30話:第ニ回イベント②
おはようございます、こんにちは、こんばんは^_^
とっしーです。この調子で頑張って投稿していくのでよろしくお願いします(^^)
第ニ回イベント(バトルロアイアル)
[side サクラ]
「おりゃーーーー!」
「ぐわっ!」
「とりゃーーーー!」
「ぐふっ!」
私はイベント空間を走りに走り、出会ったプレイヤーをばったばったと倒していた。
プレイヤーキラーのように見えるかもしれない。
「ふぅー、これで20人くらいかな?」
正直、倒したプレイヤーの数は覚えてはいないがかなりの数は倒せたと思う。
そんな休んでいる時・・・
「君は!あの時の親切なプレイヤーじゃないか!」
そこへ新たなプレイヤーが現れた。
「あっ、あなたは!誰でしたっけ?」
「僕だよ!カルニだ!レアなコカトリスの素材を貰った!」
「あっ」
そういえば、前に金色のコカトリスを倒した時、その素材を譲ってほしいと土下座をしてきたプレイヤーがいた。
「あの時はありがとう。そのおかげでほら!」
自分の装備を見せびらかす。カルニさんは全身金色の装備になっていた。
「眩しいですね・・・」
「そこじゃないだろ!見てくれこの美しさを!」
美しいかどうかは人それぞれの感性だからともかくとして、ホント眩しい。
「君達や他のプレイヤーからも素材を譲ってもらってね、やっとこの美しい装備が完成したよ」
色々なポーズをとって、見せびらかしてくるカルニさん。
「あのーそろそろ戦ってもよろしいでしょうか?」
「冷たいな君!?まぁ、いいだろう。この装備は美しいだけじゃないというところ見せてあげ・・・」
ヒュッ!
私は一瞬でカルニさんに近づき斬りつける。
「ちょっ、待った待った」
確かに防御力は高そうな装備だけど・・・
私は自分の持ち前のスピードでカルニさんを何回も斬りつけていく。
「待って!待ってくれー!この装備の真の力を・・・」
「これで終わりです!」
上段からの一太刀を振り下ろしカルニさんは脱落した。
なんか最後何か言おうとしてたけどまぁいいか。
リンさんや他のプレイヤーがいる観客席で、大きな歓声が起こっていた。
「サクラ選手、カルニ選手を打ち倒したーー!あの装備は飾りだったのかーー!?」
「「「おーーーー!」」」
「さすがサクラちゃんだぜ!」
「何だあいつ、ホントに見掛けだおしだよな」
歓声が起こっている時、モニターを見ると新たなプレイヤーがサクラに近づいていた。
「君がサクラだね」
「あなたは?」
「おっと、自己紹介がまだでした。私はゼクス。ギルド『白銀の剣』のリーダーをしております。
(ギルド『白銀の剣』、確かNEOでトップのギルド)
トップギルドのリーダーのゼクスさん、きっと強いのだろう。私の中の闘争心が燃え上がる。
どんな戦いが出来るか楽しみだ!
カルニさん、登場時俺と言っていますが、僕の方がいいなと思い直しました。
なんかナルシストなカルニさん。




