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作者による日本陸軍&日本海軍などの航空機用機関銃に対する考察


 日本陸海軍の装備~~試作された自動小銃&地上用に転用された航空機用の機関銃。



 今回は、日本軍・日本海軍が地上用に転用したのであろう機関銃を語ります。



 まあ、ドイツ軍はWW1にて、余りにも重すぎる水冷式重機関銃シュパンダウMG08を、軽機関銃MG08/15として、銃本体だけ持ち運べるようにします。


 しかし、それでも本体だけでも重すぎるので、軽量化した航空機用のMG18などが地上部隊に軽機関銃として配られた例が有ります。


 なので、日本軍も同様の事をしていたかも知れないです。



 例えば、航空機用の機関銃が地上用に転用されて、三脚に載せられて運用された例が有ります。


 それ以外にも、滑走路で敵の爆撃で破壊された、航空機から取り外された。


 敵機に撃墜された、航空機から取り外された機関銃を~~。


 パイロット・搭乗員・機関銃手・整備兵~~と言った人達が運用したかも知れません。


 航空基地・また基地に近いジャングル~~などでは、護身用の拳銃や予備に備えられた小銃や騎兵銃とともに、米軍兵を迎え撃った可能性も。



 ★ これは筆者の想像であり、実例は無いので・・・。


 まあ、とにかく語ります。



【帝国陸軍】



《1》 八九式固定機関銃 (ビ式E型機関銃)



