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妖怪物語(仮)  作者: mello
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お粗末な尾行

さて、あれから三日経った


『あれ』とは、保健室でサボっていたら見知らぬ女子下級生と出会い、声を掛けたら逃げられた


という事件のことだ


その三日間だが…


その女子に尾行されていた


「あれ…隠れているつもりかよ…」


昼休みに教室で『普通』の食事を取っていると、窓の外に見えるグラウンドの端の木の列の一つから、あの女子生徒がこちらを覗いているのが窺える


始めはこの教室に知り合いがいるのかと思い、もう一度声をかけて呼んでやろうかと思ったが、俺がそちらを見ると、木の陰からひょっこり出していた顔を隠してしまう


しかし、頭隠して尻隠さず、スカートが見えてしまっている


どうしたものか…


一応隠れているつもりらしいから、声を掛けるのも可哀そうなのだ


しかし三日間も後を追われたら身が持たない


というか、隠しごとがバレそうだ




「あれ?…どこに行っちゃったのかな…?」


教室を覗き込んでいた女子が身を乗り出しながら目的の人物を探す


「俺の教室に何か用かな?」


こっそりと教室を抜け出し、女子の後ろに回った俺は後ろから話しかけた


「ひゃっ」


両肩をピクリを反応させ驚いた


「突然後ろから声をかけてすまない。けど君、俺が近づくと逃げるだろう?」


眉を下げ困った表情を作る


「……あ…の…」
























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