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僕はこの世界を救えるのだろうか?  作者: ゾロメ
第三章
11/12

修行のための山道

~3日目~


俺の兄貴は強い。今の俺達じゃキャロがちょっとばかし戦えるだけだ。俺は決めた。

「みんな!あいつを倒すために修行をするぞ!」

キャロとマリエは驚いたかのように俺に顔を向け。

「何言ってのアンタ!なんで修行なんかしなきゃいけないんだよ!!」

「私は雅也さんに一生ついていきま~す!」

キャロは嫌がっている。

「キャロ、修行に付き合ってくれたらお前に高級プリンを買ってやるぞ?」

キャロの耳がピクピクッと動いた。

「行きます!」


修行するといってもどこへ行けばいいかわからん。

「メリーさんに修行って言ってもなぁ。帰れって言われて終わりそうだしなぁ。」

あんなこと言ったにもかかわらず修行相手が誰もいない。

「コリンの知り合いに教えてくれる人とかいないか?」

いないよな~。

「いますよ。一人だけですけどね。」

いました。


「あの~この山何メートルあるんですか?」

キャロは首を上げながらコリンに聞くと、

「確か3776メートルだった気がします。」

「コリンさん、これを登れというんですか?」

俺も首を上げながらコリンに聞くと、

「はいそうです。」

・・・

「帰ろ。」

俺とキャロは帰ろうとしたがマリエに止められた。

「この山は藤山という山ですよ!!普通だったら登れないんですよ!登ろうじゃないですか!!」

なんでこいつこんな乗り気なんだよ。

「あと雅也様が修行するために来たんですよね?」

・・・

「わかりました。登ります。」

俺は涙目で登山をすることに決めた。


「てかさぁあんた。なんでこの世界が破滅するってことわかんのよ・・・ってあれ?雅也ってどこに行ったの?」

「だれがぁだずげでぇ・・・」

「本当ですね?どこ行っちゃったんでしょうか?」

「はぁはぁ・・・」

「雅也さんなんですから大丈夫でしょう。」

もう怒った。

「ギャロォ、おばえのがらだがりるぞ・・・」

「なんて言った?」

・・・

「うお~なんだこの体は!俺の体よりめちゃくちゃ軽いぞ!しかも全然息切れてない!」

俺はキャロの体をうば・・・借りることにした。

「お、おい!がえぜ私のがらだ・・・あ~もう無理・・・」

俺の体が倒れてる。

「どうだその体!使いもんにならんだろ!!」

なんで目から涙出てくるんだろう?

「もう!そんなこと言っていないで体戻してあげたらどうですか!!雅也様!」

コリン、申し訳ないがそれは無理だ。

「私はこのままでいいと思いますよ。はぁはぁ・・・」

マリエは無視しとこう。

まぁいいか・・・

「しょうがないなぁキャロ。お前の体をおんぶしてやるよ。」

キャロは俺の足をつかんできた。

「おい放せ。」

「確か雅也ってドレインタッチって技覚えてたよね?」

まさか・・・!

「ドレイン・・・!」

「入れ替え解除~!!」

・・・

もうだべ・・・じぬ・・・


「ん~」

「目覚めましたか?」

ここはどこだ・・・?

「藤山の五合目です。全く、雅也様が倒れてしまったおかげで今日つくはずの頂上が明日になっちゃったじゃないですか。」

「ご、ごめん。」

「マリエには感謝しなよ?」

キャロが顔を恥ずかしそうに伏せながら言った。

「まさかマリエ俺の体に手を出してたりしないよな?」

マリエは笑顔で、

「えぇ!雅也さんの体には手だしてませんよ!ほかの体には手出しましたがね・・・」

まさかあの強制魔法使って・・・!

「強制魔法使った?」

「はい!」

俺の体が・・・

「はいはい!そんなこといいですからここで体を休めて明日の準備しましょ!」

そんなことって俺にとってはそんなことじゃないんだよ。

イイコと思いついちゃった。

「ねぇ雅也、笑みが気持ち悪いよ。」

「うるせぇキャロ!そんなこと言ってないで早くベッドの上で寝ろ!」

21時 就寝


~4日目~


「おはよう。って!雅也まさかマリエに色々変なことされたから頭おかしくなっちゃった?」

「いやちげぇから!頭おかしくなってないから!軽いからこっちの体にしただけだから!」

俺は朝早くから女の子の姿になっていた。

「自らマリエの餌食になりに行くとは・・・さすが変態ね。」

「だから違うって!」

コリンは朝早くから朝食づくりに励んでいる。

マリエはまだ寝ているらしい。

「おいコリン、マリエを起こしに行かなくてもいいのか?」

「雅也さんのせいで疲れてると思いますから。今は寝かしておきましょうか。」

なんかすいませんね・・・


30分後


「おはようございま~す。すいませ~ん寝坊しちゃいました~。」

まだ俺には気づいてないのかと思った矢先に、

「バインド!」

俺の体が縄で拘束された。

「マリエ、これから朝食なんだぞ。早くこれを解除しろ。」

マリエのようすがちょっとおかしい。

「えへへ~大丈夫ですよ雅也さ~ん。私の体を朝食として食べさせてあげますから。」

い、いらない・・・

「ファイヤー!」

キャロが俺の体を拘束していた縄を燃やしてくれた。のだが・・・

「あっつ!!」

俺の腕がちょっと火傷してしまった。


朝食を食べ終え。

「頂上までまた歩きますか・・・」

乗り気なやつと乗り気じゃないやつの差が激しい。

「さぁさぁ!早く登って修行しますよ!」

「家に帰りて~。」

「はぁはぁ・・・!雅也さんの体・・・!」

1人は論外だな。


8時間後


ようやくついた。

「はぁはぁ・・・ようやぐづいだぁ・・・」

俺はその場でぶっ倒れた。

「雅也さんの汗!なめたい!!」

だめだこんなところでぶっ倒れてる場合じゃない。

「貴様らか。わしの修行を受けに来たやつらは。」

そこにいたのはいかにもなじいさんだった。

「これから修行をみっちりとしてもらうぞ!」

これから地獄が始まることを彼らはまだ知らない・・・

更新遅くなって申し訳ございませんでした。これからはちゃんと上げていきますので応援よろしくお願いします!

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