 八九式固定機関銃は、イギリスのヴィッカーズ社が開発したヴィッカーズE型 7.7ミリ機関銃をライセンス生産したもの。


 ライセンス権購入は1927年【昭和2年】、制式採用は1929年【昭和4年】。



《2》 一式十二・七粍固定機関砲《いっしきじゅうにぃてんななみりこていきかんほう》。



 1939年、昭和14年。


 主力航空機関銃であった八九式固定機関銃=口径7、7ミリの威力不足が明らかになった。


 ノモンハン事件での戦訓から、陸軍航空本部は、従来の機関銃に代わる機関砲の開発を計画した。


 口径12、7ミリ機関砲の開発を新たに、計画=試製十二・七粍固定機関砲。


 以下の4種類からなる試作を小倉陸軍造兵廠・名古屋陸軍造兵廠・中央工業に担当させた。



 ホ101。


 ガス利用式の12、7ミリ機関砲、小倉造兵廠。



 ホ102。


 イタリアから購入していた、ブレダSAFAT12、7ミリ機関銃。


 イ式重爆撃機として、多数機を輸入していたBR.20爆撃機が搭載のコピー、名古屋造兵廠。



 ホ103。


アメリカから購入していた、ブローニング AN/M2航空機関銃MG53ー2のコピー、中央工業。



 ホ104


 ホ101の旋回機関砲型。


 並列ドラム型弾倉に、52発を装填する。


 小倉造兵廠。



 1940年、昭和15年。


 審査した結果、中央工業製のホ103が優秀であった。


 そのため、これを1941年、昭和16年に一式十二・七粍固定機関砲として制式採用した。


 原型たるAN/M2では、部品の付け替えで、給弾ベルト差し込み方向を左右自在に変更できたが。


 ホ103は、それぞれ左右専用型=甲砲・乙砲が作られている




 ホ103(ホ一〇三)。

 一式固定機関砲。

 一式機関砲。


 ~~等々の呼び名が有ります。



 このホ103は、第二次世界大戦時の大日本帝国陸軍の航空機関砲である。


 まあ、前述した通り、米国ブローニング AN/M2=MG53ー2、機関銃のコピー品である。


 だが、弾薬は輸入したブレダSAFAT12.7ミリ機関銃の12.7×81ミリSR弾規格を採用した。


 そのため、ホ103とブレダSAFATは弾薬の互換性があった。


 ホ103の弾薬が不足した際にはイタリアからブレダSAFATの弾薬を輸入したこともあった。


 ホ103に【マ弾】、と呼ばれる榴弾が存在するのも、原型のブレダSAFATの弾薬に由来する


 装填方法は、ベルト給弾式。


 ホ103一式十二・七粍固定機関砲を搭載した、各航空機。



 270発  一式戦二型

 250発  二式戦二型丙

 250発  三式戦一型乙

 350発  四式戦一型甲

 250発  五式戦一型



《4》 イ式十二.七粍機関銃 【ブレダーSAFAT12、7ミリ機関銃】


 イタリアから購入していたブレダSAFAT12.7mm機関銃であり。


 イ式重爆撃機として、85機を輸入していたBR.20爆撃機が搭載していた航空機用機関銃のコピー品。


 一丁、もしくは数丁しか制作されてないと思われるが、前述の通り、弾丸にはオリジナルのブレダSAFAT12.7mm弾を使用していた。



《5》 一式旋回機関銃・一〇〇式旋回機銃


 銃本体の機構はチェッコ軽機関銃、(銃本体の外見は九七式車載重機関銃に酷似している)から。


 使用弾薬には、九八式旋回機関銃と同じ7、92x57ミリ、モーゼル弾を採用した。


 当初は、一〇〇式旋回機関銃として生産されたが、後に一〇〇式旋回機関銃に銃床を追加したものを一式旋回機関銃として採用した。


 100発入り鞍鞄サドル型ダブルドラム弾倉を採用。


 単装用の九八式旋回機関銃の物に似ているが、連装用にダブルドラム弾倉中央部に送弾口が二つあった。


 九九式双発軽爆撃機や百式重爆撃機やキ66に搭載された。


 日本海軍も、一〇〇式旋回機銃の制式名で採用した。


 日本海軍の一式旋回機銃、(MG15の国産版)、とは全くの別物なので注意を要する。



 《6》 九八式旋回機関銃。



 海軍型、九八式旋回機関銃との違いは把握が一つしかない点である。



 1930年代後半。



 陸軍は、八九式固定機関銃と八九式旋回機関銃の後継としてだが。


 1933年からドイツのラインメタル社が製造していた機関銃。


 MG15 7MG .92ミリ機関銃のライセンス生産を試みた。



 固定機銃型の九八式固定機関銃だが。



 これは、復座用ばねに用いるピアノ線量産の目処が立たず試作のみで終わったが。


 旋回機関銃は、銃手による手動排莢が可能なため試作が続けられた。


 それから、1938年=昭和13年に完成、1940年=昭和15年に仮採用された。



 初期生産型では、MG15と同じサドル型ドラムマガジンが採用された。


 空薬莢は、下側から排莢される。



 使用弾薬である7.92✕57ミリモーゼル弾は、当初ドイツからの輸入に頼っていたが。


 後に、コピーして、一式実包として制式化している



 九九式双発軽爆撃機。

 一〇〇式重爆撃機。

 一〇〇式司令部偵察機。

