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黒猫少年との特別授業  作者: 迎 カズ紀
純子のたどった3ヶ月
15/25

2/19

学校をサボった。というか、真剣な方で熱が出た。インフルエンザではないけれど、高熱なので休むようお医者さんから言われたのだ。今日が、発表の日なのに……。

母さんは夕飯の買い物に出かけたし、春子は当たり前に学校にいる。ひとりの14時は退屈だ。本来なら、今は学校で公民の授業をしているはずなのに……。


電話が鳴った。ふらつきながらも、電話の子機を探して布団から出た。案外近くに置いてあった。

担任の先生からだった。





「……はい、覚悟はしていました。今年は珍しく定員割れしていませんでしたし。3人オーバーなら仕方ないと思っていました。……はい、体調は多分大丈夫です。明日は無理かもしれませんが、来週は必ずいけると思います。……はい、さようなら」

電話がきれた。思わずため息をついてしまう。

「どう……説明しようかな」

すべったこと。



「赤井君も青木さんも合格したんだろうな……。私だけ……私だけ」

落ちたんだ。

背筋が寒くなった。体が震える。でもこれは受験を失敗して悲しいからではない。

母さんに、殺されるかもしれないくらいの剣幕で怒鳴られるのを恐れているんだ。

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