師走の巻(一)
昔、悪いことをしたとしても、「その人は、幸せになってはいけない」なんて言う権利はない。月日が、その人の考えを改めさせてくれるかもしれないし、とことん悪い人にさせるとは限らない。僕はそう思う。
悪いことをしてきた人、特に、人を騙したり、身体的に・精神的に傷つけたりした人は、してきた分だけの苦しみと痛みを受けるべきだ。悪いことだと分かっているくせに平気でしているのだから、一生かけても直らない。悪人は、悪人のままなのだ。奥方の×××は、そう言っている。
僕と×××は、考えは違うけれど、毎日一緒にひとつ屋根の下で暮らしている。怒りや不満をぶつけ合うことはあるけれど、次の日には醤油とかソースを取ってあげて、ご飯のおかわりをよそいあっている。
×××が、他人の三倍も正義感が強くて、真面目すぎるのは、ひいおじいさんに近づこうとしてきたから。ひいおじいさんのような人じゃないと、田園の扉を開ける鍵を持ってはいけない、そう自分に厳しくしている。田園……×××のひいおじいさんは、農業をされていなかった。田園……僕にはなぜか、ものすごく嫌な響きがするんだ。×××、そこに行かないでほしい。僕のそばから、離れないで。田園は、きっとこことは違う世界なんだ。僕は、君と、ここで年老いていきたい。
師走四日 黄身でこの状況だったら、スキップして研究棟を一周できたのだが。
今週は……疲れました。来週が卒論の提出期間だから? それだけならなんぼでも働いちゃる。原稿用紙の修正用マスを量産しちゃるし、なんなら修正テープ引きから、マスの貼り付けまでしちゃるけんのう。
ほんと、今週は「え?」の連続だったのですよ。急に、どの時代の文学で、どの学年とは言わないけれども、○○文学の講義担当&○回生の担任が変更になってしまうし、日文二回生の大和ふみかさんのそっくりさん(髪型と服装がいつもの感じじゃなかったから、双子のお姉さんか妹さん説が浮上)が共同研究室のお知らせボードをいじくるし、空満神道本殿と空満大学・高校とを結ぶ大通りで女子による乱闘があったみたいだし……一部、僕の仕事に影響が出て、パニックになりながら、処理してゆきました。途中、机をちゃぶ台みたいにひっくり返してしまい、利用していた四回生の方々には、大変ご迷惑をおかけしました。購買まで走ってくれて冷却シートとスポーツドリンク2リットルを恵んでくださった柿本さんと安部さん、そして机の中身をきれいに戻してくださった額田さんには、特に感謝しております。このご恩、卒論提出された後に、お返しします。
疲れましたが、晩ごはんが、唐マヨ丼と牛すじコロッケと豚汁だったので、プラス分が多めになって、結果、良い一日でした。
あとがき(めいたもの)
問:もしも、一日限りで分身の術が使えるなら、倭文野さんは何がしたいですか。
答:仕事と家事と趣味と睡眠等と、とにかく役割分担させてみたいですね。余った時間は、オリジナルと分身みんなで奥方にサービス(他意を探るのはやーよ)!
改めまして、八十島そらです。あの○立し○先生と、最近よく夢でお会いします。運命の出逢いというものがあるならば、このご縁は、現実にも続いてほしいものです。『スーパーヒロインズ!』の登場人物の雰囲気と、○立先生の描き方が合っていると思うのです。……こんな思い込みが激しいから、美少女に「ストーカーまがい」と厭われるのでしょう。