 二式複座戦闘機、屠龍。



 ~~などなどに装備された。



 しかし、弾薬が九八式固定/旋回機関銃と互換性が無かった。


 それで、後に放熱構造を簡略化して、口径を7.7ミリに変更した乙型が開発された。



 それでも、構造が複雑なために生産性が悪かった。


 その事で、ブルーノZB26軽機関銃=チェッコ機関銃を基にした、一式旋回機関銃が採用された。


 生産数は、わずか数百丁である。



 九八式旋回機関銃と一式旋回機銃は、戦後、トロフィー銃として米兵に持ち去られた。



 なので、現在も米国にいくらか残存している。



 使用弾薬が、現在も入手が容易な7.92ミリ、モーゼル弾。


 .303ブリティッシュ弾。


 ~~等々であることから、気に入られているようである。



 派生型。



 九八式旋回機関銃。 甲型。



 7.92✕57ミリ、モーゼル弾を用いる最初の生産型。


 乙型の採用に伴い、甲型として区別された。



 九八式旋回機関銃。 乙型。



 放熱構造を簡略化して、銃弾を八九式固定機関銃や八九式旋回機関銃と同じ物。


 八九式普通実包=7.7✕58ミリSRに変更。



 一式旋回機銃。



 大日本帝国海軍で、MG15を国産化した旋回機関銃。


 弾薬は.303ブリティッシュ弾=7.7✕56ミリRを用いるためだが。


 九八式旋回機関銃との互換性は無い。



 艦上偵察機、彩雲。

 艦上爆撃機、彗星三三型。

 艦上攻撃機、天山。



 ~~などなどに装備された。



 試製四式車載重機関銃。



 戦車の車載機関銃として、開発された機関銃。


 MG15やMG17などが、開発のベースになった。



【帝国海軍】



《1》九七式七粍七固定機銃きゅうななしきななみりななこていきじゅう


 この銃は、大日本帝国海軍が開発、配備した航空用機関銃であり、九六式艦上戦闘機・零式艦上戦闘機の胴体内に固定装備された。


 ベルト給弾式。


 日本が輸入した、イギリスの複葉戦闘機に搭載されていた、ヴィッカーズE型 7.7 mm機関銃のライセンス生産版である毘式七粍七固定機銃の改良型。


 銃身根本の部分に、二脚を装えた軽機関銃に改造された、地上用の物もあると海軍陸戦隊の装備で書きましたね。



 毘式の派生型には。


 1型

 2型

 特2型

 2型改2

 3型改1


 ~~等々が存在し、昭和12年に、3型改1が九七式七.七粍固定機銃に改称された。


 同じく、ヴィッカーズE型を原型とした陸軍の八九式固定機関銃とは、同口径であっても使用する弾薬が異なる。


 弾道特性は優良であり、ベルト給弾であることから携行弾数も弾倉式に比べて多量であった。



《2》エリコンFF20mm 機関砲


 大日本帝国陸軍では、エリコンAFの改良型を試作したが、精度・機能共に不十分であったため不採用に終わった。


 これに代わり、同時期に輸入されていたエリコンALに、そのまま改修を施したものを九四式旋回機関砲として採用し、九二式重爆撃機に搭載した。


 大日本帝国海軍では、まずFFを採用し、九九式二十粍一号機銃としてライセンス生産を開始した。


 また、爆撃機用としてこれを改造した旋回機関砲型を新規に開発した。

 九九式二十粍一号機銃にはMGーFF同様の問題点があったため、後にFFLをベースにした九九式二十粍二号機銃を採用した。

 なお、これらの機銃は弾倉式からベルト給弾式に変更されるなど、日本独自の改良が加えられていった。



《3》 一式旋回機銃 (MG15)



 大日本帝国海軍で、MG15を国産化した旋回機関銃。


 弾薬は.303ブリティッシュ弾(7.7×58mmR)を用いるため、九八式旋回機関銃との互換性は無い。



 艦上偵察機、彩雲。

 艦上爆撃機。

 彗星三三型。

 艦上攻撃機、天山。


 などの機体に装備された。



 これも海軍陸戦隊の装備にて、地上用に転用されたと書きましたね。


 

《4》 九九式二〇粍機銃きゅうきゅうしきにじゅうみりきじゅう


 日本海軍で採用された航空機銃。


 エリコンFF並びにエリコンFFLをライセンス生産した、九九式一号二〇粍機銃並びに九九式二号二〇粍機銃を指す。




【最後】


 帝国・陸海軍共に、これらの機関銃を使用してました。


 破壊された、航空機から取り外しただけなのか。   

 武器が不足したので、地上用に転用した物か。


 それは分からないのですが、インドネシアの博物館などには、これ等の機関銃が陳列されてます。


 上記以外にも、BF1に登場した九七式車載機関銃や、他の航空機用に開発された機関銃も、実戦では地上用の重機関銃や軽機関銃として活用されていたかも知れないですね。




航空機用機銃の陸上転用例 https://togetter.com/li/762317



地上に降りた…

テーマ: 鉄砲


ももクロの「ピリオドの向こう側」



 これ等のサイトを見れば、航空機用の機関銃を地上用に活用した画像が有りますので。

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