか、まじでくんな。


 俺が曲がって、俺の方に幸が付いてこようとした。しかし、トカゲが先回りしていたので、幸は慌てて逆方向に逃げる。


 はー。よかったー。……………じゃなくて助けないと。


 見ると幸が木の根元で追い詰められていた。


「ちょ…いや…待って…助け…」


 幸がいつもの綺麗な顔立ちからは、想像もできないような顔をしていた。顔は青ざめて恐怖に歪んでいた。


 トカゲが幸に飛びかかろうとした時、隙が空いた。


「ここだー!」


 そう言いながら後ろからダガーで切りかかる。


 トカゲは首から赤黒い血を流して倒れる。(あまり見たくなかったので、描写はこれだけで)


 佐知の元へ駆け寄る。


「幸、大丈夫か?」


「…う…うん」


「こいつら、でかいけど防御力は低いぞ!」


「じゃああと2匹いけるわね」


 そう話していると、トカゲが前の方から出てきた。


 2匹同時に。


「「ぎゃあー」」


「逃げるぞー!」


 一匹でもあんなに危なかったんだ、二匹同時なんて絶対無理!




 なんとか逃げ切った俺たちはギルドで、少し遅めのお昼を食べていた。


「どうするの?難易度一番低かったのにこのざまよ」


「じゃあ、仲間を集めるしかないな」


「そうね。でもとりあえず家に帰るわよ」


「え、なんで?」


 忘れ物でもしたのかな。


「疲れたから休憩したいのよ。悪い?」


 えー!?めんどくさっ!まあいいか。急いでるわけではないし。


「しょうがないなぁ。いいよ」


「やった!」


 でも、俺は屋敷に戻りたくないので。


「じゃあ2時間後にここに集合な」


「え、結城も行こうよ」


「え、やだよ。めんどいし…」


「むー…。しょうがないわね。分かったわよ」


 不満気な幸にそう言って、俺らは別れた。


 別れたはいいけど、さてどうすっかな。


 あ、そうだ!鍛冶屋に行こうかな。行ってみたいなってずっと思ってたんだよな。




 お、ここか!


 何この鎧、何この剣、かっこよすぎる!俺が1人でワクワクしていると


「今日の仕入れの目玉はこのラーの剣。価格は2億トートのところ、なんと1億5000万トート!この一点限りだよ〜。1週間以内に売れないと王都に売っちゃうよ〜!」


 そんな声が聞こえてきた。


 なんだ、あの人だかり。どうやら、仕入れた武器を売っているらしい。てか、鍛冶屋なのに武器仕入れてんのかよ…。夢ねえな……。


 俺も見に行ってみよ。


「ちょっとすいません…」


 そう言って人混みの中を掻き分けて前に出る。周りの人たちは


「あれめっちゃ欲しい」


「めっちゃ高っ!欲しいけど流石にそれは…」


 そんな声が聞こえてくる。


 おー。確かにめっちゃかっけー。たしかに欲しいけど、そんな値段じゃ買えるわけねぇ。


 ん?ちらっと見えた柄に付いてる印が、俺のダガーに付いてるのと同じだった気がするんだけど。


 もっとよく見ようとしていると横にいた人に当たってしまった。


「「あ、すいません!……あれ?」」


「アテナ?」

「結城?」

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