38話:仲間探し①
《始まりの街 噴水広場》
前回、ギルド設立に必要なお金を集めた俺達は噴水広場に集合していた。
「お金のことは何とかなったけど、後は人数だよね〜。はぁ〜」
サクラはうーんと唸ってため息する。
「ギルド設立には最低でも五人は必要。後二人どうするか」
俺も考えてみるがどうしようか。
実はギルドに入ってくれそうな人には話を聞きに行ったのだ。
まずはポーションなどの回復アイテムを売っているテルさんに話をしに行ってみた。
「すみません。もう私はギルドに入っていて」
「そうなんですか!?」
何でも商業ギルドがありそこに所属しているそうだ。
「申し訳ありません。力になれなくて」
「いえ大丈夫ですよ!気にしないで下さいね」
「貴方達が上手くいくように応援してますよ」
いつも通り柔和な笑みで俺達を送り出してくれた。
次はというと・・・
「おう!久しぶりだな!」
「お久しぶりです。リンカさん!」
「お久しぶりです〜」
「お久しぶりです」
次は鍛治師のリンカさんの元に来た。
互いに挨拶を交わすが・・・
「相変わらず元気ねーな、ユウ!」
バンバンと背中を叩いてくる。
「いや、別に元気がないわけでは」
ハッハッハッーーとバンバン叩かれる。
この人のテンションというかなんというかついていけない時がある。
まぁ、最初の印象としてひ弱な奴みたいな感じに思われて、女に守られて〜〜みたいなやり取りがあったからかな。悪い人ではない。
「ギルドか。悪いが断らせてもらう」
「えっ!どうしてですか!?」
サクラが問い詰めるがリンカさんはまぁ待てと落ち着いて言う。
「別にお前らと一緒が嫌という訳じゃないがあまり群れるのも好きじゃない。それに私は鍛治に全てを注ぎたい気持ちがある。ただの人数合わせでもいいのかもしれないが中途半端は嫌いだ」
「そうですか・・・残念です」
「悪いな。力になれなくて。でもお前のために強い武器はいくらでも作ってやる!素材は持ち込みだがな?」
「はい!ありがとうございます!」
俺達はリンカさんと別れた後、あの人の所へと行ってみた。
「嫌よ」
「そこをなんとか!」
俺達は最後に裁縫士のドロシーさんの所へと向かった。見事に拒絶されたが。
「私はね、良い服を作って可愛い子に着せたいのよ。ただそれだけ。後、何かめんどくさそうだし、ギルド」
(めんどくさいのか〜)
と心の中で思う。口にすると怖いから。
「そうですか・・・」
「ごめんなさいね」
「いえ大丈夫です。すみませんいきなり」
「いいのよ。それと・・・」
何か言いたそうだが何だろう?
「どうしたんですか?」
サクラも気になって尋ねる。
「いえ、気を悪くしたからもう服は着てくれないかと思って」
「そんなことないですよ!また可愛い服着せて下さいね!」
ミホも
「そうですよ〜」と言っている。
「良かったわ」
という感じで心当たりがある人を尋ねてはみたがだめだった。あっ、後途中で。
「やぁ!君たちか!僕だよカルニだよ!話が聞こえてきたが僕は孤高の存在でね。ギルドには入れないんだ!すまないね!ハッハッハッ!」
とカルニさんが勝手に喋るだけ喋り去って行った。何だったんだ・・・
ギルドメンバー集めは思っていたよりも難航しそうだ。
今まで出会ってきた人達を少しでも登場させることが出来て嬉しいです。




