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自殺することの意味

作者: ふうりん

 あなたは自殺をしようと一度でも考えたことがありますか?

 

 私はあります。








 人生、全てのことが上手くいくことなんて、早々にない。


 全てのことが上手くいく人間はそうはいない。


 失敗すれば、苦い経験をする。

 

 それをすぐに糧にできる人はあまりいない。


 人生なんて、九割ぐらいは辛いことの繰り返した。


 勉強、クラブ、満員電車、上司からパワハラ、セクハラ


 数えることが嫌になる。


 最近では、自殺者は世間の見世物にされる。


 名前を控えるように忠告しても、世間は発表する。


 自分の命を決定することすら自由にさせてもらえない。


 日々辛いことが延々と繰り返される地獄、それこそが人生だ。


 そんな地獄で生きて、生きて、生きて、生きて、何になる。


 種の保存か、それとも愛か。


 考えることを放棄してしまいそうだ。


 ホームセンターでロープを買い、どこかに吊るす。


 タオルをロープにかけると、痛みが和らぐらしい。


 そんなものいらない。今まで受けた苦痛に比べれば、痛みなど、大したことではない。

 

 準備は整った。


 あとは自分の命を絶つだけだ。


 けれど、けれど、けれど、できない。



 






 人間か、動物か、命あるものか、その抑止力が働き、走馬燈を見せる。楽しかったこと、うれしかったこと、今まであった嬉しいことを一瞬で思い出させて来る。


 そして、やっとわかった。



 私は幸せだったんだ。



私は、他人が自殺することを止めることはできません。自殺は一種の解放だと思っています。


走馬燈が見えなかった人は、相当病んでいると思います。早めに精神科に行くことをお勧めします。


きっとあなたが死ぬことで悲しむひとがいます。

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