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ふわふわふわ

作者:

雨の夜に一人で仕事をして、休憩しましょう。,ジブリピアノコレクション、ジブリのピアノメドレー、吉卜力鋼琴音樂集


 を 聴きながら


 **


 ぽrpぽrp、いたずら好きの妖精たちがわらう。


 ね、わらおう。


 ぽろ、ぽろ、ぽろん、ピアノの鍵盤のうえ、ころげまわって。あそぶの。ぽろん、ぽろ。


 いたずら好きの妖精たちがわらう。


 ね、って。ね。


 **


 あたし、まちがえちゃっていました!


 ひとり、ちっちゃい女の子の妖精が率先して、黒い鍵盤のうえ、たって、ぴっと手を挙げたの。


 その声にちょっとびっくりして、周りの妖精たちがふっ、とその子の方に、顔を向けたの。


 **


 ふむふむ。真剣に、周りの目にさらされて、その妖精の女の子は、顔を真っ赤にして、


 **


 もじもじと、スカートを両手でつかむと、くるっとうしろをむいて、


 **


 そんなにみないでください。


 って。



 **



 彼女がおとしたのは、小さな白い花のかけら。ふみつけていたから、それをまちがっていました。


 **


 まちがうって、どんなこと?まちがってはいけないの?


 まちがえたら、つぎはそれをしないようにするだけ。


 **


 いつのまにか、その白い花のかけらは、あつめられて押し花になっていたの。


 まちがえていたことのしるし。


 ふちどりして。



 **


 花のかけらは、女の子の心のかけら。


 あたし、まちがっていました!


 ぴっと背筋をのばして、みとめられたら、きっとそれは、まちがえないかけら。


 **


 ぱひゅって妖精たちが消えて。


 ぽrぽrp


 ピアノの上、白い花のかけら。



 白い花のかけら。風にとけていくから

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