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ネット記事と輝奈子〜過去との決別〜

今回描写濃いめです。

1月15日。なんとなく、大学で昼ごはん食べようと思ってた。朝のニュースではstrength特集が組まれ、その時に引用された文章が以下の週間果糖の『最近のstrength』という記事であるらしい。あとで、優斗に聞いた。


今、話題の歌手で小説家のstrengthこと夢幻桜輝奈子が、ライブでその姿を見せた。今回のライブは2021の『stand up on the cloud』以来3年ぶりのライブとなる。性別が変わり初めてのライブであり、顔も声も変わったが、相変わらずの選曲センスと歌唱力であった。


『stand up on the cloud』では苦しそうな『caught in a shower』だったが、今回の『sing in the quiet snow』では、物凄く余裕を感じる歌であった。また、新曲を何曲も下ろしており、3年のブランクがあるとは思えないものだった。筆者は第2部まで見たが、第2部ではstrength名物の即興の歌を聴くことができた。


即興の歌ではあるが、フェイクや音程変化が面白い歌が多かった。基本的に第2部はライブ限定のパフォーマンスである。そもそも、即興で歌を作るって可能なのだろうか?特にレコード会社が黙っていないはずなのだがどうしているのだろうか。


strengthと契約をしているフライヴァイオレットレコードに取材ができた。「基本的に任せてますよ。うちに所属している歌手でも即興で歌うなんて奇想天外なことはしませんからね」という答えが聞けた。


すっかり名物となった即興ソングだが、美少女になったstrengthが歌うとなると、さらなる飛躍が見られるだろう。今回の『sing in the quiet snow』でも名物の童謡を聞くことができた。


彼女は自身のラジオ『ストラテジー』において「童謡を歌うのはレパートリーがそれしかないから」と語っているが、ファンの間の通説では「ファミリー層向けに童謡を歌っている」と思われている。というのも、彼女の小説の読者を考えると20代後半から50代と幅広い年齢層から支持されているからだ。また、その年齢層では、お子様世代がいる事も多く、懐かしい気持ちにもなれるという事でファンの間でも名物として支持されている。


さて、ライブの模様は以上だが、更に面白い話が入ってきた。筆者は自称熱心なstrengthファン通称ストレンジャーであり、ライブ翌日の優斗氏の配信により、優斗氏と一線を越えたとの話が出た。それよりも何よりもここ数日で情報を出し過ぎなのだ。先日のライブでは、「男性から女性に変わり、その上彼氏ができた」と報告したばかりなのに、その翌日には一線を越えているのだ。


ストレンジャーの筆者からすると、だいぶ前から変わっていたことを知っている。ストレンジャー仲間に取材すると夢幻桜輝奈子とstrengthは同一人物というのが通説であり、前回記事の『strengthは夢幻桜輝奈子だった』が本当であったと裏付けられた。


では、なぜ優斗氏の配信に駆けつけたのかと不思議に思う読者諸君もいらっしゃることだろう。その答えはこれだ。夢幻桜輝奈子ことstrengthはミンナトラクティブの配信で優斗氏とコラボしており、初のコラボ配信で彼氏であると公表していたのだ。


さて、本題はここからだ。ライブの事をメインに据えたつもりで書き始めたこの記事ではあるが、ライブ以上の情報量がここ最近出てきているので、締め切りの明日1月10日までに間に合わせようと、徹夜で書き上げている。


1月4日のライブから1月5日の優斗氏の配信、そして、1月8日の姿勢正堂の案件配信(実写)である。忙しいにもほどがあるだろう。本当はライブだけで書くつもりで「800でいい」と上司に報告していたが、1400を超えてしまった。だから、ここからはどこまでいけるか読者諸君も楽しみにしていただいて、暇な時にでも数えてみて欲しい。


さて、ライブ翌日の配信では滅多に聴くことのできないstrengthこと夢幻桜輝奈子の寝起き声を聴くことができる。彼女の寝起き声はふわふわで、儚い生命の奇跡を感じられる声である。筆者はその声を聞いて数日の徹夜を乗り切った。また、ライブでの歌とは違った魅力を持っている。


さて、そんな寝起き輝奈子さんよりも衝撃な物が飛び込んできた。それこそ、優斗氏と一線越えた翌日の寝起き姿である。ミンナトラクティブの特性上アバターで映るが、外カメラはそうではない。懸命に優斗氏が映さないようにしていたが、多少見えた紫の浴衣と白い柔肌は物凄く扇情的であった。また、下着を付けないまま寝るという無防備さが妄想を掻き立ててしまう。


それを前にしても襲わない優斗氏は鋼の自制心を持っていることだろう。それをおいても超えて来るものがある。それは「タオル敷いたうえで布団がびしょびしょになった」という発言である。巷で有名なセクシー女優の鮫成クジラ子氏でも、タオルを貫通するかはわからない。


