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~本谷 真奈の場合~

はじめて書いております。

初投稿。初小説もどきです。誤字脱字、言い回しなど間違いがあるとは思いますが、優しく教えていただけたら嬉しいです。


また言い回しに不愉快な思いをされる方がいらっしゃったら、バックしてください。

                      1



私の名前は、本谷もとや 真奈まな


アラサー。独身。彼氏なし。


平均身長に、平均より少し軽い体重。

胸は平均よりやや劣るのが悩みだけど、こんなのいくらでも挽回できるよね。

髪は一度も染めたことがなく、何だったらパーマもカールもしたことがない直毛。肩にかかるかかからない程度にいつも揃えている。

見た目は・・・どうだろう。悪くないと自分では思っている。

容姿について周りから言われたことはないし、揶揄されたこともない。

ただ表情が暗いと言われたことはあるけど、それだけだ。

私だって普通に笑いもすれば怒ったりもするから、しばらくすればそんな事も言われなくなった。

ただ、イロイロ不満はある。

こんなハズじゃあなかった。

私の人生っ。

もっと、もっと、イロイロ輝いていたはずなのにっっっ‼



私の将来設計では、今頃ステキな旦那様が居て、カワイイ子供の一人や二人が居て、毎日が幸せでラブラブになっているはずだったのに、なのに、何でこうなったっっっ

私は悪くない。

絶対に‼

だって私、何もやってない。周りにも迷惑かけてないし、っていうか。むしろ、他の誰より仕事だって一生懸命にやっているのに。でも、誰も認めてくれない。

「ありがとう」って言葉も言ってくれない。

これだけやってるのに。頑張っているのに。

自分の休みだって返上して、カバーして。他の従業員達の休日要望だって聞いてあげてシフト作っているのに、でも皆はそれが当然って顔をして私に文句ばっかり言ってくる。

私だって、好きでこんな仕事(シフト作成)なんてしている訳じゃあない。

他に誰もやりたがらなかったから、だから仕方なくやってあげているのにっっ

今までの部署も移動させられて、ぜんぜんやったこともない仕事だって『社員』だからってパートのおばちゃん達に押し付けられて、他の人のやったミスも私が悪いみたいに言われて、やること全部に文句言われて、絶対に私、いじめられている。

私が、大卒だからやっかんでる。(ちなみに、院もでてるしっっ)

パートが多い職場だから、社員である私をやっかんでるっっ

私が自分たちより若いから、僻んでるっっっ

でも、そんなの私のせいじゃあないじゃあない

何でこうなった‼

どこで私の人生、間違ったんだろうっっ



私には、姉と妹がいる。

周りからは「全然、似てないね」って言われるけど、姉妹仲はそんなに悪くない。むしろ、仲は良い。

私が大学進学のため家を出ている間に、姉と妹が続けて結婚して、2人には子供もいる。叔母さんとして、姪っ子甥っ子は可愛いし、可愛がってもいる。

今は旦那さんの都合で二人とも関西に居るから、たまには有給取って遊びにも行っているもの。

大学に進学したのは、私だけ。

2人は高校を卒業したら、すぐに就職した。

私の住んでいた所は田舎だけど、そこそこ人も物流もそろっている。

近くには温泉宿もあるし、観光客も来るし。小京都と言われている街までは、車で1時間程度の所にあるから、住むのに不自由はない。

だから親に乞われるまま、卒業間近なのにまだ就職先が決まっていなかった私は地元に帰ってきた。


選り好みしなければ、確かに仕事はあった。

でも何かしっくりこなくって、イロイロ面接も受けているけど決まらなくて、いつまでも遊んでいる訳にはいかないから近くのコンビニでアルバイトしながら仕事も探していた。

ただ、バカにするわけではないけどコンビニの仕事は私には合わなかった。

お客も同僚も、私に何でも言ってくるし、すぐに怒りだすし。

シフトは不規則だし・・・・これじゃあ、仕事も余計に探せないって思った。

だから、今度は地元でもそこそこ大きい書店に勤めることにした。常時、バイト募集しているし。社員登用制度もあるし。本を読むのは嫌いじゃあないし。なんだったら、嫌なら辞めれば良いものね。

本当は楽そうな書店の方に行きたかったけど、そこは大手レンタル会社とも提携していたからレンタル業務の方に回されてしまった。

でも、その方が結果的には良かったかな。

だって書店の方は、口うるさいおばさん達が多かったし。女の店長はヒステリックだったし。

レンタル方は、パートとバイトばっかりだけど歳が近いから話していても楽しい。利用しているお客とも気軽に喋れるし。たまにはクレーマーっぽい客もいないことはないけど、概ねみんな優しい。

おばさん達に見つかったら煩いけど、1階と2階とに区分けされてるから、そんなに顔を合わせることもないしね。


今 思えば私にとってこの時が、一番絶好調の時だったんだよね。

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