20話:ミホの装備とダンジョンへ
少し開きました、よろしくお願いします!
ミホがパーティーに入って数日が経った。
俺たちとの連携も上手くいきだし、戦闘も楽に終わる。
「今日はダンジョンに行こう!」
「急だな」
「急だね〜」
またサクラの急な提案で、ダンジョンに行こうという風になったが・・・
「ミホの装備はどうするんだ?」
そうミホの装備は初期装備のままである。
「あっ、そうだった」
「忘れてたのかよ」
ため息をついてしまう。
「なるほど〜、装備ね。確かにこのままではいけないよね〜」
「よし、ミホの装備を整えよう!」
「「おー」」
というわけで・・・
「私の所に来たわけね・・・」
ここは俺の装備を作るためにお世話になったドロシーさんのお店。
ここでミホの装備を作って貰うことになった。
「またそいつの装備?お断りだけど・・・」
「違いますよ、今日はこの子の装備を作って貰おうと」
「よろしくお願いしま〜す」
さすがミホ、この人に全然動揺してない。
「あなた、可愛いわね・・・ぜひウチの衣装着てもらいたいけど・・・」
「ごめんなさい、ドロシーさん。それはまた今度でもいいですか?」
「仕方ないわね・・・」
「また前みたいに素材を持ってこなきゃですか?」
「いえ、出来てあるのもあるからそれを売ってあげる・・・」
「ありがとうございます!」
「待って〜、私お金ないけど〜」
「今回は私たちが払うよ、ユウが」
「俺かよ!」
この前のパフェみたいだ。
そんなわけで・・・
「ミホの装備が出来ましたー」
「ありがとね〜サクラ」
「払ったのは俺だけどな」
という会話をしつつ俺たちはダンジョンに向かった。
「ここがそうなのか?」
「うん」
前の土竜のように洞窟型のダンジョンみたいだ。
「いや〜緊張するね〜」
「全然緊張してなさそうだけど」
ここのダンジョンは五階層に分かれていて、それぞれの層にボスがいるみたいだが・・・
「四階層のボスが強いみたいでそこから先の情報がないみたい」
「難しそうなダンジョンだな」
「そうだね〜」
「でも私たちには必殺技があるのだー」
「必殺技?」
そう、ここぞという時に使ってミホをビックリさせたかったみたいだ。
「見たら分かるよ、さあ行こう!」
「おー」
というわけで俺たち三人でこのダンジョンに挑むことになった。




