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第0話

「ゲホッ、ゲホッ、ガッ」


もうすぐ冬になりそうな寒い秋の夕暮れ。薄汚い路地裏の中いかにもチンピラみたいな金髪の男二人とロン毛のガタイがいい大男が薄気味悪い笑みを浮かべながら立たずさんでいた。


俺はその大男たちの前で無気力に座り込んでいる。頬からは血が流れ、腹、頭、腕、胸、脚。全ての体のパーツが痛む。大男から何度も何度も蹴られる蹴られる。脚に腕に頭に胸に腹に何度も何度も蹴られる。


俺は抵抗する気力も火力もなくただ蹴られるのをまっている。チンピラや大男は何か言いながら俺のことを蹴っていく。


だんだんと目が腫れ、痛覚も正常に作動しなくなっていき、

意識ももうろうとしてきて俺が倒れたことを確認すると大男とチンピラ二人はその場を過ぎ去っていく。


こんなはずじゃなかったのに…

いつ道を踏みバズしたのだろう…


ー回想ー


おれは小学校時代イキってた。だって俺は地元の少年野球チームではエースで4番でスポーツ万能だった。それに学校でも勉強ができてた自負があったし、塾のテストでも優秀な成績を残せてた。


中学に上がる時に引っ越しをして誰も知ってる人がいない中学に行くことにはなったが俺なら野球部でエースで4番成績もナンバーワンでみんなから憧れの目線で見られる人になれると思っていた。


しかし、そんな希望は一人の同級生によって潰された。飯田智和。そいつは俺が目指していた理想そのものだった。スポーツ万能で成績もナンバーワン一年の時から野球部のエースで4番人当たりもよくみんなから好かれていた。


俺は嫉妬した。あいつがいなければ俺もエースになれたのに、あいつがいなければチヤホヤされたのに、、、


だが同じ部活だったこともあり、俺はトモとだんだん仲良くなり、やがて親友になっていった。キャッチボールも毎回一緒にしてたし、一緒に買い物だっていった。修学旅行も同じ部屋だったし、好きな人の話もした。そして嫉妬の心はやがて尊敬の心へと変わっていった。


3年時にはトモとバッテリーを組みたいという思いから捕手になり、彼の活躍もあって県ベスト4になれた。いつしか俺は高校でもトモと同じ高校で野球したいと思うようになっていった。


しかし、トモは県1番の東高校からを受けると決めていた。俺も成績は良い方だったが県1番の東高に受かるほどの実力はなかった。だから彼と一緒にバッテリーを組みたいからという理由で勉強を必死に頑張った。


だが東高はC判定以上出ることはなく受かる確率は30パー以下だった。先生からは県2番目の南高校を薦められた。南高ならA判定が出てたしほぼ確実に受かる。


俺は迷った末に東高を受けることにした。やっぱりトモとバッテリーを組みたかったからだ。俺は入試で全力を尽くした。

しかし現実はそんな甘くなかった。


俺は落ちた


トモは首席合格


俺はショックで不登校になった。卒業式だけ出た記憶があるけど何をしたかも記憶にない。とにかく俺の中学時代は失望で幕を閉じた。


ショックで春休みも何もせずただ呆然と過ごした。流石に新しい学校で不登校はやばいなと思って学校に行くことにした。


入学式の日俺と同じ中学の人と話をする機会があった。そこでトモが俺の好きな人と付き合っているという話を聞いた。俺のあいつへの尊敬の心が嫉妬と憎しみの心に変わる。

「違う人が好きだって言ってたじゃないか…」


俺はグレた


学校も普通にサボったし喧嘩もそこらじゅうに振りまくった。気がつけば周りの不良はみんな俺の敵になっていた。


そんなある日というか今日のこと、軽い風邪を引いた。近くのコンビニに行ってスポドリでも買おうかと行ってる最中俺は少し前に喧嘩をふっかけてボコしたやつらと会ってしまった。そして路地裏に連れられてボコされた。バカだよな俺。


ー回想終わりー


俺は意識を失った。


















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