67話:始まりの街、モンスター襲来③
おはようございます。とっしーです(^^)
投稿の間が空いて申し訳ありません。
引き続きよろしくお願いします。
始まりの街にモンスターが襲来し、順調に行くかと思いきやいきなり複数の小さなヒビが入り開いてそこからモンスターが出て来た。
しかも場所が悪く戦場のど真ん中。混乱する事が予想される。
サクラを先に行かせ少し考えて皆に作戦を言う。
「取り敢えず二手に分かれよう。ミホとミドリちゃん、マーヤちゃんはサクラを追いかけて。サクラとあまり距離を取らずプレイヤーを助けてくれ」
「オーケー。じゃあ二人とも行くよ〜」
「は、はい」
「私が行っても戦力にならないですよ!」
マーヤちゃんが慌てるがミホが・・・
「大丈夫〜私の側にいてね〜ミドリちゃんも出来るだけカバーお願い〜」
「わ、分かりました」
三人はサクラを追っていく。後は・・・
「私達はどうしますの?」
クリスの質問に俺は・・・
「ガットさんの負担が大きいけど隠れながら魔法を。すみませんガットさん」
「謝るなよ。こういう時こそタンクの出番だぜ!」
「私も力になれるか分かりませんが頑張ります!」
「ありがとう、カーヤちゃん。魔法を打ちつつサクラのいる方へ。ゆっくりでいいので皆行こう」
[side サクラ]
「くっっ。落ち着け!固まりつつ後退だ!」
ギルド《咆哮を上げよ!》のリーダーのカレンさんが仲間に呼びかけているが混乱していて声が聞こえていない。
「ハァァー、スラッシュ!」
モンスターに攻撃されそうなプレイヤーを間一髪で助ける。
「貴女は《NEO》の・・・」
「後退して下さい!後は任せて!」
「あ、ありがとう!」
そう言って走り去っていくのを確認し、モンスター達に向き直る。
「陣形を崩すようなことして運営も意地悪だな〜」
そう言いつつも楽しんでいる自分がいた。勿論街に被害を出さないと決めたがやっぱりモンスターとの戦闘は楽しい。
「じゃあ行くよ〜」
「あれは《NEO》のサクラか?」
遠目から《NEO》のサクラというプレイヤーが見えた。
「カレンさん!」
「お前達、大丈夫か?」
「はい。《NEO》の人が助けてくれて」
「何?サクラが」
(あれだけプレイヤーから卑下されていたのに助けたのか?)
「カレンさん?」
「いや何でもない。すぐに陣形を立て直すんだ」
「はい!」
「何故助けたのか。聞くしかあるまい」
「ハァ!おっと」
モンスターを切り伏せたと思ったら背後からの奇襲。それを避けて体制を立て直す。
「紅蓮剣!」
背後から襲って来たモンスターが炎の斬撃によって光の粒子に変わる。
「貴女は・・・」
「ギルド《咆哮を上げよ!》のリーダー。カレンだ」
「サクラです。あっ!後ろ」
「ハァーー」
またもや炎の斬撃でモンスターを倒す。そして背中合わせになりお互いをカバーする形になった。
「一つ質問をしていいか?」
「えっ、こんな時にですか?」
お互いモンスターを切り伏せながら会話をする」
「何故助けた?」
「えっ?」
「お前達は卑怯卑怯と罵られていただろう。そんなプレイヤー達放っておけばいいと思わないのか」
「思いませんよ。それとこれとは別です。ただ助けたかったから助けた。それだけです」
「ふっ。そうか」
「何かおかしな事言いました?」
「いや何でもない。感謝する。一緒にこの窮地を乗り越えよう」
「勿論です!」
「サクラ〜」
遠くからミホ、ミドリちゃん、マーヤちゃんが駆けつけてくるのが見えた。
「援軍みたいだな」
「そうですね。皆!ここは私とカレンさんで大丈夫だから他の人達を」
「ユウにサクラから離れるなって言われたけど、大丈夫そうだね〜」
「ホントユウは心配症だな〜」
それに嬉しさを感じつつこの窮地を皆で乗り越えると決めた。




