はじまり
サブタイトルめんどい…
「ヒーロートーくーん!」
「あっ…はい…」
「ジュース買ってきてよ!」
「わかりました…」
「えっ?なに?その嫌そうな顔?」
男が問いかける…
「いや…その…」
「あっ?なに?口答え?」
「いえ…そんなことは…」
俺は顔を下に向け答える…
「じゃあ、さっさといけよ!」
-ガシャン-
リーダー格の男が机を蹴る…
クラスメイトは触らぬ神に祟りなしと言わんばかりの沈黙を保つ…
「すいません…ただ…お金…」
「あー…後で渡すから立て替えといてw」
「あっ!じゃあ俺も頼むわ!」
「俺も!」
とりまきが呼応するように次から次に発言する
「わかりました…何にします?」
「お前のセンスに任せる」
はぁ…どうせこれじゃないとか言うパターンね…
俺は買いに行くふりをして学校を出る…
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「くそ…なんで俺が…」
「あぁ…やりなおせねぇかな…」
ふと、目に入った公園のブランコで1人呟く…
「………さん…にぃさん…」
声が聞こえ、ふと顔を上げる…
「ふふっ…お兄さん人生やり直したいって思ってるでしょ?」
目の前には棒つきの飴を食べてるツインテールの金髪の小学生ぐらいの女の子が立っていた…