ゲーム7
ウエストシティここには西の魔王が住み着いている
一部ギャンブルの街と化している
勇者が北の魔王に捕らわれている間に 宣伝活動を多くした
その結果普通の人達の心が廃れ絶望へと進んでいる
勇者がはりつけにされ拷問にあう姿を多く見せられた
勿論その映像は加工されたものでも毎日のように
その映像が流れ そして処刑もされたのだ
人類の英雄で勇者が魔物に処刑される
映像はかなりの出来上がった映像で
「皆勇者が死んだと信じ切っていた
だけど生きているとわかったらみんな集まってくれるだろう」
「サジタリウスはこの町でギャンブルに入り浸っているの
早く元の勇者のメンバーだと思い出して
やる気を出してもらわないと廃人寸前よ」
大きな体で筋骨隆々の女性ってだけでも目立つ彼女
彼女を探し出すのは意外と早い
ゲームセンターに彼女はいたシューティングゲームでハイスコアを出している
彼女に何十人の者が対戦を申し込んでいる
先ほどからずっと連勝が続いている
店員がこちらに声をかけてきた
「興味があるようだね 彼女は昨日も30連勝して
その前の日も30連勝したよその前も30連勝したよ
今日は今まだ8戦目だよ あなた対戦してみるか?」
ゲームセンター内のVR戦闘ゲーム
俺は離れた席から彼女に対戦を申し込む
画面を通してアバター同士が対戦するゲームは
ゲーム機からコードが伸びグローブがついている
その人差し指で銃の真似をして狙うだけだ
俺の動きと同じ動きをアバターがしてくれる
それで弾が発射されたのと同じ動きになる
俺は対戦を申し込むと返事が来た
「若い人は英雄を倒して名を上げようとする人もいるけど
貴方も同じよやるだけ無駄だけど」
「英雄もいつかは死ぬものさ」俺は返事をした
ステージが選ばれた12あるステージからランダムで
墓場のステージが選ばれた
「どちらが死んでも後の手間がかからない」
「所詮ゲームよ」
「ゲームに入り浸ってる廃人に言われたくないが」
「貴方も沈むのよ」
9分間の制限時間内撃ち合い
そんな撃ち合いを始めると乱入モードが動き出した
4人のどこかの魔物たちが参加してきた
俺はその勇気ある馬鹿者を最初に撃ち抜き2人を倒した
サジタリウスも2人を撃ち抜いたようだ
其の後二人の撃ち合いが始まった
彼女との対戦の結果は出ないまま
彼女の連勝はは98で止まった
「生きてたのね」彼女がゲーム機の向こうから顔を出してきた
隣に座っていた ヴァルゴとレオそしてサジタリウスは抱き合った
三人は笑顔だった
「これから長い遠い旅に出ることになる 今度こそ三人の魔王を倒す
そして俺たちの人類の平和を取り戻す」
「ええ解ってるわ そのため技を磨いていたのよ」
「あと2人も呼び戻す カプリコンとスコーピオも
カプリコンはイーストシティの刑務所に入ってる」
「イーストシティの刑務所をどうやって連れ出すの?」
「何とかなるさ」