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闘技場8

俺たちはイーストシティに潜り込んでいた。静かな街だ。

「ではカプリコンを確保する事だ。」

イーストシティの何処かに閉じ込められているはずだ。

皆がうなずいた。

「取敢えず、カプリコンが何処にいるのか見つけ出す事だ。

一時間だけ探す。一時間後ここにもう一度集まるぞ。」


それにしてもこのイーストシティの中には彼方此方の建物の屋上に

魔物の姿のガーゴイルが何体も警備カメラの様に見張っている。

勇者の復活ががばれて警備が厳しくなっているようだ。

一時間が経った、皆なかなか手がかりがつかめない中、

レオが街中の偵察から戻ってきた。

「カプリコンはこのイーストシティの地下闘技場で

奴隷戦士として戦っているらしい。ここに連れてこられて牢に繋がれてるのさ。」

「どういう事だ」

「地下闘技場に入り込むのは簡単だが、連れて出すのは難しいがどうする?」

「騒ぎを起そう、騒ぎにまぎれて逃げる。0時ジャストだ。」意見は一致した。

そこは地下闘技場でもなかった。

馬鹿な男と馬鹿な女が酒を飲みながら踊り狂い、 騒いでるだけの場所だった。

その見世物として闘技場があるだけだ…。

闘技場も人が多いこんなに沢山の人が集まっているのか?

人類は何処へ行った?魔物というか魔人が多い

俺たちは彼方此方歩き回ると地下牢へ続く道を探しだす。

警備等無いも同然だな。

下へ下へ潜り込んでゆくといかにも牢屋があった。

ここには何十人もの戦士が繋がれている。

「なんてこった。」これは何処の誰がこんな事を。

「カプリコンさん。何処かにいますか?」

「カプリコンさん!」

「何故、カプリコンを探している?」?女が声を掛けてきた。

「友達だからさ。」

「嘘よ、カプリコンはあなたを知らないわ。」

「君はカプリコンを知ってるだろ。」

「……。」

「君も一緒に逃げるか?」

「当然よ。」

「カプリコンが何処にいるか教えろ。」

「今から戦う為に闘技場に連れて行かれたところよ。また殺し合いが始まるわ。」

俺たちは牢屋の鍵を次々に破壊して他の囚われている戦士たちも解放した。


「赤コーナー、無敵の格闘王 カプリコン!」

「青コーナー、地下の英雄 アラギ!」

「始まってしまってるぜ。」俺たちは闘技場の観客席に潜り込んだ。

「あの褐色で背中に山羊座の刺青があるのが 彼女だよ。」女が言った。

「相手のあの女は…?」

「あれはここのもう一人の最強の戦士、人を殺すのが趣味の女、あらゆるものに変身してその能力を持つ者よ。」

「何に変身するんだ?」

「象や犀、恐竜にも変身するわ、最近は悪魔の姿にも変身する。」女が言う

「悪魔?」

「あらゆる生物のいいとこ取りって言うかおかしいのよ。魔人だからね」

半分呆れてる。

「おいおいそんな化け物と今から戦うのかよ。」

「悪魔でも、人のサイズなら、カプリコンが勝つわよきっと。」

半ば、うきうきかよ。

「それより見てないで、脱出方法を手配してよ。」

「大丈夫だ、ヴァルゴがもう潜水艦をゲットしたらしい。

そこまでどうやって辿り着けるかだ。」サジタリウスが言った。

「潜水艦って?なんでそんなものあるんだよ。

ここは魔王に侵略され崩壊した街だよ。」が言うと

「魔王軍が持ってたんだろ」

闘いは続いている。

「変化した。」

「ああ、最初はゴリラか。パワー押しかよ。」

「組んでるぞ。カプリコンもなかなかやるじゃないか。」ゴリラの脚を蹴飛ばした。

回転しながら犀に変身。突撃してくる。

突撃の角を手で押さえ全身で受け止めた。

「何てパワーだよ。」後退して悪魔?に変身した。

頭は竜の顔に当に4本の角、腕は虎の様な巨大な爪がついてる。

後ろ足は馬か?、全身竜の様な甲羅に覆われて蝙蝠の様な翼だけどかなり大きい。

尻尾もエイの様な長い尻尾だ。まさしく化け物だな。

組み合ってまさしく殴り合いだ。勝てるのか?

激しい戦いが続く、正拳で正面から殴るとかわす悪魔。

またその腕を尻尾で巻きついたりする其れを逆に振り回し回転させ投げると宙に飛びかわす。

爪で掴み掛り其れを背負い投げしてかわすカプリコン。互角の闘いが続く。

「あと少しで0時だ、その時彼方此方で同時に騒ぎを起すからな。」

皆、散り散りに散った。

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