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この作品には 〔残酷描写〕 が含まれています。

僕の中にもう1人いる。

作者:七瀬
暴力的な事が含まれた作品の内容になっているので苦手な人は
読まない方がいいかと思います。
僕はごくごく普通の家庭で育って、普通の生活をさせてもらっていた。
何不自由しない生活、学校に行き家もあり両親が居て兄弟もいる。
何処にでもありそうなそんな普通の家庭であり 『家族』 だった。

でも僕は家族の中に居てもずっとずっと一人だった。
家族の輪の中に入れず、ずっと心を閉ざしていた。
これは親のせいでもなく兄弟のせいでもなく
自分の問題なんだと大人になって気づく。

僕の一番古い記憶は3歳。
あるとき一枚の写真が出てきた。
その時の 【コト】 は物凄く覚えている。
正座して行儀よく楽しそうに笑ってる自分の写真。

でも本当はそうじゃない。
そう、親に言われたからそうしただけだ。
その時に 『彼が生まれた』

大人になった今、ほとんどの 『記憶』 はもう覚えていない。
物凄く楽しかった 『家族との思い出』 もない。

家族の中に居てもずっとずっと一人だった。

『今思えば......』

自分に問題があったんだと確信出来ている。
何か? 〝大事なモノ″ が自分にはないんだとわかったから。

どうにもならない自分の欠落した部分を......。
長い間、埋める事も出来ず時間だけが過ぎていった。

自分の 『記憶』 に問題があるんだと......。

『そして、とうとう...僕の中に眠っていた記憶を思い出した。』

僕が3歳の時、僕には弟がいた。まだ産まれたばかりの弟が
僕は両親に内緒で、ベビーベッドで寝ていた弟を抱いたんだ。
僕より小さな弟が物凄く可愛く思えた。僕の顔をみてニコッと
笑う弟。僕は少しの間、弟を抱っこしてベビーベットに寝かせた。

その後、母親が弟を見にきた時には...息をしていなかったって。
首の座っていない弟を、勝手に僕が抱っこしたから.......。

僕は物凄く自分を責めた、母親にもそのことを話したんだけど...。

『貴方のせいじゃないわ! これはあの子が大きな病気か何か途轍もない
事故に、、、私が、わわっわたしが...ちゃんと見ていなかったから、、、
あの子が! ワアアアアァァーーー!!!』 

...と泣き出してしまった。父親も 『これはどうすることもできない
【事故】 だったんだ! お前のせいじゃない!』 と言った。


...その時、僕の中にもう1人の僕が生まれた。
そして彼は僕の中でこう言った。 『俺が何とかしてやるよ!』 と。

そしてある時、僕の中に 『別の人格が存在している事に気づく。』 
彼は狂気的だ! 僕と真逆で恐ろしい人格の彼が出ているときは家族
にも乱暴で暴言や暴力を振るうらしい。母親の顔にはアザが出来ていた。
普段の僕なら言わない事を父親に言ったらしい。

『てめぇ~ 何様なんだ! 偉そうにしやがって~!』
『容赦しねぇ~からな~! わかってんのか! コラッ!』

その後は、1発父親にパンチを食らわしたとか......?
父親の顔にも、もう1人の僕が殴ったアザが出来ていた。

それでも、父親は僕に何も言わなかった。
何故そのアザが出来ているのかも母親も一緒だった。


この事があって、今更ながらにもう1人の僕の存在に気が付く事ができた。
やっと自分の中に凶暴なもう1人の僕がいる事を認めることができたのだ!

僕はカウンセリングを受けて、これからは彼と今の僕を長い時間をかけて 
『1つの人格に統一する!』

彼は嫌がると思うがそれも仕方がない。

彼が表に出てくれば誰かが傷つく。
僕は僕を取り戻す、 『本当の僕を...』






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