衝撃的な2日間の後、2日空けて昨日WETUBE初の縦半顔メイクを行ったのも夢幻桜輝奈子である。彼女は意味が分っていなかったのか左右の半顔メイクではなく、上下半分の半顔メイクをしていたのだ。なぜ、そうなったか分からないが、そんな事はどうでもいい。ただ1つわかったことは物凄くかわいいことである。もちろん、使う当てもないが嫁のためにstrengthコラボモデルのリップ、サクラを買った。


嫁も喜んでいたが、1番喜んだのは筆者である。なんと箱には夢幻桜輝奈子として活動を始めた女性strengthが男性だった頃のライブ衣装を着た姿が描かれているのだ。筆者が持っているのは初期、東京を拠点にしていた頃の衣装だ。モダンな紺色のアウターをあわせ、ボトムスにはジーパンをはいている。ただのお出かけ衣装のはずなのに、物凄く絵になっていた。


結局、凄すぎて話がぶれたが、1つわかっておけばいい。『輝奈子様最高だぜぇ』である。



特集した女性アナウンサーは引用文に対し、「なんだこれ?」とリアクションしており、男性アナウンサーは股間を頑張って隠そうとしているのか不自然な動きで指示棒を持っていたらしい。


このニュースは大人気となり、瞬間視聴率はなんと驚異の97%だったらしい。ちなみに全国的に始業時間を遅らせる措置が取られ、コンビニですら空いていない時間があったそうである。


また、切り抜きニュースも公式で出され、その収益はstrengthに還元されたと報道されている。そんな事をつゆ知らない、私、輝奈子は普通に大学に来ていた。マネージャーが電話してきていたけど気付いたの昼休みだった。


朝からだいぶ大学が凄いことになっている。観光地に来たみたいになっていた。しかも、私が来たことがバレて伊佐先生に呼び出しを食らった。何でだよ。


で、来たわけですが、研究室の前から動けない。凄く気を遣う。ふと携帯を見ると咲から「大丈夫?色々流出したんでしょ?」と来ていた。私は「え?そうなの?だからあんなに人いたんだ。ちなみに何が?」と送る。咲からは「その、言いにくいけど彼氏さんとの事とか首元とか」と来た。


そのTXTを見て恥ずかしさで顔が真っ赤になった。私は「胸とか下とか映ってなかったよね?」と返す。咲は「うん。肩と首ぐらいだったよ」と送ってきた。その言葉で少しだけ安心した。そして、意を決して伊佐先生の研究室をノックする。伊佐先生は「大変だったね。で、身バレした件で大学にも問い合わせが来ているんだ。我が子が入るころには輝奈子さんはいるのかとね。どうすればいいと思う」と諭すように聞いて来た。私は「普通にいませんではだめですか?」と聞く。


伊佐先生は「それでもいいんだけどね。問題はそれだけじゃない。大学としては一人を贔屓することはできない。これはわかっているね。それで、全体としては二分されているんだ。君の評価がね。ライブしていたんだから欠席にすべき派と公欠にすべきである派だ。更に、問題があるのが大学ではあなたを守り切れないことだ。その一方で、チューターである教授の立場からすれば、学生を守ることが大事であるという問題だ。どうしたい?ある程度のことは学部長に話を通す」と言ってくれた。


私は「では、中津浦優斗君と同じ授業を取りたいです。ストーカー被害にも悩まされているので。大学に来なくなるのは噂の観点でもよろしくないと思いますし、私の影響力がどれほどかわかりませんが、妥当な範囲だと私の彼氏の単位を認めていただいて、同じ授業を受けられるようにしてほしいのです。もちろんテストやレポートは皆さんと同じでかまいませんので。よろしくお願いします」と頼み込む。


審判を待つ罪人のような心が湧いて来た。永遠にも思える沈黙が私を押しつぶそうとしてくる。心臓が潰れそうな沈黙だった。誰か助けてと思ったその時やっと伊佐先生から答えが来た。


「その程度なら可能でしょう。なにかあったら相談に乗りますからいつでも来なさい。心理学科の教授は皆あなたの味方です」


「ありがとうございます」

そう言って研究室を出て、昼ご飯を食べる。


もうすぐテスト週間になる。それが終わるとあっという間に卒業だ。優斗は今月いっぱいでバイトを辞めるらしい。私もそうしようかなっと思っていたけど、3月まで有給使って給料が入るらしいと聞いて2月の初旬にバイト入れて終わりだ。


