8話:素材集め開始
随分空いてしまいました。
またよろしくお願いします。
俺たちは、リンカさんから装備が出来たと連絡が入り(フレンド登録済み)狩りを切り上げ店へと向かった。
「こんにちは」
「こんにちは、リンカさん」
俺、次にサクラと挨拶をし店に入った。
「おう、嬢ちゃんとヘタレ。よく来たな」
「ヘタレって・・・」
「もうリンカさん。ユウの悪口は止めてください」
前回のとまではいかないもののリンカさんに対してサクラは抗議した。
「ハハハ、わりーわりー。それよりも出来てるぞ。あっちで着替えてこい」
店の奥を指す。
「ありがとうございます。着替えてきますね」
しばらくするとサクラが出てき・・・
「どうかなユウ、カッコいい?」
そう言って装備を見ながら聞いてくる。
「うん、カッコいいよサクラ」
「えへへ~ありがとう」
照れながら喜んでくれる。
「なんだよ、普通だな。もっと褒めてやれよ」
リンカさんからの突っ込みが入る。
「いいんですよ、リンカさん」
「お前すごく顔緩んでるぞ」
確かにものすごく緩んでる。
「だって褒めてもらえたから」
「バカップルが・・・チィ」
ボソッと言ったその言葉はサクラには届いてないみたいだ。
「ステータスはどうなってるんだ?」
「えっとね・・・こんな感じ」
プレイヤー:サクラ
スキル:【剣の心得Level7】【物理攻撃上昇Level7】【物理防御上昇Level3】【HP上昇Level3】【SP上昇Level5】【敏捷性上昇Level4】【毒耐性Level1】【麻痺耐性Level1】【眠り耐性Level1】【パートナーLevel2】
控え:【混乱耐性Level1】
武器:土竜の剣
STR+20、VIT+20、DEX+10、追加効果:地属性攻撃+15
防具:土竜の胸当て
VIT+15、DEX+15
土竜の腕当て
VIT+15、DEX+15
土竜の腰当て
VIT+15、DEX+15
「おーすごいステータス」
俺は驚きの声を上げる。
「そりゃそうだ、なんたって私が作ったんだからな!」
リンカさんは自信満々の顔でそう告げる。
「ありがとうございます、リンカさん。これでまた強くなりました」
「俺からもありがとうございます」
「いいって。それよりもいい素材が手に入ったらまた来い。私の修行のためにな」
修行と言ったのは、自分の鍛冶スキルのLevelを上げたいためだとか。
最強の至高の装備を作るためらしい。
リンカさんらしいと思った。
「じゃあ私たちはこれで失礼しますね」
「ありがとうございました」
「おう!行ってこい」
リンカさんに見送られて俺たちは店を後にした。
「よーし。ユウの装備の素材を探しにいこうか」
「ああ、そうしよう」
これから俺たちが行くところはヴェアリアスカラーコカトリスというモンスターがいる場所だ。
そのままの通り、様々な色のコカトリスがいるらしい。赤に青、白や黒のように様々。
それぞれの色、例えば白色のコカトリスから取った素材で装備を作ると白色の装備ができる。
プレイヤーは自分が欲しい色のコカトリスを狩ってその色の装備を作る。
そんなわけで・・・
「ユウは黒がいいね。絶対黒!」
「サクラがそう言うならそうするけど」
昔から黒がいいよと黒を勧めてくるが、そんなにいいのだろうか?分からない・・・
俺たちは東門から外に出て、平原の北側にある土竜を倒した森の中に入る。
そこからさらに北に進むと、コカトリスのいるエリアに着くらしい。
「あっ!あれじゃない」
サクラが指さす方向を見るとちょうど探していた黒色のコカトリスがいた。
鶏をそのまま大きくし、しっぽに蛇を生やした姿をしている。
「よし行くよ・・・」
「ちょっと待ってサクラ」
コカトリスに突っ込もうとしているサクラを止める。
「どうしたの?」
「いや、パートナー+地属性の宝珠で強化した魔法の威力を見てみたいと思って」
今咄嗟に思いついたことを告げる。
「そうだね、そうしよう」
まだこちらに気づいていないコカトリスに土属性の魔法を唱える。
「ソイルバレット」
前にパートナーを外して今覚えている全ての魔法を使ってどんな感じの魔法なのか試したことがある。
その時のソイルバレットは拳大くらいの尖った土が飛んでいく魔法であった。
「うそ・・・」
「えー・・・」
サクラと俺は強化された魔法を見て、唖然とする。
三倍ほどに膨れ上がった土がコカトリスを串刺しにまるでウニのようなとげとげのコカトリスが出来上がり、一瞬にしてHPを削り取った。
「すごいすごい。三倍?四倍?くらいになってたね!」
「それにパートナーでステータスが上がってるから一瞬で勝ったな」
宝珠の威力は絶大でそれにパートナーのスキルが合わさり、ものすごい魔法になっていた。
「よし!この調子で行こう!」
「おー・・・」
サクラは喜々として歩き出しているが、俺は”運営さん強化し過ぎでは?”ということを思いつつサクラの後を追った。




