68話:始まりの街、モンスター襲来④
こんばんは、とっしーです。
今回の話もよろしくお願いします(^^)
《side サクラ》
合流したミホ達とギルド《咆哮を上げよ!》のリーダーカレンさんと共にモンスターに襲われているプレイヤー達を後方まで逃すため支援する。
「助けてくれ〜〜」
助けを求める声が色々な場所で響く中、私はカリンさんと共にプレイヤーを助けていく。
少し余裕が出来周りを見渡せばミホ達がプレイヤーを後方へ送り届けているのが見える。
そんな中、私が来た方向から爆発音が聞こえてくる。目を凝らしてみるとユウ達がガットさんに守ってもらいながら魔法をモンスターに放っていた。
しばらくして波が引きモンスターが出てくることは無くなった。戦場が鎮まりかえり皆がため息を吐く。
「サクラ〜大丈夫か」
「大丈夫だよ!」
ユウ達がこちらに来ようとしている。そのタイミングでカリンさんが・・・
「ありがとう。私達の仲間を助けてくれて。仲間が来たようだな。では私はこれで」
すぐに去っていくカレンさんに・・・
「こちらこそありがとうございました!」
お礼を言って見送る。
《side ユウ》
「サクラ、大丈夫か?」
やっとサクラと合流出来ほっとする。ミホ達も無事そうだ。
「先程の方って」
クリスが去っていく赤髪の女性を見る。
「ギルド《咆哮を上げよ!》のリーダーカレンさんだよ。一緒に戦ってたんだ」
「そうだったのか」
「にしても酷い有様だなこりゃ」
ガットさんが後方を見て言う。
疲れ切っているプレイヤーがたくさんだ。死に戻りしたプレイヤーも居てデバフがかかっている。
「これが第一ウェーブ、っていうか後どのくらいあるのか分からんが一回終わる毎にこの調子じゃ困るぞ」
ガットさんの言う通り何とかしなければ。
「あのーーすみませんーー」
これからの事を考えていると後方から一人のプレイヤーがやって来る。
「何かありましたか?」
俺が代表して話す。何の用だろうか?
「ギルド《咆哮を上げよ!》の者です。これから次のウェーブまで作戦会議をしたいのでNEOの皆さんも来て欲しいとリーダーが」
「カレンさんが?」
サクラが驚いて声を上げる。前回のギルド会議では散々だったからな〜
「どうします?」
クリスがこっちを向いて尋ねる。
少し考えたが・・・
「行こう。せっかく呼ばれたんだから」
「私も行くよ」
今回もサクラと一緒に行くという事で決まった。何事も無ければいいが・・・
「おーーーユウ、サクラ。お前らは大丈夫そうだな」
「ゼクスさん!デバフが!」
「あー戦闘が楽し過ぎて周りが見えなくなっちまってよ〜。気づいた時には一人でしかもモンスターに囲まれててよ〜。どうせ死に戻るなら一体でも多く道連れにしようと思ってこうなった。ハッハッハッ!」
「そ、そうですか・・・」
若干引きつつも頑張ってくれた事に感謝する。
「おいおい。楽しく話をしてる場合か?しかもNEOも来るなんて・・・」
「何か文句があるか?私が参加するようお願いしたんだ」
ギロっと睨みながらカレンさんが口を挟む。
「な、何だよ。あんた前は邪険にしてたのに」
タジタジになって答えるプレイヤーにさらに厳しい視線を向け黙らせる。
「この戦いではNEOだけでなく全員の力が必要だ。揉めるのは辞めて作戦を立てるぞ」
カレンさんの言葉に一瞬静かになるがゼクスさんが声を上げる。
「作戦って言ってもどうするよ?どんな形で来るか分かんねーだろ」
「あの〜一ついいですか?」
サクラが声を上げる。
「取り敢えず、門を中心にばらけるんじゃなく固まりませんか?もしかしたらまた同じ事が起こるかも知れないので」
「それも一理あるな。あまり間を空けずプレイヤーを配置して臨むか」
カレンさんが考えている中、このままじっくり作戦会議をしていたかったが・・・
ピキピキッ
「おーーい。ヒビが入ったぞ!モンスターが出てくる!!」
誰かそう叫び緊張が走る。
大きなヒビが入り、そこから現れたのは10メートルはゆうに超えているであろうモンスターが一体だけ出てきた。
「おいおい今度は大物かよ」
ゼクスさんの言葉で皆に不安が走るが・・・
「私達に任せて下さい!!」
「サクラ!?」
サクラの急な宣言にびっくりする。
「皆さんはその間で体制を立て直して下さい。ユウごめん。ここは私達が」
サクラの真っ直ぐ過ぎる目を見てこれは止まらないなと思うが俺も同じ気持ちになる。
「流石に無理だ。お前達だけで行くのは!」
カレンさんが止めてくれるそして・・・
「前回のイベントの事を気にしているならもういい。無茶だ」
心配してくれているがもう止まれない。
「大丈夫です。カレンさん!私達に任せて!」
サクラの強い目を受けてカレンさんも渋々納得する。
「行ってこい!!獲物を譲る真似はしたくねーがこの調子だとな」
自分にデバフがかかっている事を悔やみつつ応援してくれるゼクスさん。
「はい。ありがとうございます!行こうユウ!」
「ああ!」
他のメンバーが聞いたらため息が先に出るがサクラはもう止まらない。何だかんだメンバー達も分かってくれるだろうと思い俺達は向かう。




