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New Excite Online -幼馴染と行くVRMMORPG-  作者: とっしー
第三章:ギルド

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42話:チームワークの大切さ

「ちょっと!爆風で見えないって!」


「あなたが考えなしに突っ込むからですわ!」


なんかどこかでこの会話聞いたな〜と、はぁ〜とため息を吐きながら思った。



俺達のギルド【ネオ】が成立して初めてのレベリング。お互いの連携を改めて確認しようとのことでモンスターと戦っているのだが・・・


サクラとクリスの喧嘩が勃発してしまった。ぎゃーぎやー騒ぎながらお互いのだめだと思っている点を言い合っている。本人達は自分の行動がだめとか思ってないと思う。


「もっと考えて魔法使ってよ!」


「あなたが突っ込むから打ちにくいんですわ!」


「まあまあ、二人とも落ち着いて」


俺が宥めるがうーと唸って牽制し合っている。


「おいおいどうすんだ。このままじゃボスの一体も倒せないぞ」


ガットさんの言う通り、連携も何もなくては簡単なボスですら倒せないかもしれない。


「うーん。どうするかね〜」


ミホも考えてくれているようだ。


「よし。気分転換に飯にでも行こう」


「どういうことですか?」


ガットさんの提案に疑問符を浮かべる。


「実はな始まりの街に飯屋があってそこが上手いんだと。どうも料理スキルを持ったプレイヤーが開いているらしい」


「それと連携とどういう関係が?」


「同じ釜の飯を食うというか何というか、腹割って話せば何とかなるだろ。ハッハッハッ」


相変わらず豪快な笑い方である。でもそれもチームワークを深めるためにありかもしれない。


「私もいいと思う〜。単純にそのご飯がどんなのか気になるのもあるけど」


どちらかと言うと後者の方が目的な気がするが突っ込まないでおこう。


「ご飯ですか、まあいいでしょう。そのお店も気になりますし」


「まあ私もこのゲームでちゃんとしたご飯食べたことないかもだし」


「じゃあ早速行くか!」


そして俺たちは始まりの街へと戻った。



《始まりの街》


「このがそのお店?なんかすごいね」


「ああ。確かに」


サクラがすごいと言ったのは行列ができている点だ。


このゲームでは今の所他のゲームで見るような満腹度みたいなシステムはなく料理スキルはただの趣味スキルだがそれを極めているのだろうかすごい行列だ。


「並ぶしかありませんわね」


「まあ気長に待つか」


「お腹空いてきたかも。すごくいい匂い〜ゲームの中でもお腹はすくんだね〜」


そのまま俺たちの順番が来るまで待ち店内へと入った。


中は普通の喫茶店といった感じだ。どうもNPCを店員として雇っているみたいだ。


「どれにするユウ?」


「そうだな。メニューはと」


メニュー表を見るとそこには・・・


「すごっ!種類多いね」


「ああ。俺もびっくりだ」


サンドウィッチやトーストなどの軽食から始め、スパゲッティや唐揚げといったものもある。


「すげーな、ここのプレイヤー。どんだけ料理スキル高いんだ」


「確かにすごいですわね」


逆に種類が多くてどれにしようか迷う。


「私サンドウィッチがいい」


「では私も同じものを」


「私もそれにしよう〜」


女性陣は決まったようだ。


「ユウはどれにする?ガッツリいくか?」


「そうですね。個人的にラーメンが気になる」


「じゃあ俺もそれにするか!」


それぞれ注文が決まり店員のNPCを呼んで注文する。


料理が来てそれぞれ食べ始める。


「美味しい!」


「確かに〜」


「中々ですわね」


「こっちも美味いなユウ!」


「はい。そうですね。ゲームでここまで再現出来るとは」


俺も取ってみようかなと本気で考えている。


「ほら。食べるのもいいけどなんか話し合えよ。二人とも」


サクラとクリスはお互いを見て気まずそうにしている。


「きょ、今日も天気いいね」


「そうですわね・・・」


(下手なお見合いか!)


と心の中で突っ込む。


ガットさんとミホもやれやれと二人を見る。


「まあそうだな。俺たち三人は付き合いも長いしある程度考えは分かるけど、二人はそうもいかないから掛け声をかけてみれば?」


「掛け声ですか・・・」


「そうだね。私も少し自分勝手過ぎたかも。いつもは私の動きに合わせてユウやミホが合わせてくれるから」


「私もすみません。熱くなってしまって」


その後、和気あいあいと自分の趣味だったり、好きなものだったりを話し合ってその日はログアウトしたのだった。



《学校》


「悠、大変!」


「どうした桜?」


昼休みに入ったとたん桜が声を掛けてきた。


美穂も一緒になってその話を聞く。


「アップデートで第三のマップが追加されるみたい」


「ほんとか!?」


「お〜」


「待って。ということは?」


「どうしたの?悠?」


「そこに行くためにはボスを倒すよな?多分」


「そうだね。第二の町に行く時もそうだったし」


「ということはだ。俺たちのチームワークが試されるわけで・・・」


「あ〜〜」


「大丈夫!何とかなるよ!多分?」


果たして俺たち【ネオ】は第三のマップに行けるのだろうか?

皆様のおかげで総PV数が15000を超えました!

本当にありがとうございます(^^)

小説を書いて投稿するということが初なので居たらない点もあるかと思いますがこれからも精進して頑張って参ります。よろしくお願いします!

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