飲み物を買って、優斗の家に行行とすると、健翔がいた。私は見つからないようにそそくさと別のところに向かおうとした。健翔は「なんか、大変だったらしいですね」といいながら下卑た笑みを浮かべている。触ってきたら蹴り飛ばそう。いい感じにヒールを鼻に突っ込めないだろうか。なんて考えたけど今日スニーカーだわ。色気ないかも。


私は健翔に「そうみたいだね。で、何?」と笑顔を心掛けて返す。めちゃくちゃ腹立つし、こいつの顔はタイプじゃない。そもそも、好きになった人が男性だっただけで、男性が好きな訳では無い。


健翔は「生でアノ潮吹き見てみたいなぁ」と言いながら、私の股に触れる。今日は履いてるし、基本的には履いている。アノ時はすぐに寝てしまったから、ああなっただけだし。


私はもう少しだけ放置しようと考えながら、優斗に「健翔に触られた。伊佐先生に連絡をして欲しい」とTXTする。その動作を好機と思ったのか健翔はしつこく私の股を触る。さらには「お茶いりませんか?」と狙いの分かりきった厚意を見せる。


こいつ絶対利尿剤入れてるでしょ。私はコイツとソウイウ系の話をした事がある。そして、コイツは漏らさせるのが好きであることを知っている。だから、「いらないわ。ありがとう」と言いつつ笑顔を浮かべる。引きつってないかしら。


健翔は「そうですか。彼氏さん来ませんね。見捨てられたんですか?」と下卑た笑みを更に下卑下卑させる。コイツ犯罪者だわ。よし、つるか。


私が凄くいい笑顔で「私の自撮りあげるから、携帯貸して」というと凄い勢いで「はいどうぞ」とすんなり貸してもらえた。


私はコイツの私とのラインを消し、私をブロックさせた。そして、写真を撮る。私の自撮りと今健翔が触れている股を。


「はい、どうぞ。ありがとう」と言いながら、携帯を返す。何か違和感に気付かれたかもしれないが、過去との縁は切らねばならない。変な感触がして気持ち悪いから、健翔に「お花摘みに行って来るね」と言って女子トイレに入る。よし、漏らしたふりをしよう。その前に今日のパンツの写真を撮り、優斗に送った後、クロッチを股に擦り付け、少しだけ、お小水で濡らして、さっきもらった袋に入れて、渡す。さて、またノーパンライフ始まるわけだ。どうしようかな。ま、これが後に証拠になるから良いんだけど。布石は打った。これでDNAが一致すればあいつは終わりだ。私が始めた物語ではないと思いたいが、多少自分も悪いので自分への罰も兼ねている。イメージ戦略ミスをしてしまったかもしれない。


さて、まだ、いた。キモい。でもいいや。私は最高の笑顔で「はい。プレゼント」と言いながら、渡す。我ながら、絶対誤解しか生まない渡し方だと思う。これが証拠になるとも知らずになぁ。


健翔は「ありがとうございます」と最高の笑顔を浮かべているが、それは罠である。I don't wanna miss a thing.なんてね。逃してないから間違っていない。


で、中身を見た健翔が「えっ?これなんですか?」と戸惑っていた。私はそれはもう最高の笑顔で「さっきお花摘みに行ったんだけど、間に合わなくて、洗濯も大変だし、昔、好きだと言ってたでしょ?だから、あなただけの特別なプレゼント」と言った。


健翔は喜んでいるようにも見えた。さっきから下卑下卑だ。で、確かめようとしてるのか、私の股に手を触れていた。私は笑顔で「ほらね。布の感触ないでしょ?」と言った。健翔は「ノーパンなんですね。あと、濡れてません?」と聞いてきたので、「ちょっとドキドキしてるからね」と微笑んでおいた。やっぱり気持ち悪い。後で上書きしてもらおう。


その後、優斗がやっと来てくれたので、私は「さよなら」と健翔に言って走る。そして、優斗に「さっきパンツ取られた。さっきお花摘み行って間に合わなくて袋に入れて、健翔に押しつけちゃった。まぁ、ストーカーがどうなろうと知ったことではないんだけど」と言う。


優斗は「まぁ、何があったか知らないけど、寒くないか?下履いてないなら寒かろうよ」と私の心配をしてくれた。ちなみに私は魔王の笑みを浮かべていた。ストーカーに悩んでるとか言いながらお小水したパンツを押し付けた事実だけだと変態だわ。切り替えよう。


ハンバーグ作る事思い出して、優斗と買い物をしようとする。


「赤ワイン買うつもりだけど、身分証持ってる?私だと、嘘だと思われそうだから。あと、隠れたいから。優斗が赤ワイン持ってた方がいいと思う。下着も買いたいんだけど、いい?」と私が聞くと、優斗は「いいんだけど、あんまり下着履いてないこと言わない方がいいと思う」と言われた。冷静すぎてびっくりした。





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