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国民党軍の優れた装備と欠点

 国民党軍、八七師団・八八師団に配備された銃の説明です。



 国民党軍は、ナチスドイツから、ファルケン・ファウゼン率いる軍事顧問を迎え入れており。



 重機関銃は、シュパンダウMG08を改造した二四式重機関銃を。



 歩槍ライフルは、モーゼル系の漢陽八八式歩槍・中正式歩槍を主に装備しておりました。


   


 そして、軽機関銃にはZB26・スイス製のSIG、KE7を装備しておりました。



 八七師団、八八師団、では無いようですが、他にもマドセン軽機関銃・MG34軽機関銃を配備しており、日本軍よりはかなりの高火力機関銃を備えていた様です。



 更に、半自動小銃のチェコ製、ZHー29を装備し。



 短機関銃には、通常のベルグマン&縦型マガジンのベルグマンである、青島鉄工廠製の物を。



 拳銃は各種のモーゼル拳銃を。



 これ等の自動火器に、日本軍は市街戦で苦戦をしいられました。



 これ等の日本軍部隊の中には対近接火器様に防弾衣を導入する部隊や、民間の防弾衣を購入する部隊も有りました。



 漢陽八八式は、モーゼルG88のライセンス生産品で命中精度が悪く、その為新式として中正式歩槍が採用されましたが、全軍には行き渡りませんでした。



 因みに中国では槍と言う名前の武器は無く、様々な槍型の武器が有りました。



 そして、ライフル銃の事を歩槍、拳銃の事を手槍と呼びました。



 市街戦に置いて、日本軍は国民党軍の。


 ZB26軽機関銃。

 モーゼル拳銃。

 ベルグマン機関短銃。

 それを縦マガジンにした、ベルグマン短機関銃に苦しめられたのは勿論。



 チェコ製のHZー59半自動小銃



 更に軽機関銃と言うより、バトルライフル・アサルトライフルに性能が近いスイス製、SIG、KE7軽機関銃もまた日本軍を苦戦させました。



 これ等の近接戦闘にも使える銃器を装備した国民党軍は強かったのですが、一般の国民党軍はと言うと非常に弱体化していました。



 一般の国民党軍の編成【作者の仮想であり実際とは違う】


 隊長 一人 モーゼルC96


 副隊長 一人 ベルグマン短機関銃


 軽機関銃手 一人 ZB26軽機関銃


 ライフル兵 七人 漢陽八八式歩槍



 一方の日本軍は初期の編成に成りますが。



 隊長 一人 十四年式拳銃


 副隊長 一人 三八式歩兵銃


 軽機関銃手 一人 十一年式軽機関銃


 ライフル兵 七人 三八式歩兵銃



 国民党軍と日本軍の編成はこの様に成っており、前回も記述しましたが火力面では優勢な国民党軍の弱点を書きます。



 日本軍は国民党軍のZB26軽機関銃の前に抗日映画・抗日ドラマ並みに殺られました【冗談抜きで】。



 無故障で命中率の良い上に、一人で扱える、更には自動小銃並みの性能で扱い安い本銃は、日本軍兵士に滷獲されると我軍新鋭機銃として活用されます。



 本銃は口径が7、92ミリで威力も申し分有りませんでした。



 ZB26軽機関銃は、上部に弾装が位置しており、従って機関部の左側に照準は有りました。



 一方の日本軍の十一年式軽機関銃は命中率は良いですが、連射速度、扱い安さで負けており、更に弾薬装填口から砂・土埃が入る事によって故障しまくりの欠陥品でした。



 十一年式軽機関銃は左側に弾薬装填口があり、ライフル用の五発のクリップ式弾丸が使え、それを六個、または途中で入れる事の出来る優れた機関銃でした。



 しかし、全弾撃ち尽くしてから二十発の弾装を取り替えるだけの、ZB26軽機関銃に比べて。



 十一年式軽機関銃はクリップ式弾薬を六個も入れなければならず、これにより火力面では即座に装填が終わらず。



 更には弾丸の口径が6、5ミリの為にZB26軽機関銃より低威力で、火力に置いて負けたのです。



 これに加え、弾薬装填口が左側に有るために、左側に照準を置くことが出来ず、右側に照準は有ります。



 皆様、銃を構えて見てください、今銃が無くとも、想像で銃を構えた時に左利きの方でない限り。



 右手で引き金のついたグリップを握り、左手で銃身を持ちますよね。



 この時に上部、左側に照準が有れば見易い筈ですね普通、しかし十一年式軽機関銃は右側です。



 つまり見辛い・・・。



 本銃は一人でも扱えますが、通常は射手と弾薬装填手の二人一組で運用しました。



 また長く成ったので、ライフル編は次回にします。

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