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日本軍には短機関銃ではなく、カービン銃が必要だった?

 前回の続きです。



 何処かのサイトでも、騎兵銃カービンの話題に上がりましたが。



【三八式歩兵銃、九九式軽機関銃、十一年式軽機関銃、九二式重機関銃】を使って長距離からの狙撃&射撃を行い米軍を苦しめました。



 アメリカ軍物の映画・ドラマでは、日本軍による長距離射撃により米軍が、苦しめられたり奇襲攻撃に慌てる場面が有りました。



 上記の騎兵銃とは、単なる三八式歩兵銃の短小型を指しているのでなく、米軍のM1カービンの様に、セミオート射撃が可能な銃。



(セミオート、拳銃の引き金を引いたら引いた回数だけ撃てる機能の事ね)



 或いは【ルガー、十四年式拳銃、モーゼル拳銃】の様に拳銃に少改造を加え。



 十四年式拳銃には、ストックが付けられるだけです。



 ストックの追加(ライフルの後ろに付いてる三角の奴)、銃身の延長、弾装の延長による弾数の増加。



 等を行った拳銃型カービンが必要だったと、そのサイトでは言われておりました。



 関東軍の戦力は大戦後期に南方戦線に送られていので、彼等の中には改造された。



 或いは無改造でも装弾数が十発のモーゼル拳銃を始め、数種類のモーゼル系の拳銃を装備していた下士官も、かなり居た筈です。



 これ等のモーゼル系の拳銃は国民党軍でも、短機関銃より軽便な為に前線の兵士達には好評でした。



 それと、日本軍は全員が半自動小銃を装備してないから負けた、短機関銃も大した数が配備されていないから負けた。



 いいや、日本軍だけでなく、当時の軍隊は何処もボルトアクション式だから問題無い。



 短機関銃は弾丸の購入費用が嵩む上に、ライフルより安いから、高級なボルトアクションライフルが当たるだけでも贅沢だ。



 等の意見が軍事版のサイトには有りました。



 私の意見は彼等とは違います。



 それは、全員が半自動小銃を装備していないから負けたでもなく。



 また、全く必要無かったとも違います。



 参考に他国の軍の装備と部隊の編成を説明します、【ここに出すのは例えであり実際の編成は、時期や状況によってかなり異なります】。



 ドイツ、アメリカ、ソ連、これ等の国の歩兵部隊を紹介します。



(1)ドイツ軍


 隊長 一人 モーゼルK98、またはMP44 +ワルサーP38


 副隊長 一人 MP40


 軽機関銃手 一人 MG34


 ライフル兵 七人 モーゼルK98k



(2)アメリカ軍


 隊長 一人 M1カービン、またはM2カービン+コルト拳銃


 副隊長 トンプソンM1A1


 軽機関銃手 ブローニングBRA


 ライフル兵 M1ガーランド



(3)ソ連軍


 隊長 一人 PPSh41+トカレフ


 副隊長 一人 PPSh41


 軽機関銃手 一人 ディグチャレフ


 ライフル兵無し 代わりに短機関銃兵 七人 PPSh41



 ドイツ、アメリカの隊長は自動小銃であるMP44、M2カービンを装備していました。



 これ等の銃は自動小銃でありました。


【短機関銃の様に近くでギャングの腰だめ撃ちが出来】。


【軽機関銃の様に遠くの敵に制圧射撃が行え】。


【ライフルの様に狙い撃ちが出来る優れ物の事】。



 副隊長はMP40、トンプソンM1A1を装備していました。



 これは塹壕、森林、市街地、トーチカ内で、敵との遭遇戦や銃撃戦にて必須の武器です。



 敵側面に回り込む時にも副隊長は部下と共に、これを持ち浸透戦術を敢行します。



 軽機関銃手はMG34、BRAを装備していました。



 MG34は汎用機関銃であり、車に付ければ車載機関銃、三脚は乗せれば重機関銃、一人で持ち運べば軽機関銃にもなる優れた機関銃です。



 この機関銃は百発もの弾丸をベルトリンク式により供給されます、また上記の理由により、今の機関銃の基礎と成りました。



 一方のアメリカ軍ですが、BRAは自動小銃に近く、弾数は二十発で、MG程の火力は有りませんでした。



 ですが、ドイツ軍側のモーゼルK98Kはボルトアクション式ライフルです。


 一方のアメリカ軍のライフルは半自動小銃のM1ガーランドです。


 ライフルの火力はアメリカが、機関銃の火力はドイツが優れており、両者の総合的な火力は拮抗していました。



 長く成りましたので、今回はここまでにします。



 ソ連軍とカービン銃の続きは次回にします。

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