表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/8

夢の中へ2

シティの駅前にできた超高層ビルにそれはある

ドリームワールド

世界最速の上昇速度を誇るエレベータに乗って

最上階に行くとそこにはスーパーモデルのような

超1級のメイドロイドが2人ドアガールとして待ち構えていた

「いらっしゃいませ」俺はその出向に少々ビビりながら恐れながら入っていく

ガールも俺の左腕にしがみ付き恐る恐る入っていく

「お客様は初めてですね。私があなたを担当させてもらいます。」

「ああ、ばればれかな。」素人と丸解りの不自然にビルの前でウロウロしていたのを見られたか?

「リラックスして楽しんでいってください。お客様はどのような夢を体験したいですか?」

続けざまに営業スマイル全開で店の中に案内された。

「RPGの勇者とか、時代劇、宇宙海賊、スパイもの、恋愛もの、

また様々な組み合わせも可能ですよ。

戦国武将になったり。ハーレムの王も人気ありますね。」

「まあ、そうだな、悪の魔王で世界征服とか。」試しに言ってみた。

「勿論、その手も準備させてもらってますよ。お客様は何を望みますか?」

「そうだな、美女に囲まれて、ハーレムの王で大魔王で、

空賊で、モンスターや巨人を従え、ドラゴンを従えて他にも多くの仲間と一緒に、

勇者達PTを粉々に、ギタン、ギタンに倒す。

それこそ世界を破滅させ、勇者PTの可愛い娘は俺の愛人にする。ってのはどうだい。」

「まあ~最近のRPGの定番ですけどそこまで贅沢な設定は中々ないですよ

一応準備は可能かとは思いますけど。

子供っぽいのがお好きなんですね。勿論準備させてもらいますよ。

お時間をいただき多少の調整も必要ですが、

限りなくお望みのものを構成して近づけますよ。」

おい、案内人、なんだよ鼻で笑いやがって。

俺たちは待合室に通され暫くの時間が過ぎた

「ちょっと怖くない?」ガールが声をかけてきた

「誰もが体験してる遊びだから大丈夫だろ」

「私付き添いで隣に座ってズット手を握ってて上げようか」

「おいおい注射を怖がる子供じゃあるまいし そうだな ま~頼むわ」一応返事はした

そんな会話をしてると準備ができたようで

「ああ、よろしく頼むよ。」俺は夢を見るためのカプセルに案内された。


「この装置であなたの大脳に直接刺激を与えます。

そして脳の活動の限界を押し広げるのです

人は誰しも抜きに出た夢の様な存在になりたいと願っています

哲学者 物理学者 宇宙飛行士 スポーツマン 芸術家 偉大なリーダー 海賊

殆どの人はそこまで達することはできない

しかし脳を操作することでもともと備わっていなかった才能を

植えつけることができるのです

並はずれた仕事量をこなせるのは脳の活動を高めているからです

スポーツ選手が言う ゾーンと言う状態です

ゾーンとは集中力をギリギリまで高め余計なものに気を取られない状態です

どのような仕事でも完璧を極めることができます

脳に電気活動を感知するセンサーをつけ

最高のパフォーマンスを体感できるのです

そして膨大な数の脳波が周波数の違いとしてあらわれ

ゾーンに入ってる時は二つの周波数

一つは瞑想などをしている時に現れるアルファー波

一つは非常にリラックスしている時に現れるシータ波

その両方が増加すると完璧になる

人は異なる精神状態になると脳波も変化するリラックスしてゾーンに入る 

其れこそ 五輪級のスポーツ選手から特殊部隊の工作員 優秀な経営者 

大統領など

あらゆる過酷な場面での決断のできる人になれるのです

そしてお望みの夢を潜在意識から引き出すのです。

心と精神状態を操る事になります

非常に困難な状態も乗り越えられる能力です

脳をコントロールさえできればどんなストレスの大きな状態でも

客観的に自己を認識し本来なしえる適切な対応をできるようになります

自分の脳に侵入し能力を高めることができるようになるなら

これは一つの強力な催眠術です

心をとらえていること一切を遮断させる 意識の外に身を置き

そして別の何かに意識を集中させるそれこそ催眠術の本質です

催眠術にかかると想像力が感覚を凌駕する

想像と現実の区別がつかなくなる そしてリアルな体験になる

情報を受け取る方法が書き換えられる

催眠術にかかれば現実の認識方法そのものが変わってしまう

人間の心は情報の入力を書き換えが可能でそれが他人によってもです

催眠状態に入るには自分の選択が必要なので

それではお客様には夢ではなく

現実の様に体験したように感じられるようになっています。」

俺は説明を聞くとカプセルに入って横になった。

「それではお客様は今から物語の主人公になって旅立ってください。

では、素晴らしい夢を!」

その瞬間ガールは俺の右手を強く握ってくれた。

おいおい子ども扱いかよ


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